最近、正式な死因が薬物とアルコールの過剰摂取だと断定された故Mac Miller(マック・ミラー)。そのMac Miller関連の話題の1つとして、生前、彼のことをアイドルとして慕っていた若手ラッパーのLil Xan(リル・ザン)が、Mac Miller追悼アルバムを制作中だと報じられています。
引退発言をしたLil Xanが取り組むMac Miller追悼アルバム『Be Safe』
Lil Xanは、Mac Millerの死後、ショックのあまり音楽界からの引退を示唆する発言を人気ヒップホップポッドキャスト「No Jumper」出演時に行なっていましたが、どうやら考えを改めたようで、目下、新作アルバムの制作に取り組んでいる模様。
そんな彼の今年リリースしたデビューアルバム『Total Xanarchy』に続く新作アルバムにしてMac Miller追悼アルバムとなる『Be Safe』のカバーアートには、Mac Millerをフィーチャー。ちなみにそのタイトルに掲げられた”Be Safe”とはMac MillerがLil Xanにかけた生前最後の言葉だったとのこと。
Mac Miller「Best Day Ever」をオマージュした「Worst Day Ever」が公開
また新曲としてLil Xanは、先月、Mac Millerの写真をカバーアートにした「Worst Day Ever」をSoundCloudに公開。こちらはMac Millerの有名ミックステープで、2011年に発表された『Best Day Ever』のオマージュ作になっています。
聴いてみると確かに「Worst Day Ever」には、その収録曲「Best Day Ever」のBDE Bonusバージョンのイントロの逆再生サンプルとかをサンプリングしてたりするのかな〜と思える部分があったりもします。
ちなみにオリジナル「Best Day Ever」は、ポストロックバンドのM83が2003年にリリースしたアルバム『Dead Cities, Red Seas & Lost Ghosts』に収録されている「Beauties Can Die」がサンプリングの元ネタ。
余談ですがこのアルバムは、個人的にもよく聴いていたアルバムで、電子ノイズ、カットアップされた子供声サンプル、美しいアンビエント系シンセが絶妙に組み合わさったウェルメイドなポストロック曲「0078h」がとても素晴らしいので、是非そちらも一緒にチェックして頂けたらと思います。
『Be Safe』制作のためにライブをキャンセルしたLil Xan
Lil Xanは最新の情報によりますと『Be Safe』制作のために予定されている今後のライブ5公演分をキャンセルするとのこと。そのことからはこのアルバムに対する力の入れようを感じるだけに内容には大いに期待したいなと。なお、アルバム『Be Safe』は、今年12/9にリリースされる予定とのこと。以上、お後がよろしいようで。
▶︎あわせて読みたい記事はこちら
Follow letter music Twitter!
Top Image via Lil Xan
Source: hnhp1, 2, 3, Who Sampled