あの代表曲が聴けないなんて…
ライブで1番盛り上がる曲といえば、例えばUnderworldなら「Born Slippy Nuxx」、Deadmau5なら「Strobe」、Disclosureなら「Latch」というように誰もがアンセムとして認めるような代表曲じゃないでしょうか?しかし、もし、ライブでそんな最も聴きたい曲が演奏されないとしたら…
そんな事態が次のNew Orderのライブでは実際に起こってしまうようです。
The Guardianによると、バンドは彼らの地元イギリス・マンチェスターで今夏行われる「Manchester International Festival」に出演が決定しており、ライブは12台のシンセサイザーアンサンブル、概念芸術家Liam Gillickによるステージデザインをフィーチャー。
そして、演奏するのはこれまでのバンドのバックカタログを再構築した内容になるそうですが、今回は前回のライブのセットリストとは90%違うものになるようで、バンドの代表曲であり、永遠のアンセムのひとつとして知られる「Blue Monday」は演奏しないと、中心人物のBernard Sumnerはインタビューで語っています。
これについては、バンドはそのライブに向けて、現在、これまでの曲とビジュアルを刷新しようとしている最中であり、クリエイティヴな人は新しいものを望んでいるという考えから、どうやらライブの定番となっている「Blue Monday」は次のライブでは不要と判断された模様。
また、同曲を演奏しない理由は「バンドを始めた頃の初心に戻るため」としており、それに対する「混乱がないことを望んでいる。」とも語っているようです。
そのことから考えると確かに「Bizarre Love Triangle」、「Temptation」などバンドのクラシックを演奏したCoachellaのセットリストとは大幅に違ったものになりそうですが、それから考えれば、例えば、前回演奏されなかったクラシック「Confusion」の再構築版が今回がリスト入りする可能性もなきにしもあらずなので、ファンとしては仮に「Blue Monday」がなかったとしてもその再構築されたセットリストに期待したいところですね。
とはいえ、「Blue Monday」が聴きたいというのもやはりファン心理のはず。
本人たちが言うように客席が「混乱」しないことと1番の代表曲なしのライブが予想を上回るほど素晴らしいものになるのかどうか注目が集まりそうですね。
ライブ映像、公開されないかな。動画でいいから観てみたい。
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Source: The Guardian1, 2 , NME
Top image via Discogs