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Aphex Twin別名義user18081971、「tha2」など連日未発表曲をこっそり公開という話

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新型コロナウイルス感染拡大により、「ロックダウン(都市封鎖)」状態にあるイギリス。その感染はチャールズ皇太子(現在は回復)やボリス・ジョンソン首相にまで及び、その報道はここ日本にいてもインパクトが大きいものでした。

特に国の舵をとる首相の感染は国民にすればかなりの不安要素。ボリス・ジョンソン自体は例のブレグジットのようなことがあったため、決して国民全員が熱烈に支持しているような政治家ではありませんが、それでもやはり現在のように日々、状況が深刻化していく中では「首相にリーダーシップを発揮してもらえなければ困る」というのが英国民の心情でしょう。

 

Aphex Twin、コロナ禍における自身の”お気持ち”を表明

しかしながら、同国では国民への金銭的なサポート体制はすでに確定済。雇用を維持する企業に2500ポンド(約34万円)を上限として、給与の最大80パーセントを助成するほか、アート関係でも1.6億ポンド(約216億円)の緊急支出を決定(アーツカウンシル・イングランドによる支出)。フリーランスを含む個人に対しても1人当たり最大2500ポンド=約34万円の給付が行われるそうです。

bijutsutecho.com

一方、日本では事業者への融資は条件的にも優遇措置が取られる反面、事業補償や個人向けの現金給付となると、現時点ではあまり期待はできない感じ...。

これまでに報じられている内容を見るかぎり、例えば給付対象は極めて限定的だし、何より”検討”の文字がいつもちらつく始末。そう考えると色々言われてるけどあちらの政府の方がなんだかんだ国民のことを見ているんだなぁとどこか思ってしまったり…。

とはいえ、事態は確実に日本よりもはるかに深刻なイギリス。そんな状況と実父の父が亡くなるタイミングが重なってしまったからかAphex Twinがかねてから”別名義”と噂されているuser18081971のSoundCloudアカウントにあるBio欄にコロナ禍に対する自身の"お気持ち"を表明するという珍しい行動が話題になりました。

ちなみに現在は、お気持ちは削除され、代わりに新型コロナ関連記事のリンクに変更されています。

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Aphex Twinが四角い貯水タンクみたいな施設の中に住んでいるという都市伝説

正直、これはあまりAphex Twinのイメージにないものだとは思いますが、一方でこの彼の行動からコロナ禍の深刻さを改めて実感します(身内の不幸も関係しているとは思いますが)。

というのもAphex Twinって、ロンドン某所にあるこの四角い貯水タンクみたいな施設の中だったか地下だったかに住んでいると噂されるレベルの変人枠の人ですよ…。

youtu.be

そりゃリアムがノエルにチャリティでバンドやろうぜ!っていうわけだ…。

 

Aphex Twin未発表曲がuser18081971のSoundCloudアカウントにて立て続けに公開

そんなことがあったと思いきやAphex Twinはその後、user18081971のSoundCloudアカウントに「m11st lon」、「prememory100N pt2」という2つの未発表曲を公開。

そして、本日新たに「tha2」という別の未発表曲も公開しています。

こちらも先述の2曲同様、無料ダウンロード可能ですが、興味深いのは”#afx”というタグがつけられている点。曲調も不穏なアンビエント色の強いものになっているからこちらはafx名義を想定して作られた曲なのかもしれませんね。

余談ですがuser18081971のアカウントには今年だけでも2曲のAphex twin未発表曲がアップロードされています。近いうちにまた別の未発表曲が公開されることになるかもしれないので、気になった人はアカウントをフォローしておくが吉!

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以上、お後がよろしいようで。

追記:user18081971のアカウントに「tha2」の別バージョンと思われる曲ほか2曲がアップされていました。以下の記事でそれについて触れています。


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