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あのAphex Twin = user48736353001説がマジだったので新垣結衣を例にネット上の噂について考えてみた

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普段あまりドラマを観ない私ですが、最近、知人に勧められてHuluの見逃し配信のおかで「獣になれない私たち」を結構欠かさず視聴しています。リアルタイムは無理でも先述のHuluやTVer、ほか各局が配信している見逃し配信用? のアプリを駆使すれば、けっこう観れたりするもんだな〜と文明の利器、人類の叡智の決勝に感動しているわけですが、その「けものになれない私たち」のヒロインであるガッキーのことをググると皆さん、結構彼女の身長の高さが気になっておられるんですね。

  その証拠に”ガッキー、身長”と入れればすぐになんらかの彼女の身長に関するウェブ記事が出てきます。ちなみにガッキーの身長は公称169cmとのことで、正直、身長が高くない私にとっては羨ましい限りですが、実際は175cmはあるという噂も実しやかに囁かれているようです。これについて彼女の場合は映像作品での相手役俳優とのバランスもあり、あまり明らかにしたくないものだと推測している記事も多々みかけましたが、もし本当ならさらに羨ましい...。でもまあそういうのも人それぞれなんでしょうけどね。

Aphex Twin本人が噂の「user48736353001」正体は自分だと明かす

そんなわけでこの世の中には"ある人物"について実しやかに囁かれる都市伝説が沢山ありますが、今回は12/1、12/2に東京は原宿でポップアップショップ開店を控えるAphex Twin(エイフェックス・ツイン)ことRichard D.James(リチャード・D.ジェイムス)のこれまで実しやかに囁かれていた噂の1つを最近本人がそれは事実だと認めたことについて書いてみたいと思います。

Aphex Twinにまつわる都市伝説的な話といえば、最近では、かつてAphex Twinの住処と噂された銀色の長方形という形が印象的なロンドン・エレファント & キャッスルエリアにある「マイケル・ファラデー記念館」が、新曲「T69 collapse」MVにもよく見ると出現していたりするのですが、今回の噂は、2015年1月に起きたあのアイコニックなSoundCloudの出来事の顛末とでもいうべきものです。

 

解析能力高過ぎなAphex Twinファン

その2015年の出来事とは、SoundCloud上で匿名ユーザーが突然、Aphex Twinっぽい音源を269曲アップロードしたことにより、あまりにAphex Twin過ぎたため、多くのファンがこれ本人じゃないか? と勘繰り始めたというもの。そして、その結果「謎のサンクラユーザーの正体はAphex Twinだろ説」がネット上で実しやかに囁かれるようになりました。その説については、特にコアなAphex Twinファンたちが色々と本人だという様々な証拠をかき集め、そのユーザー名「user48736353001」の正体がAphex Twinであることをほぼ確定させました。その結果、非公式ではあるもののAphex Twin=「user48736353001」が広く知られることになりました。(のちにuser18081971に変更説も)

youtu.be

あと現在はすでに削除されているものの、当時は音源をフリーダウンロードで公開していたこともこの謎のユーザーの存在が爆発的に広がった原因でもあると言うファンも多いです。というか私の知人もその1人…。

それにしてもAphex Twinのファン、今年も「T69 collapse」のMVに込められた隠しメッセージを解析するツワモノが現れたりと解析能力高すぎですね。

子供や妻のストレスになって欲しくないという思いから音源を公開した

そんなわけで”「user48736353001」の正体はAphex Twinでほぼ確”というのがファンの間での共通認識だったのですが、最近、ついに本人が「謎のサンクラユーザーの正体はAphex Twinだろ説」を認める発言を行ったことが明らかになりました。

 

これは本人が今年11月に「飛び出すAphex Twin顔面」AR表紙をリリースしたイギリスのカルチャー誌「Crack Magazine」のインタビューでの出来事で、それによりますとAphex Twinが匿名で未発表音源を公開した理由は、「自分が死んだ後に子供と妻がその処分に困るし、それが彼らのストレスになるかもしれないから」だそうです。確かに一理あるような気が…。

収集癖のある人が集めたものってその人にはとても価値があるものかもしれませんが、他人からしたら全く価値があるようにも思えない的な…。そんな話を昔『こち亀』で読んだ気がしたのですが、もしかしたらAphex Twinのマインドもそれに近かったりして。

あと死後に遺作として発表するのもこの業界ではよくある手法だと思いますが、遺族からしたらその準備や手続きも結構大変だし、煩わしさを感じるものだとAphex Twinは思っていたりするのかなと…。そういう意味ではLil Peepの母親なんかはすごく良くやってるほうなのかなとも。ちなみに音源をアップした時は、そういった考えからで極々自然に実行していた的なことを本人がインタビューで語っているそうです。ほぼ確だったとはいえ、本人が自ら噂は本当だと認めるという、予想外の形でこのAphex Twinに関する都市伝説は見事に幕を引く形となりました。

 

「user48736353001」しばりのDJ Mixも公開中

なお、Crack Magazineではこれを記念してかどうかは知りませんが、例の「user48736353001」音源269曲分の中からトラックを厳選して作った1時間のDJ Mixを公開しています。この「Best of Aphex Twin’s Soundcloud Dump」のMixは、かつてAphex Twinが主宰していたレーベル「Rephlex」からもリリース経験があるノルウェーの鬼才EODことStian Gjevikが担当。

Swurlk - EP

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  • EOD
  • エレクトロニカ
  • ¥600
Questionmarks - EP

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  • EOD
  • エレクトロニック
  • ¥900

内容的にはアンビエントあり、アシッドあり、IDM高速ビートありで、普通にカッコいいです。全体的にIDM高速ビートみたいならしい曲は多めな印象ですが、個人的には35分くらいからのジューク系の曲がかかるところがハイライトです。

www.mixcloud.com

もし「user48736353001」音源を持っている方がおられたら、自分なりの「Aphex Twin=user48736353001説」確定記念DJ Mixを作って公開してみるのはいかがでしょうか? 以上、お後がよろしいようで。

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Top Image via houseoffrankie
Source: Crack Magazine