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Makotoインタビュー 日本人ドラムンベースプロデューサーのパイオニアが語る、アフターコロナのドラムンベースシーンと楽曲制作

1999年にLTJ Bukem率いる名門ドラムンベース・レーベル「Good Looking Records」と日本人として初のアーティスト契約を結び、一躍日本クラブミュージック・シーンの“時の人”となったMakotoさん。

そんなMakotoさんは、現在、再び盛り上がりを見せるヨーロッパのドラムンベース・シーンの中心地ロンドンを拠点に活動中。今年4月には、London Elektricity率いる人気ドラムンベースレーベル「Hospital Records」から、新たに2019年の『Tomodachi Sessions』以来となる最新アルバム『Motion Of Change』をリリースしています。

しかし、コロナ禍の影響を受けて、Makotoさんが拠点とするイギリスのクラブシーンは昨年夏までの長きに渡り停滞を余儀なくされていました。そのような厳しい状況の中で、いかにしてMakotoさんはアルバム制作を行ってきたのでしょうか?

今回はコロナ禍以降の現地のドラムンベースシーンの状況などもお聞きしつつ、アルバム制作にまつわる話やその期間に新たに導入した機材、さらには新たに修得したドラムンベース制作に使える実践的な制作テクニックなどについてお伺いしました。

 

 

 2022年、ドラムンベースシーンの現在

ーー最近、イギリスではドラムンベースがリバイバルしているようですが、実際に現地で活動するドラムンベースプロデューサーとしては、このような動きをどう捉えていますか?

ドラムンベースがリバイバルしているのはここ5〜6年の話かなと思います。イギリスでダブステップがすごく流行した時期に一度停滞しましたが、そのダブステップのブームが去った後に人気が復活して、それが今もまだ続いているというか。急にリバイバルした感じはあまりないですね。

ただ、イギリスはドラムンベース発祥の国なので、50代の人と会ってもドラムンベースの話になることがあるし、昼間のイベントに行くと親子で遊びに来ている人も見かけます。そういう様子を見ているとシーンがすごく根付いていることを実感します。

ーーコロナ禍でイギリスのクラブシーンは長らく停滞を余儀なくされましたが、それを経た今の現地のドラムンベースシーンでは最近はどういった動きが見られますか?

コロナ禍でシーンがストップしたことで、人気のあるプロデューサーやサウンドのトレンドが変化することになるかもしれないと思っていたのですが、実際は単にストップしていただけというか。あまり大きな変化はありませんでした(笑)。

とはいえ、曲のスタイルでいえば、コロナ禍でメロウな曲を作り始めたプロデューサーもいます。でも、それが実際のパーティーでトレンドになっているかと言われたら、そんなことはないですね。

ただ、コロナ禍の最初の頃に起きたBLM(Black Lives Matter)をきっかけにどのフェスやイベントでも人種や性差のギャップをなくして、ラインナップをなるべく平等にしていく動きは急速に拡大しました。例えば、最近ではどんなイベントでも女性のDJがブッキングされるようになりましたが、そういった誰にでもチャンスが平等に与えられる機会が増えたことは、イギリスの音楽シーンにとっては非常に大きな変化だったと思います。そのおかげでドラムンベースシーンでもDJをしながら歌う女性のプロデューサーだったり、新しい才能がたくさん世に出てくるようになりましたね。

コロナ禍で曲作りに専念、完成した新作『Motion Of Change』

ーーコロナ禍はMakotoさんの音楽活動や最新アルバム『Motion Of Change』にどういった影響を与えましたか?

特に大きな影響はなかったのですが、時間があり余っていたのでその時間を使って曲をたくさん作っていました。それをストックしていたら、今回アルバムをリリースしたレーベルの「Hospital」からアルバムリリースを提案されて。収録できそうな曲がある程度たまってきた段階でレーベル側に締切を設定されたので、最後はすごく追い込まれながらアルバムを完成させることになりました。

(コロナ禍という状況は)最初は集中して曲作りができるからすごく良かったんですけど、曲を作っても以前のように聞き手の反応を得ることができなかったことに関しては、後々つらさを感じるようになりました。

ーーイギリスでは去年の夏ごろからシーンが再び動き出しましたが、それに伴いMakotoさんのモチベーションも変わってきましたか?

(モチベーションは)上向いてきましたね。ただ、コロナ明けに最初にDJイベントに出たときは、いきなり何千人もの人の前でDJすることになったのであまり現実味がなかったです(笑)。その後はDJも忙しくなってきて、その分制作に充てることができる時間が少なくなりました。それで制作がすごく追い込まれることにもなりましたが、DJができるようになったことで制作も頑張れるようになったのはモチベーションになりましたね。

ーー最新アルバム『Motion Of Change』では、どのようなところに特にこだわって制作されたのでしょうか?

