昨年は、フジロックを含む音楽フェス出演やその出演時に数量限定の謎アナログ盤やカセットテープリリースなどでも話題を呼んだダンスミュージック界の鬼才Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)。今年はあまり大きな話題はなかった印象の彼ですが、先日、ロンドンの地下鉄に謎のAphex Twinロゴが突如出現したことで再び注目を集めています。
アルバムリリースを示唆? 謎のAphex Twinロゴがロンドン地下鉄駅構内に出現!
そのロゴはおなじみのアイコニックなあのロゴなのですが、今回、ロンドン地下鉄のElephant & Castle(エレファント・アンド・キャッスル)駅に出現したものは、地下鉄構内の壁にめり込むような謎の3D仕様になっています。
— FACT (@FACTmag) July 30, 2018
このロゴの出現は、ニューヨークの街中とロンドンのタイ料理レストランの皿の上にソースを使って描かれたものが出現した2014年に彼がリリースしたアルバム『Syro』の時を彷彿とさせるため、現在、新作アルバムリリースか? とファンの間で憶測を呼んでおり、ネットがざわついています。
余談ですが、Elephant & Castle駅周辺には、ロンドン随一の音箱である「Corsica Studios」なるクラブがございまして。そういう意味では音楽的にかなりアツい土地柄だけに、このロゴを見た現地在住のクラバーのテンションはテンアゲ状態なのでは? と勝手に思い込んでいます。
閑話休題。
『Cheetah EP』リリース時のプロモーションも思い起こせばユニークだった...
Aphex Twinといえば、2016年7月にヴィンテージシンセ「Cheetah MS800」テーマに、その機材を使って制作したというをモチーフにした『Cheetah EP』をリリース。その際はメディアに彼から謎の謎の招待状が届いたり、収録曲の「CIRKLON3(Колхозная mix)」のMVを12歳の少年が担当するなど斬新なプロモーションも行われたほか、日本では渋谷の街灯スクリーンを先述のMVが放送されるというププロモーションも話題になりました。
私的にAphex Twinロゴといえば、『Syro』リリース時に多くのクラブのロッカーに貼り付けられたロッカージャックが思い浮かびます。今回の謎のロゴは果たしてAphex Twinの新作アルバムリリースを示唆するものになるんでしょうか? 今後の続報に期待したい気持ちでいっぱいです。
2017年はフェスからのライブストリーミングを行なっていたAphex Twin
なお、Aphex Twinは昨年、ロンドンの人気フェス「Field Day」出演時に現地のネットラジオ局NTSとコラボ。ライブストリーミング配信を行なったことも話題になりました。
またその時のセットには日本のインディーダンスミュージックレーベル「AN」からリリースされた日本人テクノアーティストのasagaoaudioの「ring & portrait」をプレイしていたことが個人的には胸アツでした。その理由は下記の記事に書かせて頂いていますので、興味を持って頂けた方は是非そちらも一読していただけましたらと。以上、お後がよろしいようで。
追記:新たに謎のロゴがイタリアでも見つかった模様。
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