インダストリアル感強し!!
インダストリアルバンドの大御所、Throbbing Gristle(スロッビング・グリッスル)通称TGのサウンドが手に入るユーロラックモジュール「TG One」が良いなと思いました。
というのも知人が昨年あたりから所謂モジュラー沼にハマってまして、自分も最近興味を持ちだしたので、まずはソフトウエア版のエミュレートモジュラーシンセから始めてみようかなと思っていた矢先、これを発見。ど素人なのですが、TG関連ということで非常に興味が湧きました。
TGとの出会いは、10年くらい前にカルチャー誌でインダストリアル特集があり、当時ノイズミュージックなどにハマっていたことや、TGの音源をCarl Craig(カール・クレイグ)他、数名がリミックスする企画盤みたいなものがあり、それで気になりだして音源を聴きはじめたのがきっかけ。
個人的な思い出としてはそこからあまりよくわからずインダストリアルといえば、TGみたいに思い込んでいて、当時住んでいた京都市の某書店のCDコーナーに勤めておられた大先輩DJの方にTGより、ノイバウテン(Einstürzende Neubauten/アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)とかSPK聴きなよと薦められるなんてこともあり、そこからはTGよりSPK派を気取り出したのですが…。
閑話休題。
TGのChris Carterが開発協力
RAによるとこのモジュールは、Tip Top Audioというメーカーのモジュール「One」を基にしたユーロラックモジュラーシステム用のコンパクトなSDカードベースのサンプラー。TGのChris Carterと協力して開発されたものだそうです。
またTGよろしくなカオスな音を再現するべく2つの新モードを搭載。”トリガーの受信毎にサンプルをランダムに選択”、”ループするサンプル周辺をそれぞれの新しいトリガーメッセージと共にランダムにスキャン”できるそうな。
あと、ヤバイなと思ったのが、Carterの所有するTGのセッションアーカイブから抜粋したサウンドを搭載する、2枚のサンプルカードが付属しているところ。単発のパーカッシブサウンドを収録したものと、ループやパッド、テクスチャーをそれぞれ収録しているそうです。
その「TG One」を使用したChris Carterのインダストリアル感満載ライヴセットがこちら。
個人的にはこれとドラムマシーンのみ使ってロー・ハウス的な曲を作ってみたいと思いました。なお、販売価格は225ユーロ。当然のことながらハードウエアはソフトに比べて良い値段がする…。でも本格的に実機のモジュールとか買い始めたらこの「TG One」は導入してみたいなと思いました。
Image via Top Audio
それにしてもパッケージがかっこいい…。素人の私としてはそこもポイント高しという感じです。
TG Oneの詳細はこちらでどうぞ。
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Text by Lady Citizen aka JF
Top Image via Tip Top Audio
Source: RA