さっきも話した通り、今回に関しては元々アルバムを作るつもりで制作していたわけではなかったので、特に何か強いこだわりはありません。ただ、気がついたらボーカル曲がほとんどのアルバムになっていました。それとロックダウン中に色々と自分の弱点を見直したので、その改善のための努力はしました。

『Motion Of Change』収録楽曲「What You Need (feat. Vonné)」Official Video

ーーちなみにその改善に取り組んだ弱点というのは?

以前、自分の曲がコンピレーションに収録された時に他の曲と比べて自分の曲のドラムの音圧は低いと感じていました。それをなかなか克服できなかったんですけど、ロックダウン中に最近のダンスミュージックのエンジニアリングに関するチュートリアル動画を見たり、勉強することでその弱点を克服することができました。

Makotoさんが参考にしたというチュートリアル動画 ①
Makotoさんが参考にしたというチュートリアル動画②

ーードラムの音圧に関しては、MakotoさんともコラボしているMountainさんも以前、日本と海外のドラムンベースの違いの一例として挙げていました。

これに関しては、大きな音を出せる環境があるかどうかの違いもあると思います。特にキックの場合は、やっぱり大きな音で聴かないと音圧がちゃんと出ているかどうかがわかりづらいですね。

ーー『Motion Of Change』は、歌モノの曲が多くなったとのことですが、ボーカルをミックスする時はどんなことを意識しているのでしょうか?

ドラムンベースは、ほとんどの帯域が全部ドラムで埋まってしまう音楽なので、それに対してどうやってボーカルを入れるのかのさじ加減がすごく難しいんです。だから、ボーカルをトラックにミックスしていく時は、いつもボーカルに対してそのスペースをちゃんと作ることを意識しています。それとボーカルをどうやって処理していくかも歌モノのドラムンベースを作る上では非常に重要です。

具体的に言うとドラムはそのままだけど、ウワモノが鳴っている時はサイドチェインでボーカルに対して、例えばスレッショルドを下げていき、1-2dbウワモノをボーカルに対してリダクションするようにしています。あとはボーカルにいろいろなプラグインをかけて処理していきます。

ただ、そうしてしまうとCPU負荷が高くなりすぎて、1台のPCではハンドルできなくなってしまうので、いつもはボーカルだけのプロジェクトを別に作っています。最終的にはそこでミックスしたボーカルを別に作ったバックトラックのプロジェクトに入れて、そこで合体させるようにしていますね。

それとCPU負荷と関連した話で言えば、「Acustica Audio」のアナログ機材をシミュレートしたプラグインは、CPU負荷がめちゃくちゃ高い代わりに実機と聴き比べてもほとんど違いがわからないくらい音が良くなるので、今回のアルバムではかなり使いました。

Acustica Audioのストア
https://www.acustica-audio.com/store

ドラムの音圧を上げるために導入した環境

ーー今プラグインの話も出ましたが、最近はどういった機材セットアップで制作されていますか? また『Motion Of Change』制作のために新たに導入した機材はありますか?

基本的には2年前にインタビューしていただいた時と同じ(MacとGenelecのスピーカーを使用)ですが、最近、Focalのヘッドフォンを買い足しました。それとどこかのスタジオにいるような環境で音をモニタリングできるAcusticaの「Sienna」というプラグインを一緒に使いながら、今回のアルバム収録曲のほとんどをミックスしました。実際にスタジオに行ったのはキックやベースといった低音部分の調整の時くらいです。

正直、それまでもスピーカーで大きな音を出しながら音楽制作していたわけではないのですが、そのプラグインを使い始めた時に「これだったらヘッドフォンでもミックスできるかも」と思いました。

前回のインタビューでは、Hospitalから伝授されたテクニックのことを教えていただきましたが、それ以降にマスターした新しい制作テクニックはありますか? 

以前は、サイドチェイン・コンプレッションをエフェクトとして使うことはありましたけど、“音の居場所を作る”という感じではあまり使ってなかったんです。

ハウスやテクノのような4つ打ちなら、キックがなる時にベースがコンプレッションされて下がると言うのは知っていたんですが、ドラムンベースのようにサブベースが強いジャンルでは使ったことがなかったんですよね。


Makotoが語る、最先端サウンド・デザインを用いた制作スキルの磨き方(インタビュー 2/3) – Soundmain

これはさっき話したドラムの音圧をいかに上げるかという話にも繋がることですが、一番変わったのはクリッパー(オーディオ信号が0dbを超えるのを防ぐプラグイン)を使うようになったことですね。

昔はドラムの音圧を上げるためにアナログミキサーを使って、音が歪む手前でミキサーを止めるという手法を使っていたんですが、一時期制作機材が全部プラグインに変わったことで、作る音がクリーンになりすぎてしまったことがありました。

