いよいよ8/19は東京、8/20は大阪の日程でSummer Sonic 2017に出演するフレンチ・インディーポップの雄・Phoenix(フェニックス)。
今年は前作『Bankrupt!』から約4年ぶりとなるアルバム『Ti Amo』をリリースすることをアナウンスした頃から、ファンからの来日に期待する声がありましたが、ついにその日がやってきます。
サマソニが「空想の真夏のイタリア」に
Summer Sonicへの出演は2014年以来3年ぶりとなり、特に6月にリリースされた「空想の真夏のイタリア」がテーマになった『Ti Amo』が最高のサマーチューン満載のアルバムだっただけに、日本の夏をどのように空想のイタリアへと誘ってくれるのかに注目です。
そんなPhoenixへのライブに期待する意味で超直前のライブの予習に最適なオススメ動画をいくつかピックアップしてみましたので今回はそれらをご紹介します。
Phoenix live on KCRW's Morning Becomes Eclectic
アメリカ・カリフォルニア州・サンタモニカのラジオ局KCRWが、『Ti Amo』発売直後に公開したスタジオライブ動画です。このライブの様子は1曲ごとに「Fior Di Latte」、「J-Boy」、「If I Ever Feel Better」の3曲が同局のYouTubeチャンネルにて公開されていますが、Facebookでは、このフル動画が公開されています。
この時のライブでPhoenixが披露したのは、先述の3曲の他、ライブのオープニングでプレイされた「Ti Amo」、2009年のアルバム『Wolfgang Amadeus Phoenix』収録の「Girl Friend」、『Ti Amo』からの「Role Model」、「Lovelife」です。最後に代表曲「If I Ever Feel Better」を持ってくるところがファンサービスというか、ニクい演出ですね。
Phoenix - Lisztomania (Live at KROQ)
こちらは2ヶ月前に披露されたアメリカ・カリフォルニア州・パサディナのラジオ局KROQでの「Lisztomania」動画。2009年にKitsuneからリリースされた同曲のリミックス盤収録のClassixx Versionも最高なバンドを代表する曲です。これもライブでは是非聴きたい曲の1つですね。
Phoenix - Too Young Girlfriend (Live on Letterman)
2013年のCBSのトーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』で披露されたライブ動画。バンドの初期の代表曲「Too Young」は2000年のデビューアルバム『United』収録で、ファンからすれば間違いなくライブで聴きたい曲でしょう。「Too Young」に続いて先述の「Girl Friend」もプレイされます。
Phoenix - Daft Punk: Madison Square Garden 2010
伝説のPhoenixとDaft Punkの共演動画では、「If I Ever Feel Better」とDaft Punkの「Harder, Better, Faster, Stronger」のリアルタイムマッシュアップが行われます。「If I Ever Feel Better」はライブ時にはかなりヘヴィーなギターリフにアレンジされることも多々あるのですが、この動画では「Harder, Better, Faster, Stronger」とのマッシュアップだけでなく、続いてプレイされるライブバージョンの「Around The World」ともマッシュアップされるというフレンチタッチファンの心を鷲掴みにしまくる内容で鳥肌モノです。
そのマッシュアップ終わりにDaft Punkのメンバーの1人であるThomas Bangalter(トーマ・バンガルテル)とDJ Falconによる「Together」とPhoenixの「1901」がまたもやマッシュアップでプレイされるのはもはや反則の極みといっても過言ではないでしょう。動画の大歓声からわかるとおり、これを生で観ていた人にとっては一生忘れられない思い出になったと思います。
もちろん、Summer SonicにDaft Punkが出演するわけではありませんが、とりあえず、会場に向かう移動中にでもこの動画を観ておけば、テンション100%オーバーの状態でライブに臨めることは間違いないでしょう。マジで。
Phoenixも『Ti Amo』で通算6枚ものアルバムをリリースしているため、名曲、代表曲と言われるような曲は沢山存在しますが、個人的には今回ピックアップした曲、特に先述の「If I Ever Feel Better」のライブバージョンをプレイしてくれたら非常に嬉しい限りです。
Spotifyのスタジオライブ音源シリーズもチェック!
なお、Phoenixは今月に初旬にSpotifyのスタジオライブ音源シリーズである「Spotify’s Single」から「J-Boy」のライブバージョンと、フランスで60~70年代に活躍したシンガーソングライターChristophe(クリストフ)のカバー曲「Un Peu Menteur」をカップリングしたシングルをリリースしていますので、興味がある方はそちらのカバーもチェックしてみてください!
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Top Image via Phoenix Facebook