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CRZKNYが話題映画主題歌を地獄低音で彩る極悪最新ブートレグ「R.I.V.E.R.Z」を公開したという話

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Netflix。日本でのサービス開始くらいから何ヶ月間か無料のお試しサービスに釣られ、今に至るまで契約を継続しているのですが、思い起こせば、オリジナルコンテンツよりも配信されていたNHK大河ドラマ『篤姫』(現在は配信終了)の方が熱心に観ていた私。でも最近は、旧友のすすめで「この番組は男女7人の様子をただただ記録〜」というパンチラインで始まる『テラスハウス』の”お肉事件”を観たことをきっかけに結構ちゃんと毎週の更新を見逃さないようにしていたりします。

 

このWebzineはCRZKNYの様子ただただ記録しています

いきなりタイトルと違って何の話? 状態かと思いますが、当Webzineは、基本的には私が気になった音楽周りのことを好き勝手に感想を書いたり、時には調べたりしながら日々更新しているのですが、開始以来、頻繁にピックアップさせていただいている人物がいます。そう、その人物とは広島が生んだ鬼才トラックメイカーのCRZKNY。

そんなわけでほぼ毎月何かしらの地獄作品を世に投下してくる彼の活動状況をただただ記録して、悦に浸るというのが、ここ1年くらいの私の中の音楽的な楽しみとなっていたりするのですが、そんなケニーさん、先月の阿鼻叫喚サニーデイ・サービス公式ブートレグ『Funk You音頭』ヴァイナル争奪戦や原爆コンピ、Dommune出演という”話題”のジェットストリームに続き、今月も地獄ボムを月初めから投下。最新極悪ブートレグ「R.I.V.E.R.Z」をフリーダウンロードで公開されています。

映画『寝ても覚めても』主題歌「RIVER」ネタの「R.I.V.E.R.Z」

そのブートレグの元ネタは、tofubeatsによる今月より劇場公開中の映画『寝ても覚めても』主題歌「RIVER」。

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こちらのMVには映画のヒロインを演じる若手女優の唐田えりかさんもご出演。透明感すげぇな〜と思って観させて頂いていたわけですが、その唐田さん、かつて有村架純のスタッフから「唐田ちゃん、TMK(透明感)がすごいです!」とSNSで紹介された実績の持ち主だったりもするのです。人間やっぱ最後はTMKっすね、TMK...。

映画関連のコラムもお仕事で執筆させて頂いている私としては、なんとなく、後数年後くらいに急に色気をまとって伸び率がハンパない状態になったかつての石原さとみみたいになるんじゃないかと例によって勝手に思っています。ちなみに現在、韓国では広末涼子に続く清純派女優として注目されているとのこと。次世代の大物感すごい…。

閑話休題。

 

最初と最後が極悪ミルフィーユ、寝ても覚めても素晴らしき地獄

そんな日本の芸能界 of 芸能界などメジャー作品を地獄大使CRZKNYがブートリミックスしたら一体どうなるのか? という話ですが、答えはやっぱり地獄で極悪。トラック序盤から原曲を刻み、その隙間にヘッドフォンを通さずともわかるこれ危険すぎだろレベルの地獄低音が挟み込まれていて、極悪だなの一言。言うなれば、オシャレなtofubeats節、地獄低音、tofubeats節が幾重にも重なる極悪なミルフィーユなものになっているのです。

また中盤は原曲をうまく使ったテンポゆるめのUKG風に。ここでわかるのはCRZKNYのトラックメイカーとしてのスキルとセンスの高さ。彼の音楽におけるアヴァンギャルドカッコ良さは、やはりこういった基本的なトラックメイカーIQの高さがベースになっているんだなと改めて思わされます。

そして終盤、アウトロ部分では再び極悪ミルフィーユパートが到来。この曲を聴く前に先述のMVを観ておくと、唐田えりかの透明感、CRZKNYの地獄さがこのミルフィーユパートで交互に頭に浮かんでくると思われるので、精神的に飛びたいという方は一度実践してみてください。何度か繰り返していくと透明感溢るる唐田さんが往年の水沢アキとか小柳ルミ子が演じる悪女っぽい感じにイメージの中で変化していきます。

2018年9月、平成最後の晩夏を飾る、”寝ても覚めても”素晴らしきオシャレ極悪ブートレグ。ですので、私はこれを『特攻の拓』よろしく”極悪蝶”と呼びたいと思います。

余談ですが、映画『寝ても覚めても』のキャッチコピーは”愛に逆らえない”。

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私もCRZKNY愛には逆らえないなと。以上、お後がよろしいようで。

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source: netemosametemo.jp, Wikipedia