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Daft Punkらに影響を受けたToro Y Moi新作アルバム先行曲「Girl Like You」

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ドリームポップ系の人気アーティストの1人Toro Y Moi(トロイ・モア)が、2年ぶりとなる新作アルバム「Boo Boo」のリリースを発表しました。

最近では、トランプ大統領就任に対する反対のキャンペーンとして、その意を表明するミュージシャン達が新曲や未発表曲などを毎日発表するキャンペーン”Our First 100 Days”に「Omaha」と曲を提供していたり、去年の春頃、突如、日本のAOR曲を使ったDJ MIXを発表し、話題を呼んでいた彼ですが、レーベルが公開したアルバム発表に関するステートメントによれば、7年間のツアーとレコーディング生活ののち、望んでいた有名人になり、夢は叶ったものの、その環境になじむことができず、自分を見失っていた状況に陥ってしまっていたようです。

なんともよく聞くようなミュージシャンのアイデンティティーの喪失感…

こういうことってやっぱり実際にあるんだね。という感じですが、音的にも繊細っぽい人の印象を受けるので、まあ、あり得る話なのかなと。

しかし、そんな状況に陥ったものの、再び音楽に対する情熱を取り戻し、新作のレコーディングに取り組み、晴れてアルバムは完成という流れになったそうですので、ファンの方は一安心って感じじゃないでしょうか?

ちなみにこの新作に影響を与えたのは、Travis Scott、Daft Punk、Frank Ocean、Oneohtrix Point Never、Kashif、Gigi Masinだそうで、一見するとジャンルもバラバラですが、公開された新曲「Girl Like You」を聴いていたらなんとなく納得してしまう仕上がりでした。

本人曰く、”Pop Recordを再び作ることにした”とのことだけあって、「Girl Like You」は鬼シンセポップ。完全に狙ってきている80s風MVとの相乗効果か、1人80sリバイバルと言いたくなるような程。

流麗というにはちょっと違う、かっこいいとも違う。ともすれば、ちょいダサ、いや、ギリギリダサくない絶妙なラインに留まったまま、珠玉のメロディーセンスを使い、力技でかっこよくしてしまった感があるなと。

それだけに、アルバムは全体的にも、ちょっと聴いていると甘すぎて恥ずかしくなってしまうけど、やっぱり聴かずにいられないというようなメロディックボムになりそうな予感満載です。

なお、アルバムはCarpark Recordsより、7/7にリリースとのこと。

 

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Source: Carpark Records 
Top image via Carpark Records