オーストラリア産良質Deep House
先月来日ツアーを行っていた、今、注目のオーストラリア人プロデューサーのSleep DとAlbrecht La’Brooyのコラボ新曲「31 Degrees」がまさにオーストラリア産良質Deep Houseという感じで良いなと思いました。
トラックはルーピーで深いフロア仕様といった感じながら、メロディックさも良い感じ。そのため踊れるAmbient系Deep Houseといった具合です。12/4に12インチアナログとデジタルで、Albrecht La’Brooy主宰レーベル「Analogue Attic」からリリースされるEP『After The Rain』に収録となります。
Sleep DとAlbrecht La’Brooyは、現在、バレアリック系のHouse、Discoを筆頭に、様々なジャンルのダンスミュージックのムーブメントが近年起こっているオーストリアの都市メルボルンを拠点に、DJ、プロデューサーとして活躍するだけでなく、先述のようにAlbrecht La’Brooyは「Analogue Attic」、Sleep Dは「Butter Sessions」というレーベル運営にも関わっています。
特に「Butter Sessions」はRaw House、Raw Techno系の作風で、欧米のその界隈ともリンクするレーベルと言えます。ちなみにこの2組は以前にも「From 50」というコラボ音源を「Butter Sessions」からリリースしています。
Sleep D主宰「Butter Sessions」の音源は要チェック!
個人的にSleep Dはここ2年くらい前から注目していたのですが、「Butter Sessions」はアナログオンリーレーベルで、デジタルでの音源はBeatportなど主要デジタルストアでの販売は以前なかったことから、音源として所有はしていなかったのですが、最近レーベルのBandcampをチェックしたら、過去カタログがデジタルで購入できるようになっていることに気づきました。これはありがたい。
というわけで「Butter Sessions」のオススメを1つご紹介。Sleep D, DJ Fettburger & Jayda Gのスプリット盤 EP『Velvet Vortex』には3曲収録。こちらは2015年リリースで最新ではありませんが、良盤。その内の「Velvet Vortex - Sleep D Rainforest Version」が浮遊系Deep Raw Houseでかっこいいです。ほのかに匂うDub Techno感もドープでイケてます。
それと「Velvet Vortex - Sleep D Bud Dub Version」。こちらはDubstep的なアプローチですが、DJ的には4つ打ちとあわせてMixするのも良いなと思える曲です。また「Velvet Vortex - DJ Fettburger & Jayda G Version」はマシーン・トライバル・テクノといった具合のサイケさが秀逸!
「Butter Sessions」、良いレーベルなので、気になった人はこちらのレーベルのBandcampページでチェックしてみてください。
またSleep DのLive setもドープでヤバし。こちらもあわせてどうぞ。
Sleep D Boiler Room Melbourne Night Live Set
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Text by Lady Citizen aka JF
Top image via inverted-audio.com
Source: inverted-audio.com