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My Bloody Valentineのアルバム4作サブスク解禁はありがたみの極みという話

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90年代シューゲーザーの雄、My Bloody Valentine( マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)の名盤『loveless』の幻想的な音とフィードバックノイズが作る甘美な音風景に魅了されて早10数年。未だに同作を愛して止まない私ですが、最近は外付けHDに保存した音源を引っ張り出して聴くのも億劫なくらいものぐさ太郎なため「マジ、サブスクで聴けるようにしてほしいなー」と思っていたところ、なんとマイブラが名門レーベル「DOMINO」と電撃契約!

 

それに伴い、1988年の1stアルバム『Isn't Anything』、1991年の2ndアルバム『loveless』、2013年の3rdアルバム『m b v』、4枚のEP作品とレアトラックをまとめた『ep’s 1988-1991 and rare tracks』の4作がストリーミング配信およびダウンロード販売が初解禁! さらにYouTubeでも、マイブラの公式MVの公開が解禁されたので、現在、ブチあがりまくっています。

 

youtu.be

Pitchforkによると、『Isn’t Anything』と『Loveless』の2作に関しては、これまで海外のサブスクのカタログにはあったようですが、『m b v』の配信は今回が初とのこと。余談ですが『ep’s 1988-1991 and rare tracks』は契約上の問題で北米では一部の曲のみ配信されているそうな。(そういや日本でも以前『Loveless』聴けなかったっけ? なんか聴いていた記憶があるんだけど。記憶違い?)

また、New York Timesによると、現在、バンドは「DOMINO」から新たにリリースする2枚の新作アルバムをレコーディング中。2枚うち1枚は「暖かくてメロディック」、もう1枚は「より実験的」な内容になるとのことです。

 

アルバムの制作に関しては、『Loveless』から『m b v』の長い空白期間があったことから、リリース日がいつになるか気になるところ。ただ、メンバーのBilinda Butcherによるとレコーディングは今年末までに終了予定で、バンドの頭脳であるKevin Shieldsも「70代になってもマイブラやっていたくない」と発言していることから、少なくとも前作のように20年も待つ必要はないのかもしれません。何にせよ、これらの発言から早ければ来年、マイブラの新作が聴ける可能性があることがわかっただけ良しとしましょう。

なお、今年5/21には、今回サブスク&ダウンロード解禁された4作がCDとLPのフィジカル盤としてもリリースされることが決定しています。CDは、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現するUHQCD(Ultimate High Quality CD)フォーマットのため、マイブラの轟音をより高い解像度で楽しむことができそうです。また、Tシャツ付きのCDやLPのセットもあるようなので、ファンの方はそちらの購入を検討してみるのもよいでしょう。

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昨今のコロナ禍の影響により、海外アーティストの来日ツアー再開はまだまだ見通しが立ちにくい状況だと思いますが、マイブラの先述の新作アルバムがリリースされることには状況も落ち着くことに期待したいところ。以前のソニマニで聴いたマジの轟音ノイズによる音の壁をまた体感してみたいものです。

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Reference:
https://pitchfork.com/news/my-bloody-valentine-sign-to-domino-announce-vinyl-reissues-add-m-b-v-to-streaming/
https://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11783