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イギリスの中学校が試験科目にDJプレイを正式採用、決して夢じゃないという話

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レイヴ、セカンド・サマー・オブ・ラブ、ドラムンベースにダブステップ、グライムなどこれまで様々なダンスミュージックのジャンルを生み出してきたダンスミュージック大国イギリス。

DJの試験に合格すれば中学教育終了認定だと!?

そんな同国で、学校の試験に正式に”DJ”が加わることになったそうです。う〜ん、まさに夢の話か!! という感じですね。羨ましい限り…。

イギリス国営放送のBBCによると、今後イギリスの中学校では、DJプレイをピアノやバイオリンのようなクラシック系の楽器教育と同じように見做されることになり、しかも、中学校卒業時の終了試験「GCSE(The General Certificate of Secondary Education)」の音楽コースでは単位認定もされるそうな。

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授業の講師はプロDJが担当

そんなDJプレイの授業は、Future DJsというDJ専門の教育ビジネスを手がける団体が担当。その授業の講師はなんとプロのDJが勤め、ほかの楽器の講師のようにイギリス中の中学校に出向いて、中学生たちに実際にCDJやDJミキサーの使い方はもちろんのこと、リズム、ハーモニー、拍子、音程など従来の音楽の授業で勉強するようなこともDJプレイと一緒に指導するというから驚きです。

なお、この団体は、「もっと多くの若者が音楽に夢中になれるように、そして彼らが先述のGCSEとその上級にあたる「A-Level」に合格させる」というミッションを掲げて講師活動に精を出しているとのこと。

また実際に授業を受けた学生たちの中には、この授業で自分がDJをできるということを発見したことで音楽に興味関心を持ち、情熱を燃やす対象になっていると口にする者もいれば、気分が落ち込んだ時の良いストレス発散にもなると妙にませたセリフを口にする者もいたりとなかなか好評なようです。

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ちなみに1度の授業にかかる費用は学生1人につき15ポンド(約2200円)。それに関していくつかの学校では生徒の家庭の経済的な負担を減らすための援助もしているとのこと。

日本でも近年、DJスキルを学べるDJスクールはちらほら見かけるようになりましたが、正式に学校で学ぶ科目のひとつに加えられ、しかも試験まで用意されているのはすごすぎる…。

“GCSEで優秀な成績を収めた過去を持つ”プロDJが誕生か?

これなら、DJプレイの練習にもより熱が入りそうですし、サボるなんてもったいないくらい授業が楽しそうですね。もしかしたら、数年後のイギリスのスターDJのバイオには、「若かりし頃にDJに目覚め、GCSEで優秀な成績を収めた過去を持つ」とか記載されてたりして。あと勝手なイメージですが、CDJのビートシンク機能とか試験では禁止されてそう...。

なんにせよ、このシステムは画期的だし、よく採用したなと。イギリスの教育界、面白すぎですね。

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 Top Image via BBC
Source: Your EDM, BBC, Wikipedia1, 2