最近はクリッパーの他にもプリアンプをシュミレートしたプラグインなどがたくさん出てきたことで、以前自分がアナログ機材を使ってやっていた手法がプラグインでもできるようになりました。ドラムの音圧もすごく上がるし、音も歪む手前で”ラウド”な状態にすることができます。

今回のアルバム制作時にはクリッパーを10種類くらい購入した上で、ひとつひとつ使った時にどんな音になるか試していきました。今はベースやドラムなど各パートごとにいろいろなクリッパーを使い分けています。

クリッパーを使った音圧の上げ方を解説した動画

あと、少し前まではマスターアウトには何もプラグインを使っていませんでしたが、今はマスタリングで自分がイメージした音を変えられてしまうのが嫌なので、EQやクリッパーを使いながら、自分でミックスし、最終的にリミッターだけを外して、マスタリングに出すようにしています。そうすると音圧だけが上がった状態でトラックが返ってくるので、マスタリング後に曲のイメージが大きく変わることはありません。こういったことは以前はやっていなかったので前回のアルバム制作時とは大きく違う点ですね。

流麗なメロディとグルーヴ感をドラムンベースで出す秘訣

ーーMakotoさんの楽曲はメロディが流麗ですが、そのようなメロディやコード進行を作る上でいつもどんなことを心がけていますか?

メロディやコード進行に関しては、まず自分が気持ちいいものにしないとダメだと思っています。僕が作る曲は全部コード進行を作るところから始まり、その後にドラム、ベースという感じで制作を進めていきます。だから、逆にベースから作ることはできないんですよ。

コード進行は、なんとなくキーボードを弾いているうちにできてしまうこともあります。とはいえ、そればかりだと手癖でしか作れなくなってしまうので、それを避けるために例えばドラムンベース以外の曲を作る時は、自分が良いなと思った曲のコード進行をリファレンスしながら自分なりにアレンジすることもあります。

『Motion Of Change』収録楽曲「Maybe We’ll Make It (feat. Mark Force & Archaik)」Official Video

ーードラムパートを作る時はどういったことを意識されているのでしょうか?

ドラムのパターンを作る時は、いつもグルーヴをどうやって出していくかを意識しています。というのもドラムンベースは曲のBPMがすごく速いため、そもそもグルーヴを出すこと自体が他のジャンルよりも難しいんです。

ヒップホップの場合は、ちょっとズラして打ち込むと特有のグルーヴを出すことができますが、BPMが速いドラムンベースの場合は、全部の音がグリッドに沿ってタイトに打ち込まれていないとグルーヴを出すことができません。だから、その中でどうやってグルーヴを出すかを考えていくことが非常に重要になってきます。

そういうこともあって、僕は元々グルーヴが出ているブレイクビーツを使い、それに重ねるようにタイトにドラムを打ち込むことでグルーヴを出すようにしています。

ーーその時のブレイクビーツはサンプルパックに入っているものを使っているのでしょうか?

いえ、昔からストックしてきた自分で7インチのオリジナルレコードからサンプリングしたものを使っています。同じブレイクビーツでもやっぱりオリジナルのほうが音が良いし、ピッチの変え方によって、音が全然変わってきます。それにEQやコンプレッサーのかけ方も人によって違うので、それが何もない状態のブレイクビーツを自分で加工したものを使う方が僕としてもやりやすいですね。

ブレイクビーツのストックを持っている今はほとんどやりませんが、昔はサンプリングしたブレイクビーツをスライスして、再構築することを1日中やっていた時期もありました(笑)。

ブレイクビーツをDAWでスライスして再構築する例

ーーちなみにワンショットサンプルに関しても自分だけのコレクションもお持ちですか?

ほとんどのワンショットサンプルは「Splice」にあるものを使っています。でも、ドラムパートに関わるものだとキックとスネアは自分が気に入っているものが別にいくつかあるのでそれを使っていますね。 

初心者がドラムンベースを制作する上でおすすめのサンプルパックや機材、チュートリアルがあれば教えてください。

DJ ZincやS.P.YがBandcampで販売しているサンプルパックの内容はすごく良かったですね。それとソフトシンセは最近Arturiaの「Juno 60」をシミュレートした「Jun-6 V」を使っていますが、今回のアルバムは、ほとんどこれで作っています。

Arturia「Jun-6 V」のプロモーションムービー

それとKORGのKORG Collection「M1」とRoland Cloudも気に入っています。最近はこういった、昔自分も実機で使っていたシンセのシュミレート版の音がすごく良くなり、実機とほとんど変わらなくなってきたので、よく使うようになりました。

KORG Collection「M1」の紹介動画

チュートリアルに関しては、有名EDMプロデューサーのエンジニアをやっているLuca Pretolesiのミキシング関連のチュートリアルがおすすめですね。彼のチュートリアルはいくつかあって、ドラムンベースに限らずダンスミュージック全般に使える内容になっているのでおすすめです。

Luca Pretolesiによるチュートリアル動画のいくつかは、「mymixlab」の公式YouTubeで配信されている。

Makotoさんおすすめのチュートリアル動画は、サイト「mymixlab」で購入可能。

「日本にまだクールなイメージがある」

ーーMakotoさんは世界を舞台に活躍する日本人ドラムンベースプロデューサーのパイオニアですが、今と昔ではその敷居の高さは変わったと思いますか?

