6/29にリリースされ、あれよあれよという間に各種ストリーミングサービスの再生記録を更新し、モンスター級のヒットを記録したDrake(ドレイク)の最新アルバム『Scorpion』ですが、実はこちら、最初に配信された内容と現在、配信されている内容は違うものになっているそうです。
様々な記録を更新したDrake最新作『Scorpion』
『Scorpion』は、Spotifyの公式プレイリストのカバーアートワークをジャックするなどユニークなプロモーションも行われ、同サービスでは音源配信後、1時間で1000万再生を達成。またApple Musicでは、1日で1億7000万回再生を記録し、同サービス上の1日におけるストリーミング回数で新記録を樹立。このようにリリース直後から爆発的なヒットとなったため、リリースから3日がたった時点で、アメリカ国内における最初の1週間ストリーミング記録を更新。なんと全プラットフォームの再生数を合計するとその時点での再生数はおよそ4億3000万回とのこと。
あとびっくりなのは、この『Scorpion』、この爆裂再生数の勢いのため、リリースされた瞬間にプラチナアルバムに認定されたとのこと。このあたりはストリーミング全盛の現代ならではのエピソードだなと。
実は配信中の『Scorpion』はアップデートされている
このようにとにかくモンスターヒットアルバムになっている『Scorpion』ですが、冒頭でお伝えしたように、実はその内容がアップデートされていることが報じられています。リリース後のアルバムのアップデートといえば、思い出すのはKanye West(カニエ・ウェスト)の『The Life Of Pablo』ですが、『Scorpion』はそれに比べると些細なアップデートに留まっているようです。
アップデートされたのは2曲は最初とどこが違う?
HHNMの指摘によるとアップデートが行われたのは、Lil Wayne(リル・ウェイン)の「Lollipop」をサンプリングした「In My Feelings」で、更新後は2:17頃からLil Wayneの新たに録音されたパートを聴くことができるとのこと。
それと、XXXTentacion(XXXテンタシオン)のことをリファレンスに使ったJay-Z(ジェイ・Z)パートも話題になった「Talk Up」は、このアップデート後、ミックスダウンがやり直されたバージョンのものを聴くことができるようになっているそうです。これに関しては、 XXXTentacion死去から時間があまり経ってないタイミングのリリースだったので、最初のバージョンではミックスダウンが気に入る仕上がりではなかったということなのかもしれませんね。
こういったリリース後の作品のアップデートは賛否両論だと思いますが、そもそもこういうことができること自体が今のデジタル全盛期ならではだなと改めて思いますね。まあ、ガラッと内容が変わったわけではないので、この件については明日の友人知人との会話のネタにでもして頂けたらと。
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Source: HHNM, Hip Hop DNA