今年の5月に行われたGoogleカンファレンスイベント「Google I/O」でのパフォーマンスをライブストリーミングし、その後、新作ライブアルバム『Woman Worldwide』を8/24にリリースすることを発表したJustice。
Justice新作"ライブ・スタジオ・アルバム"『Woman Worldwide』
フレンチエレクトロを象徴する存在である彼らが新たに世に送り出すその『Woman Worldwide』とは、ファンならお気づきかと思いますが、2016年のアルバム『Woman』の名前を踏襲しつつも、本人たちも”完璧なスタジオ・アルバムの様な作品を目指したものだ”と言うようにただのライブアルバムではなく、このために新たにパリのスタジオで制作、全曲レコーディングし直したライブ・スタジオ・アルバムなのです。
『Woman Worldwide』より2曲の先行曲が公開中
アルバムからはすでにデビューアルバム以来の”Justiceアンセム”である「D.A.N.C.E.」と、『Woman』収録の「Fire」、「Safe and Sound」をマッシュアップした超絶バースト・ロッキン・エレクトロの三位一体攻撃、もはやJustice流のジェットストリームアタック「D.A.N.C.E. x Fire x Safe and Sound」を公開。
同曲はファンなら確実にグサグサと千のナイフが胸に突き刺さる名リミックス「D.A.N.C.E Mstrkrft Remix」を彷彿とさせる原曲とはまた違ったエレクトロ純度高め仕様がベースになっており、「Google I/O」でのパフォーマンスで披露されたものと同じバージョンだと思われます。そんなわけこちらが公開された時、「Google I/O」をバッチリ視聴していた私としましては、その興奮はひとしおという感じでした。
新曲「Randy (WWW)」にはBoys Noize Remixを彷彿とさせるパートも
そして、最近『Woman Worldwide』より新曲となる「Randy (WWW)」も公開。「Randy」もまた先述の「Fire」、「Safe and Sound」と同じく『Woman』収録なのですが、このライブバージョンでは原曲のディスコさは薄まったものの、フロアロック確実なアグレッシブなロッキンエレクトロに再構築されているので、かなりエグいキラーチューンになっています。
そして、後半にはJustice所属レーベル「Ed Banger」のリリース100タイトル到達記念として制作され、2017年にリリースされたコンピレーションアルバム『ED REC 100』に収録されているJusticeと同時期にエレクトロヒーローの一角として名を馳せたBoys Noizeによる「Randy」のリミックスを彷彿とさせるパートが採用されている点は、これまたファン、いやマニア泣かせでポイント高し! と言いたいですね。
『Woman Worldwide』コレクターズボックスセット
リリースまであと2ヶ月を切った『Woman Worldwide』ですが、今後、新たな先行曲が公開されるかに期待したいところですが、Ed BangerのTwitterを見ていると3枚組ヴァイナル+2枚組CDのコレクターズボックスセットも発売される模様。価格は調べて見たら20.99ユーロ、日本円では約2,700円ほどなので、これ、めちゃくちゃリーズナブルな気が…。
📀 You can now Pre-order JUSTICE •Woman Worldwide• 3 x Vinyl + 2 x CD special edition https://t.co/6vvr6pIOSR pic.twitter.com/Wc81kXiAcb
— ED BANGER RECORDS (@edbangerrecords) July 5, 2018
あと『Woman Worldwide』に関しては日本のHostessからも国内版がリリースされる模様。というわけで、私としては日本でもこのコレクターズボックスセット発売して欲しいなと思う次第。以上、お後がよろしいようで。
▶︎あわせて読みたい記事はこちら
Text by
Top Image via Justice
Source: THE SOUND OF VINYL, Hostess