これだけPCで音楽が作れるようになって、インターネットで曲が発表できたり、デモもEメールで送れるようになった今は、以前と違ってチャンスはどの国に住んでいる人にもあると思いますね。だから、「日本に住んでいるから、そこでしかチャンスがない」と思い込んでしまうのはもったいない。どこの誰にでもアクセスできるという時代の利点をもっと活用していくべきだと思います。

ただ、自分が拠点をロンドンに移した理由の中で1番大きかったのは、やはり日本は地理的にどこに行くにしてもすごく遠いということ。音楽を作るだけであれば、日本にいてもなんの問題もありません。ただ、お金を稼ぐとなるとやっぱりDJやライブをする必要が出てきますし、そうなると日本はすごく遠い。その部分が時間的にも金銭的にもネックになっていたんですよね。

それと日本人が世界で活躍したいのであれば、やっぱり英語力は必須です。例えば、音楽制作に関する話は英語がわからなくても分かり合える部分がありますが、お金の話はそうはいきません。日本人は英語を読むことができる人は多いのですが、ちゃんと聞いて話すことができる人は少ない。特にお金に関する交渉は、かなりタフなので、英語ができないとやっぱり厳しいですね。特に海外を拠点にしながら音楽で食べていきたい場合は、そういうことの交渉ができるくらいの英語力は必要だと思います。

ーー日本の若手ドラムンベースプロデューサーが海外で認められるにはどのような“武器“が必要だと思いますか?

最近は曲の作り方もYouTubeを見ればわかるし、機材もプラグインだとどこにいても同じようなものが買えます。その意味ではプロデューサーの実力的な部分ではあまり差はないと思いますし、成功するための条件自体もフラットになったような気がします。あとはそこでどうやって他の国の人にできないことをやっていくかだと思いますね。

例えば、イギリス人からすると日本ってまだクールなイメージがある国なんですよ。なので、そういう風に思われている国ならではのアイデンティティを出していくことが大事というか。ドラムンベースの本場がヨーロッパだからといって、そこのトレンドに寄せていくだけでなく、それはそれで押さえつつもそこに何か日本人らしさを盛り込んでいくことが大切だと思っています。

取材・文:Jun Fukunaga

Makoto プロフィール

Drum & Bass のミュージカル・サイドを代表するレーベル、LTJ BukmeのGood Looking Recordsの専属アーティストとして1998年にデビュー以来、ソウル、ジャズ感覚溢れる感動的な楽曲を次々に生み出し、アルバム『Human Elements』(03年)、『Believe In My Soul』(07年)、そしてDJ MarkyのInnerground, FabioのCreative Source, DJ ZincのBingo等から数々の楽曲を発表。DJとしては『Progression Sessions 9 – Live In Japan 2003』, 『DJ Marky & Friends Presents Makoto』のミックスCDを発表し、世界30カ国、100都市以上を周り、数千、数万のクラウドを歓喜させ、その実⼒を余すところなく証明し続けてきた、日本を代表するインターナショナルなトップDJ/プロデューサーである。その後、自らのレーベルHuman Elementsに活動の基盤を移し、2011年にアルバム『Souled Out』を発表、フルバンドでのライヴを収録した『Live @ Motion Blue Yokohama』を経て2013年に”Souled Out“3部作の完結となる『Souled Out Remixed』をリリース。2015年にはUKの熟練プロデューサー、A Sidesとのコラボレーション・アルバム『Aquarian Dreams』をリリース。2017年、UK Drum & BassのNo.1レーベル、Hospital Recordsと専属契約を交わし、同年9月にアルバム『Salvation』を発表、その後、2018年に活動拠点をロンドンに移しイギリス、ヨーロッパ内でのDJ活動を活発化する中、2019年9月6枚目のスタジオアルバム、DJ Marky, S.P.Y, MC Conrad, Degs, Karina Ramage, Pola & Bryson, Techmimatcなどとの全曲コラボレーションによる『Tomodachi Sessions』発表、そして2022年4月に多くのヴォーカル曲により構成される最新アルバム『Motion Of Change』を発表したばかりである。

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*オリジナル掲載先のSoundmainサービス終了により本サイトに移管(オリジナル公開日は2022.05.11)