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日々更新される音楽情報を雑談を交えて文字化するWebzine

Y2Kリバイバルで復活間近? ダフト・パンクに代表される「フレンチ・ハウス」とは――歴史、音楽性、制作TIPSをまとめてご紹介

2021年に突如解散を発表し、世界中の音楽ファンに大きな衝撃を与えたDaft Punk(ダフト・パンク)。今年は1997年にリリースされたフレンチ・ハウスの名盤として知られるデビューアルバム『Homework』がリリースから25周年を迎え、本人たちは表に出てこないも…

リズムマシンの名機「TR-808」の歴史や名曲から、現在の新たな活用方法&チュートリアルまでまとめてチェック!

8月8日は、Rolandが開発した“リズムマシンの名機”のひとつ、TR-808を祝す日です。 毎年、Rolandは、この日を“#808day”として、TR-808に関する特設サイトを公開したり、SNSでユーザーにTR-808に関連した画像や動画の投稿を呼びかけたりしています。#808dayは…

イギリスで音楽産業の課題に関する議論が進む背景とは? 政府や公共機関による文化支援とミュージシャンによるロビイングの歴史を振り返る

文化芸術が市民生活に根づくイギリス これまでにThe Beatlesを始め、数々の有名アーティストだけでなく、時代を席巻した音楽ジャンルを世に送り出してきた音楽大国・イギリス。 そんな同国で最近、イギリス議会のイギリス下院デジタル・文化・メディア・スポ…

イギリス議会の特別委員会が現行のストリーミングによるロイヤリティ分配モデルのリセットを主張。ミュージシャンの経済的な問題解決に向けて出された提言とは?

「音楽大国」イギリスにおける文化政策の新たな動き 60年代に流行した「スウィンギング・シックスティーズ」というカルチャーの中からThe Beatlesを輩出して以降、イギリスは各年代において、世界の音楽カルチャーを牽引してきました。

Kamuiインタビュー クラウドファンディング成功率300%超えのアルバム『YC2.5』とヒップホップカルチャーのゆくえを語る

今年6月に自身のイベント&ワンマンライブを2夜連続で渋谷WWWにて開催し大成功を納めたヒップホップアーティストのKamuiが、8月4日に昨年リリースされたアルバム『YC2』のデラックスver.となる『YC2.5』をリリースした。

アニソン・日本民謡・サントラなどの音源を合法的にサンプリング可能に! Tracklib×バンダイナムコミュージックライブの取り組みを担当者に訊く

サンプリングライセンスの販売サービス・Tracklib。Soundmain Storeのような著作権フリーの音源素材を販売するサイトとは異なり、ユーザーはTracklibに月額課金をすることで、同サービスにライセンスが委託されている既存レーベルからリリース済の作品のダウ…

音楽トレンドの変化とともに注目、ビンテージ機材の質感を再現する「フィジカルモデリング」技術

音楽シーンのトレンドの変化とともに、音楽クリエイターの間で人気になる制作機材のトレンドも変化しています。 例えば、ダブステップやフューチャーベース、EDMが音楽シーンでトレンド化した2010年代では、強烈なワブルベースやリードを作るのに欠かせないN…

「音楽クリエイターのための総合代理店であり、コミュニティでありたい」――設立10周年を迎えたPlugin Boutiqueにインタビュー

音楽クリエイターであれば、プロ・アマ問わず、一度は利用したことがあるであろうプラグインの総合代理店サイト「Plugin Boutique」。 2012年にローンチされたPlugin Boutiqueでは、これまでに数多くのプラグインをはじめ、ソフトシンセ用のプリセット、チュ…

Makotoインタビュー 日本人ドラムンベースプロデューサーのパイオニアが語る、アフターコロナのドラムンベースシーンと楽曲制作

1999年にLTJ Bukem率いる名門ドラムンベース・レーベル「Good Looking Records」と日本人として初のアーティスト契約を結び、一躍日本クラブミュージック・シーンの“時の人”となったMakotoさん。 そんなMakotoさんは、現在、再び盛り上がりを見せるヨーロッ…

「Flow Machines」開発スタッフインタビュー ソニーCSLのAIアシスト楽曲制作ツールから探る、今後の音楽クリエイターとAIの関係性

近年、さまざまな分野でAIの活用が進んでいます。音楽制作の場面でもAIが活用されるケースは増えており、Soundmainが提供するブラウザベースのDAW「Soundmain Studio」に搭載された音源分離機能や歌声合成機能のほか、作曲支援やサンプルの分類や自動生成な…

