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最近のUKラップシーンについてJ-WAVEのラジオ番組で語らせてもらったという話

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僭越ながら、このWebzineの中の人である私が、1月27日(水)21時より放送された「J-WAVE(81.3fm) SONAR MUSIC 新世代UKヒップホップ特集」にゲスト出演させていただき、最近のUKラップシーンについて語らせていただきました。

 

 一口にUKラップと言ってもすでに30年以上の歴史があるため、全体的には駆け足になりましたが、今回は特集のテーマが"新世代UKヒップホップ"ということで、主にテン年半ばのグライムリバイバル以降を厚めに語らせていただきました。

現在も番組はradikoでタイムフリー聴取可能なので、今流行の"ながら聴き"のための音声コンテンツとしてご活用していただくのも良きかなと思います。

そんな"新世代UKヒップホップ"特集では4つのパートに分けて、UKラップについて語るということでしたが、自分の不慣れもあり、放送時間中に話せなかったことも多々あったので、そのこぼれ話をせっかくなので中の人noteでテキスト化してみました。

noteで公開中のこぼれ話は4パート分+番組に出演してのあとがきの合計5記事。さっと書くつもりが5記事合計1万5000文字以上のそこそこのボリュームになったので、UKラップ入門コンテンツとして、オススメの読み物になっていると思います。

  というわけで、本稿ではさらっと各パートの内容をご紹介。

新世代UKヒップホップ特集 OAこぼれ話

1. UKヒップホップの特徴、進化について

導入として、イギリスアクセントのラップがイギリスで始まった90年代初頭の話から、近年躍進しているSlowthaiやLoyle Carnerについてのこぼれ話です。

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2. 2010年代に起きたグライムリバイバルについて

テン年代のUKラップシーンにおける"確変"、グライムリバイバルについてのこぼれ話です。グライム黎明期の話を簡単にしつつ、リバイバルの立役者であるSkeptaやStormzy、USの大物ラッパーとシーンの交流、そして、そのムーブメント末期にグライムMCと入れ替わるように台頭したUKラッパーのDave、その彼の出演しているNetflixドラマ『トップボーイ』の話など。あとは日本でのWardubの話なんかも。

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3. 躍進するUKドリルシーンについて

今、UKでグライムを凌ぐ人気になっているUKドリルについてのこぼれ話です。シーンの成り立ちや曲の特徴や有名曲などに触れつつ、このシーンのグローバル化に貢献したDrakeのただならぬUKドリル愛の話も。そして、多様化するUKドリルと"BBCが選ぶ2021年注目の新人アーティスト" Pa Salieuについても触れています。

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youtu.be4. これから注目のUKラッパーについて

このパートは多分に私の主観が入ったパートです。そんなわけでこれから注目のUKラッパーとして、新世代UKラッパー/シンガーのBree Runway、そして、最近自分がハマっているロンドンのアングラヒップホップコレクティブ(エモラップ寄り)「LOVE SEPT」の一員であるHEN$HAWをご紹介。

Bree Runwayについては、「Damn Daniel」という曲がMadonnaとMissy Elliottのコラボ曲「Into The Hollywood Groove」の2020年代版かものような邪推、HEN$HAWについては、最近、UKメディアのDummy Magにフックアップされたとか、あとは彼の界隈のラッパーの名前読み方わからんみたいな"ザ・こぼれ話"なパートもあります。

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5.新世代UKヒップホップ特集出演こぼれ話のあとがき

あとがきということで、自分がUKラップに興味を持ち出したきっかけや極私的UKラップクラシック、せっかくなので番組やこぼれ話で紹介したUKラップ曲をまとめたプレイリストを作ってみたことなどなど。あと公開後、一晩寝て起きたら、番組OAで話すも言葉足らずだった"ロンドンのジェントリフィケーション"の話なども含めないといけないなとなったのでそのくだりも参考資料とともに追記しています。

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そして、noteユーザーの方は、中の人のnoteアカウントをフォローしてもらえるとありがたいです。というのも、このWebzineの記事のあとがきも実はすでにひとつ書いていて、今後、そういうのも増やしていく予定なので。

ぜひ、この週末にまとめて読んでもらえるとうれしいです。

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image via NME