1/26、ついにMigos(ミーゴス)の最新アルバム『Culture II』のリリースだと思っていたら、まさかの来日まで発表されるサプライズ。ヒップホップファンの人にとってはテンション爆アガり案件だったと思います。
しかし、私的にはチケットの値段が1万円を超えていたこともびっくり。今のMigosの市場価値はそこまでなんだ〜と思い知らされるとともに、Migosサイドのマネジメントの強気ぶりが窺い知れます。やっぱそれくらいじゃないと日本に呼べないクラスの人気なんだなとその現在のビッグネームぶりを実感した次第。
豪華コラボが目を引く『Culture II』
話は『Culture II』に移って。アルバムは以前からKanyeやらPharrellやら超有名どころから、Metro Boomin、Zaytovenといったヒップホップ界隈の人気プロデューサーが参加していることが明かされていたこともあり、内容的にはどんな感じなんだろうとワクワクしていた人も多かったはず。そんなアルバムですが、蓋を開けてみればなんとDrakeが参加している曲があるわ、他にもGucci Mane、2 Chainz、Post Maloneなど当代の人気ラッパー多数参加しているわで豪華な内容でした。ゲストを迎えた曲だとKanye仕事で21 Savageをフィーチャーした「BBO(Bad Bitches Only)」が個人的には1番良かったなぁと。
「Made Men」など良曲多し
というわけで『Culture II』に関しては最初にゲストを迎えた曲に興味の結構な部分を持って行かれたのですが、ゲストなしの曲ももちろん、という表現も変な感じがしますが、良曲多し。現時点では、私は元々トラックメイカーなのでリリックとかよりもトラックの感じというか音的な部分での判断となりますが、1番良かったのが収録曲24曲中22番目の「Made Men」。ジャジーなサンプル使いにやられました。ちょっとJ Dila感があったというか、個人的にはMigosはやっぱりTrapなイメージで意外。でもそこが超フレッシュとでもいいでしょうか。ソウルフルで響きました。これは1年中夜明け直後とかに聴きたい曲ですね。
それとGeniusでチェックしたらメンバーのQuavoとDJ Durelがプロデュースしている「Narcos」が、ラテンフレーバーでラガ要素があるところがクールでした。昨年あたりからラテンTrapが注目されていますが、そういう流れも取り入れている感じです。あとダンスホールな「Gang Gang」も良かった。そして締めの曲「Culture National Anthem」の泣きのJazzyサンプルもエモいトラックワークだと思いました。
週明け28日、2部門ノミネートされているグラミー受賞式も楽しみですね。とは言っても競合強すぎなので本命とは言い切れないところが今のメジャーヒップホップの層の厚さを感じます。
あと余談ですが海外のGQがこのタイミングでMetro Boominのインタビュー特集組んでいたことに渋さを感じます。そのGQのインタビューはこちらでどうそ。
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Top Image via Genius