今、最も人気のダンスミュージック「テックハウス」とは? 歴史、音楽性、制作TIPSをまとめてご紹介

ダンスミュージックにおける代表的なジャンルのひとつとして、「ハウス(・ミュージック)」を挙げる人は少なくないと思います。しかし、一口にハウスと言っても、その中にはシカゴハウス、ニューヨークハウス、ディープハウス、フレンチハウス、エレクトロ…

DTM初心者必見! Disclosureも愛用する指一本でコードが鳴らせる作曲テクニック“サンプル・コード”とは?

DTMを初めたばかりの初心者がつまずきがちなポイントとして多くの人が挙げるものと言えば、コード。 例えば、シンセやギター系のプラグインで作る単音のメロディーのようなフレーズは、音楽の知識がなくとも鼻歌をなぞるような感じで作ることができます。で…

“メタバース”、“VRモジュラーシンセ”、バーチャル空間で広がる音楽クリエイターの可能性

昨年はコロナ禍の影響でバーチャルライブが勃興し、今年はNFTブームが音楽業界にも波及。最新のバーチャルテクノロジーに関連した音楽マーケットが、音楽クリエイターにとって新たな体験を生み出すきっかけや収益源になっていく可能性が高まっています。 昨…

作曲・リリースまで可能なAI作曲プラットフォーム!? 米スタートアップ「Boomy」が目指す世界をCEOインタビューで紐解く

イラストやビジュアルの分野における画像生成AIや、チャットボット「ChatGPT」に注目が集まって以降、ここ日本でもAIの活用が話題になっています。 今年に入って文章の記述に基づいてAIが音楽を生成する「MusicLM」をGoogleが発表するなど、音楽の分野におい…

人気再燃中の「ドラムンベース」とは? ジャンルの成り立ちや特徴、楽曲制作TIPSまでご紹介

現在、ダンスミュージックのジャンルであるドラムンベースに再び注目が集まっています。そのきっかけとなったのは、現在20歳のイギリス出身のシンガーソングライター、PinkPantheressです。 PinkPantheress「just for me」 PinkPantheressは、昨年、UKガラー…

Ultra Japanの復活で再び注目が集まる「EDM」とは? ジャンル内トレンドの変遷、制作TIPSをまとめてご紹介

2020年から世界中を混乱に陥れたコロナ禍。しかし欧米では昨夏ごろから収束傾向にあると捉えられており、開催延期を余儀なくされていた音楽フェスの多くが復活してきています。

メタバースはDJやアーティストにどのような影響を与える? VRワールドツアーを行ったTREKKIE TRAXに聞いてみた

コロナ禍以降、国内外の大物アーティストが次々にバーチャルライブに取り組んできたことで、今では音楽ファンの間にもバーチャルライブがずいぶん浸透した印象があります。 また、バーチャルライブの舞台としても知られるゲーム『フォートナイト』を先駆けと…

「制約があるからこそクリエイティビティが刺激される」 STEEEZO “EEE”に聞く、「OP-1」を使ったビートメイキングの魅力

今年6月に、teenage engineeringが開発・販売するスピーカー内蔵の24鍵シンセ「OP-1」がリニューアル。新たに100の新機能を搭載した「OP-1 field」がリリースされ、大きな話題になりました。 2010年に発表されたOP-1は、8ビットからFMまで複数のシンセ・エン…

今、イギリスで盛り上がるヒップホップジャンル「UKドリル」とは? ジャンルの特徴から楽曲制作に使えるTipsまでをピックアップしてご紹介!

イギリスでは現在、2010年代半ば以降、同国の音楽シーンを席巻したグライムリバイバルの人気がピークを迎え、それと入れ替わる形で新たに「UKドリル」と呼ばれるジャンルが台頭し、人気になっています。 昨年あたりからUKドリルを特集するメディアも増え、今…

人気再燃中の「UKガラージ」とは? 有名アーティストによるおすすめ制作チュートリアル動画をご紹介

先日、音楽ライブ配信プラットフォーム「Boiler Room」で配信されていたマンチェスターを拠点に活動するUKガラージシーンの新鋭DJ/プロデューサー・SaluteのDJセットを視聴したのですが、これが非常に素晴らしい内容でした。 この配信はオーストリア・ウィー…

