名ドラムマシーンを使う教授の姿
80年代に坂本龍一がRolandの名ドラムマシーン・TR-808を使っている様子が確認できる写真が最近Twitter上で話題になっていました。
写真では坂本龍一が椅子に腰掛けてTR-808を使い、ヘッドフォンでモニタリングしていますが、なごむのが、一緒に写っている子供の姿。これはもしかして坂本美雨なのか? というちょっとした疑問も湧きますが、まあとにかくなごみます。
写真は音楽メディアのFactやレーベルのGhostly InternationalのTwitterで公開されていましたが、元々はカナダのレーベル兼レコードショップ、サウンドシステムのInvisible Cityが公開したもののようです。それにしてもどうやって手に入れたんだ…。
At home with the Sakamotos pic.twitter.com/wmnOBs9wP7
— Ghostly (@ghostly) 2017年10月11日
Invisible Cityのサイトが興味深い
なお、Invisible Cityのサイトを見ているとレコ屋としては、レアな中古レコードの販売やレーベル独自のアナログリイシュー盤をリリースしている模様。ざっと見ているとAOR、Afro Disco、Regge、Dub、Soca、Calypsoなど、コアな感じのレア盤、リイシュー盤を取り扱っているようです。
その中で良いなと思ったのがInvisible Cityのレーベルからリイシューされている南アフリカのクラブミュージックKWAITO(クワイト)のアーティスト・SANDY B(サンディ・ビー)が90年代にリリースした『AMAJOVI JOVI』。
全く知らなかったのですが、試聴してみたら、これがアフリカのCosmic Disco、G-Funk満載という感じでかっこいい。ちなみに価格は18.99ユーロ。カナダのレコ屋なのになぜかユーロ。需要はヨーロッパ圏にあるということなのか…。
それは一旦置いといて、日本でも買えるかググってみたら、なんとdiskunionで取り扱いあり。2,484円(税込)で販売中のようです。これは即ゲットですね。
Toshifumi Hinataの80sアンビエント作品が素晴らしい
あと日本のAmbient Musicのレアな音源が販売されていて、Toshifumi Hinata(日向敏文)が1986年にリリースした『夏の猫(Chat D'Ete9)』がめちゃ良いです。ちなみにこちらなんと120ユーロ。高い…。しかし、試聴用音源の「新しい遊牧民」という曲が特に素晴らしい。これに関してはどちらかといえばAmbientというよりはRounge色が強いものではありますが。そこはまあざっくりNew age枠に振り分けられていたということで。
ここ数年、ヨーロッパを中心に人気を集めている日本のクラシックなエレクトロニックミュージックですが、最近は高田みどりの再評価からその波はAmbient、Minimal系にまで及んでいます。正直日本にいるとあまりその実感はないのですが、この曲を聴いていたら、局地的とはいえ、そういった流れが起きるのも不思議ではないのかなと。
余談ですが、日向敏文はあの90s名作日本ドラマ「東京ラブストーリー」、「ひとつ屋根の下」のサントラも手がけている素晴らしい作曲家の先生です。
というわけでInvisible Cityのサイトはかなり興味深いので定期的にチェックみたいと思います。
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Top image via: Ghostly International Twitter