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ギャラガー兄弟の子供たちはBlurを憎まない

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イギリスで90年代に勃興し、一世風靡したBrit Popの代表的なバンドで、ライバル関係にあり、長くお互いに憎みあっていると考えられていたOasisとBlur。

しかしながら、現在では、BlurのフロントマンDamon Albarnが中心となっているヴァーチャルバンドGorillazの新作アルバム『Humanz』収録曲「We Got the Power」に、元OasisのリーダーNoel Gallagherをフィーチャリングゲストに迎えていることなどから、少なくともこの2人の間では関係は改善されているように思います。

この出来事は、往年のBrit Popファンの中ではかなりのサプライズだったと思いますが、彼らの子供世代にとっては、意外にもあまり気にすることではないようです。 

その証拠に、元OasisのシンガーLiam Gallagherの息子でモデルのLennon GallagherがなんとBlurのロゴ入りTシャツを着ている写真が最近、その弟であるGene GallagherによってSNS上で公開されました。

音楽メディアSPINによるとこれは、「Buffalo Zine」というアート/サブカル系の好感度雑誌の表紙用に撮影されたもののようです。これについては本人の意思なのかスタイリストによる確信犯的な遊び心なのか確かなことはわかりませんが、本人的にも抵抗がないからこそ、そのTシャツを着用したのではないでしょうか?

また、Noel Gallagherの娘で同じくモデルのAnaïs GallagherもNME上で自分の「人生のプレイリスト」なるものを公開しており、そこでは、Blurの「Parklife」をカラオケで歌う曲として挙げています。ちなみにOasisのWonderwallは、子供の頃からOasisの娘としてからかわれる時に使われる曲となっていたそうで、あまり好きではないそうです。その他にも最初に買ったアルバムとしてかつてのOasisのインタビューでは度々名前が出てきたThe Sex Pistolsの『勝手にしやがれ!!』を挙げています。

北と南、マンチェスターの労働者階級とロンドンの中産階級、「Roll with It」と「Country House」の同日発売といった当時のメディアが煽った「Oasis VS Blur」戦争によって、90年代のOasisとBlurの関係は一般的にはライバル関係と見られ、良好な関係ではないと思われていましたが、このようにそのピークの後に物心ついた子供達にとっては特に意識することではないのでしょう。

なお、以前、Gorillazのアルバムリリース発表後にロンドンで行われたお披露目ライブへのNoel Gallagherの出演も話題になりましたが、5/5にイギリスBBCで放送されたTV番組「The Graham Norton Show」でも、Damon AlbarnとNoel Gallagherが、一緒に先述の「We Got the Power」のライブパフォーマンスを披露しています。

 
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Source: SPINNME
Photo via Gene Gallagher