「音楽が社会と関わる」領域を拡げるために――サウンドデザイナー/テクノアーティスト・日山豪(AISO)インタビュー

世界最高峰のクラブ「Berghain(ベルグハイン)」への出演など、国内外で活躍してきたテクノアーティスト日山豪さん。カフェやホテルなどの商業施設に導入されている「“終わらない音楽”を構築し続ける」デバイス・AISOの企画開発を手がけるなど、サウンドデ…

多様化する音楽クリエイターのマネタイズにおいて大切なことは? 音楽NFTのリリースに取り組んだREMO-CONにインタビュー

昨年初めに起きた世界的なNFTブームを受けて、音楽シーンでもNFTの活用例が増えています。 デジタルアルバムの販売のみならず、アーティストのファンクラブのデジタル会員証への活用や、DJとプロデューサーの収益格差解消を目指し、NFTを活用したDJミックス…

南アフリカ発のダンスミュージック「Amapiano(アマピアノ)」とは? 「和製アマピアノ」をリリースした日本人プロデューサーが作り方を解説

現在、Amapiano(アマピアノ)という南アフリカ発祥の新たな音楽ジャンルに世界中から注目が集まっています。 ここ日本でも今年に入ってから、SNSでそのジャンル名を見かけることが少なくありません。そんな中、昨年、東京のコレクティブ「TYO GQOM」を母体…

SNSで話題のビジュアル楽器「touch:waves」を生んだRolandの“部活”・R-MONO Labにインタビュー!

「TR-808」「TR-909」「TB-303」など、現代の音楽制作において欠かすことのできない数々のリズムマシンやシンセサイザーをこれまでに多くの音楽クリエイターに提供してきた楽器メーカーRoland。 そんな同社には実は、本業とは関係なく個人でユニークなプロダ…

エレクトロミュージックとパンクロックの結節点、00年代リバイバルの中で再評価進む「ダンスパンク」とは

2020年代を迎えて以降、音楽シーンでは2000年代前後のメインストリームで人気を博していたエモロックやポップパンクのほか、同時期に人気を博していたダンスポップ、UKガラージといった音楽ジャンルの人気が再燃するY2Kリバイバルが加速しています。 これら…

ボルチモア・ブレイクス/ジャージー・クラブとは? NewJeansやリル・ウジー・ヴァートの楽曲で注目集まるジャンルの歴史と制作TIPSをご紹介

2022年はヒップホップ/R&Bシーンを代表するドレイクやビヨンセが新作アルバムでハウスを取り入れたことが大きな話題になりました。 その影響によりハウスとラップの融合という大きな流れが生まれたことで、同年はラッパーとハウスDJのコラボも増加。ケイトラ…

Y2Kリバイバルでエレクトロクラッシュやニューレイヴが復活!? “ネオエレクトロクラッシュ/ニューレイヴ”な音楽とは

昨年頃からポップカルチャーの分野において、2000年代前後の流行が再解釈され、その人気が復権する「Y2Kリバイバル」という現象が見られるようになってきましたが、2023年はその傾向がさらに加速している印象を受けます。 音楽シーンでもその傾向は目立ち始…

「今のDJにはないスリリングさがある」 80kidz JUNが語る、ハードウェアを介した電子音楽パフォーマンス「マシンライブ」の魅力

近年、音楽クリエイターの間でモジュラーシンセ人気が高まると同時に、ハードのシンセやシーケンサー/サンプラー、ドラムマシンを使って行うマシンライブにもにわかに注目が集まっています。 DJセットとライブの両方を行き来しながら日本のエレクトロニック…

AIと音楽家がよりクリエイティブな関係性を築くには? AI研究者・アーティスト・DJの徳井直生(Qosmo Inc.)に訊く

昨年はイラストなど、ビジュアルの分野で画像生成AIの活用に注目が集まりました。音楽制作の分野においても、Soundmain Studioにも搭載されている音源分離・歌声合成機能を始め、AI技術を活用したさまざまな音楽ツールが発表されています。 2023年以降の音楽…

ザ・ビートルズ、TR-808、そしてAIへ――ソニーコンピュータサイエンス研究所パリ・音楽チームの研究者が語る「作曲」の未来

ソニーコンピュータサイエンス研究所パリ(ソニーCSLパリ)の音楽チームにて、AI作曲アシストツールなど最先端の音楽テクノロジーの研究開発を行っているエマニュエル・デルティーさんが今年1月に来日しました。