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次世代ジャジー・エレクトロニックの担い手Tennyson

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新しいエレクトリック・ジャズのカタチ

カナダの若き兄弟エレクトロニックデュオのTennyson。素晴らしいです。何を今更と言われてしまいそうですが、最近になってどハマり中してまして。

 

このLukeとTessの兄妹デュオは、これまでにSkrillexのRemixを手掛けたり、ドリーム・エレクトロニック・ポップなサウンドで人気のRyan HemsworthのレーベルSecret Songsからリリースしたりと、アーティーな若者に人気で、 James BlakeとAphex Twinの要素を持っているとかそういった風に海外メディアでは形容されています。

しかし、個人的にはJames BlakeよりもGilles Petersonのレーベル”Brownswood”からのリリースで注目を浴びたGang Coloursをより、ジャジーにしたような印象を受けます。


このライブ動画を見ていたら、その他にもLidoと、エレクトリックブギーマスターなHarvey Sutherlandが合体したような要素もあったりとライブパフォーマンスも非常にレベルが高く、まさに”ジャジー・エレクトロニック”の次世代の担い手といった感すら漂っています。いや、もはやそうだと言い切りたい。

オススメ曲はと言うと?

そんなTennysonのオススメはと言うと、OWSLAなんかからも去年もリリースしたりしているのですが、ゆるいシンセに反してビートが相当複雑にプログラミングされているIDMドリーム・ポップな「All yours」。

そのライブセッション動画がこちら。ガールドラムなせいもあって、エレクトロニック版The White Stripesな感じもありますね。

そして、脱臼系IDMヒップホップの現代版「Like What」。最近の新しい音楽は苦手という人でもPrefuse 73が好きなら、すんなり入れると思います。

 

Mr. Carmackとのコラボ作『Tuesday Wednesday Thursday』収録の「Thursday (feat. BJ The Chicago Kid)」は、ドラムとシンセの使い方が、かつてハドモが切り開いてきた路線の最前線を感じさせ、大作感の壮大さが印象的な良曲。

加えて、こちらはTennysonではないのですが、兄のLukeがChance The Rapperの弟であるTaylor Bennettに提供した「Favorite Colors feat. Kyle & Luke Tennyson」がムーディーで素晴らしいです。ブリーピーなシンセも良い味になっていて◎。

今月来日決定!

ちなみにTennysonは7/16(日)に東京・SOUND MUSEUM VISIONのイベント「Trap Soul」に出演するために来日する模様。これは気になる!という人はチェックしておいて損はないかと。

このライブ動画みたいなパフォーマンスを披露してくれないかと期待しております。0:55以降のジャジーなパートは本当に見入ってしまうくらいカッコイイ!

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