恐喝、麻薬取引、銃刀法違反など多数の罪で昨年より収監されていたラッパーのTekashi 6ix9ine(テカシ・シックスナイン)こと6ix9ine(シックスナイン)。
司法取引のための仲間を売る行為でギャングスターの流儀に反したとSnoop Dogg(スヌープ・ドッグ)おじさんほか多数のラッパーからディスられ、”父親”50 Cent(50セント)とは、以前までの蜜月はどこへやら。"親子"関係はどこかへと追いやられエクストリーム・スルーされる始末…。
ついに6ix9ine「法廷劇場」の幕が開くも早速やらかす
最近では21 Savage(21サヴェージ)を救った敏腕弁護士を雇ったことで、まさかの来年保釈か? なんて憶測もありました。しかし、先日、ついに注目の裁判がスタート。そして、期待通り? そこでも早速やらかしてしまっているのが、なんとも6ix9ineらしい。
まずそのやらかしとは、以前、ビーフ関係にあったラッパー、Trippie Redd(トリッピー・レッド)がギャング集団「Five Nine Brims」のメンバーだと暴露したこと。Hip Hop DNAの記事によると、このことは9/17(火)に開廷した6ix9ineが関わっているとされるギャング「Nine Trey Gangster Bloods」についての裁判中に起きた出来事だそうな。
さらにComplexのTwitterによるとNY・ハーレム出身でThe Diplomats(ザ・ディプロマッツ)メンバーのJim Jonesもまた自分と同じ「Nine Trey Bloods」メンバーだと暴露したようです。マジかよ、めっちゃ暴露するじゃん。青汁王子かよ…。
追記:追記:さらにCardi B(カーディ・B)もNine Trey Bloodsメンバーだっと暴露を続けている模様。
BREAKING: 6ix9ine testifies that Jim Jones is a member of the Nine Trey Bloods [via @innercitypress]
— Complex Music (@ComplexMusic) September 19, 2019
➡️ https://t.co/yEvdY8cXGH pic.twitter.com/vTY4XqNELn
#BREAKING: #6ix9ine names #CardiB as a member of the Nine Trey Bloods gang 😱😱😱https://t.co/r4RVVVV0BC
— HotNewHipHop (@HotNewHipHop) September 19, 2019
「Gummo」をパクっておいて、さらにTrippie Reddを売る
ちなみに裁判では出世作「Gummo」はTrippie Reddに向けたディス曲だったということも白状しているといいます。えっ、ちょっと待って。「Gummo」って元々はTrippie Reddに提供された曲で、それを君が無断で使ったことが2人のビーフのきっかけじゃなかったっけ!?
マジ、ハマカーンに「下衆の極み」、「鬼畜の所業」と言われてほしい…。“盗人猛猛しい”とはまさにこのこと…。
これはまたディスの対象だなぁ〜と思っていたら早速Meek Mill(ミーク・ミル)が、「みんな、テカシの件から学べるのは”インターネット・ギャングスタ”になって自分を偽るのはやめろ」と激しいツッコミをいれていました。そうだ、Keep it realだぞ。という話です。
69 going up in s federal courthouse today kids! Message of the day don’t be a Internet gangsta... be yourself! #cloutisnottheroute get money
— Meek Mill (@MeekMill) September 17, 2019
この裁判で6ix9ineは証人として出席しているそうですが、昨年11月18日に逮捕された段階ですでに政府への協力を決心したという旨を語ったそうな。おいおい、『お〜い!竜馬』の以蔵さんですらもっと獄中生活に耐えたぜ! と言いたい人は多いことでしょう…。
Chief Keef銃撃事件の黒幕であることを認める
次に以前から関与が疑われていたラッパーのChief Keef(チーフ・キーフ)銃撃事件についての話をご紹介。この件については以前、6ix9ineが減刑のために密告した他の容疑者が罪状を認めたと報じられていました。
9/19時点でhnhpが報じるところによるとChief Keef銃撃に関与していることを認め、自身が黒幕だったということを明かしたそう。以前から実行犯に2万ドルで銃撃を依頼していたことは報じられていましたが、結果的にChief Keef殺害は未遂で終わったため、半額の1万ドルのみ支払っていたことを証言しています。ほぼクロだったといえ、叩けばほこり、やっぱりでてきますね。
昨年起きた強盗/誘拐被害時には命乞いしたことを白状する
最後に9/18(水)に再び行われた裁判では昨年起きた強盗/誘拐被害について証言しています。誘拐された6ix9ineは犯人に対し「朝、銀行が開くまで生かしてくれたら10万ドル渡す」と命乞い。しかし、結果的にはジュエリーを強奪されています。
なお、この時は車から飛び出し、エクストリーム脱出を図った6ix9ine(その時のことに関してはこちらでどうぞ)。思えば、まだまだ彼がこの世の春を謳歌していた時代でした。因果応報というか、人の世ってやつはうまく繋がるものですね。
「Gummo」をパクっておいて、さらにTrippie Reddを売って、しかも仲間に襲撃させたことをゲロする
この裁判では、Trippie ReddのMV撮影に忍び込み、彼を仲間のJordanとEllisonに襲撃させたこともゲロっています。これにもハマカーンに「人にあらず」、「地獄の鬼すら反吐吐く所業」と言われてほしい…。
一般市民でありかつ常識人の私からしたら、これ、どうやったら減刑を勝ちとれるのレベルなんですが…。
司法取引していることを考慮したとしても敏腕弁護士がなんとかしたらすごいことはすごいんですけど、リアル”犯罪のデパート”だったことが明るみに出ているだけにもし、そうなったらそれはそれはなんだかな〜という気持ちになります。
今後もさらなるやらかしが出てきそうな6ix9ine「法廷劇場」。これが最後の身体を張った大ネタになるのか…。今後もエクストリーム芸の行方に注目が集まりそうです。以上、お後がよろしいようで。
追記:
裁判には6ix9ineが密告したギャングのブラッズメンバーたちが大量に姿を現したという報告も。
▶︎あわせて読みたい
Follow letter music Twitter!
Reference : Hip Hop DNA1, 2, hnhp