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今年もYosi Horikawa、Daisuke Tanabeら出演のWISE OWL HOSTELS TOKYO 3周年パーティーが楽しみだという話

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早いもので今年も7月。ここ最近は、全力で梅雨を感じる毎日ですが、私が長く暮らした日本の古都 aka 京都市では来週14日より、日本におけるお祭りのキング、祇園祭の宵山が始まる時期。つまり、ガチの天候レベルの話で、宵山終わりの17日、「山鉾巡行」くらいになると梅雨が明けてくる頃だと体内時計で記憶しているため、まあ、そろそろ東京も梅雨が明けるんじゃないかと思っています。

 

東京・八丁堀、7月の風物詩「WISE OWL HOSTELS TOKYO」のアニバーサリーパーティー

のっけから閑話休題すぎて恐縮ですが、現在、東京で暮らす私にとっての7月の風物詩といえば、八丁堀にある洒落たホステル、「WISE OWL HOSTELS TOKYO」のアニバーサリーパーティー。

23区内でも西の方に暮らす私にとっては、東のほうに出かけることは正直、あまりないのですが、ここ3年はこの時期に行われる先述のパーティーに足を運んでいます。

そのアニバーサリーパーティーについては、去年も書いていますが、ここで「WISE OWL HOSTELS TOKYO」情報を少し。同ホステルは、宿泊=エンターテインメントという発想のもと、生まれたホステルで、2016年7月にオープン。ホステルのフロントでは女将のユーラシアワシミミズク「ハチ」がゲストを迎えるなどユニークなホスピタリティで、当時から話題になりました。

 

またホステルの顔として、外から見た際に目を引くのはインパクト抜群のウォールアート。これはグラフィックアーティストのJUN INOUE氏によるものですが、氏はGilles Peterson(ジャイルス・ピーターソン)のWorldwide Festivalにも招かれているほか、昨年も渋谷で行われたバカルティ主催「BACARDÍ “Over The Border” 2018」で、DJとともにライブペイントを披露するなど音楽業界ともコネクトする人物です。

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こだわりのサウンドシステムが自慢の会場、ホステル地下のバー「HOWL(ハウル)」

そして、アニバーサリーパーティーの会場となるのは、施設の地下に併設されたバー「HOWL(ハウル)」。こちらの特徴はこだわりのサウンドシステムを採用しているところ。音響空間設計を建築音響の巨匠、霜田英麿、真空管アンプ設計を小松音響研究所の小松進、スピーカー設計をフィールドレコーディングを駆使した独創的な音楽で世界的にも注目されるサウンド・クリエイターのYosi Horikawaがそれぞれ手掛けているという、音楽好きにとっては気になるサウンドバーなのです。

国内外で高く評価されるYosi Horikawaら4組が出演

と、ここで本題。肝心のアニバーサリーパーティーには、先述のYosi Horikawaを筆頭にDaisuke Tanabe+Nobumichi Asai、Primula、machìnaの4組が出演というラインナップは、ビート系からアートな電子音響音楽好きにとっては必見すぎ。

特にYosi Horikawaは、今年5月末に待望の新作アルバム『Spaces』をリリースしたばかり。アルバムリリース後は、ヨーロッパツアーを行なっていましたが、今回の出演はアルバムリリース後では国内初のはずなので、今からとにかく楽しみ。

 

私は彼が都内でライブを行う際はほとんど遊びに行っているのですが、「Howl」でのライブはYosi Horikawaメイドのスピーカーが使用されるわけで、ほかのヴェニューでのライブとは一味違った音を楽しめます。その部分はコアではありますが、逆にプレミアムな部分でもあるため、Yosi Horikawaファンは遊びに行くが吉! と言わせていただきたい。

ちなみに『Spaces』では、シグネチャーなフィールドレコーディングを駆使した独自の音世界を展開しているYosi Horikawa。収録曲ではトライバル系テックハウスとも解釈できる「Crossing」とトライバルな”歌”が印象的でこれまでのライブでも常に会場を盛り上げてきた「Nubia」が特におすすめですので、アニバーサリーパーティーの前にチェックしておくとよいでしょう。

他の出演者ではYosi Horikawaの盟友で新レーベル「Borrowed Scenery」を共に立ち上げたDaisuke Tanabeに注目。というのも今回は、昨年のMUTEK.jp 2018に続き、メディアアーティストのNobumichi Asaiとタッグを組んでの出演となるため、昨年は諸事情でMUTEK.jp 2018での彼らのパフォーマンスを観ることができなかったので、非常に楽しみにしています。個人的にDaisuke Tanabeのライブが好きな理由は、ライブ時は原曲をアレンジして、ビートが超アグレッシヴになるから。

昨年、彼はインドのレーベルから『Cat Steps』というEPをリリース。その中にはAphex Twinオマージュの「For The Twin」、「hard off haul」などドラムン〜ジュークに通じる”速くて激しいヤツ”全5曲が収録されているので、そういった曲がライブでどのようにプレイされるか、今からかなり楽しみです。

 

加えて、私にとっては今回が初めてパフォーマンスを見させていただくことになるPrimulaの曲では、DÉ DÉ MOUSEを客演に迎えた「Make My Day」を生で聴きたいなぁと。MVもコミカルな同曲ですが、ラップトップで聴いてもズンズンくるキックベースの重さ、それに反するキラキラシンセ。”陰と陽”とでも言いましょうか。かっこ良き。

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それに通じる曲で日本のグライムMC、ONJUICYがスピットする「Back in the Day (Air Max)」も良き。当日もONJUICY客演してほしい…。

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最後にモジュラーシンセを駆使するmachìna。今年になってからはRBMF Tokyo 2019のウェアハウスパーティーとCircus Tokyoでのモジュラーシンセイベントでライブを体験済み。

最近、公開された「Reboot」という曲があるのですが、それがチルとインダストリアル、ディープハウスとIDMなど様々な音楽ジャンルを行き来するかのようなテイストでかっこいいです。

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おそらく、エレクトロニカ、レフトフィールド系のDJ Koze、Four Tetあたりが好きな人ならピンとくるはず。それとライブの予習はこのMUSIC SHAREが配信した動画が良いんじゃないかなと。

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今回の出演者もそれぞれが国内外で高く評価され活躍しているだけにこの4組のパフォーマンスを一挙に観られるのは超お得だし、貴重な機会だと思います。故に楽しみ。

そして、「WISE OWL HOSTELS TOKYO」の1階には「地酒・おでん・肴 フクロウ」なる飲食店が併設されており、毎年アニバーサリーパーティーに行くたびに気になっているのですが、未だ入店できないまま。今年こそはトライしてみたいなと考えています。出汁の効いたおでん、超食べたい…。以上、お後がよろしいようで。

 

WISE OWL HOSTELS TOKYO 3RD ANNIVERSARY

2019/7/13(土)
開場18時、開演19時 
※オールナイト公演ではありません

出演:
Yosi Horikawa
Daisuke Tanabe+Nobumichi Asai
Primula
machìna

料金:
前売り 2,000円
当日  2,500円
※入場時に別途ドリンク代500円が必要です

前売りチケット:
https://woht3rd.peatix.com/

会場:
SOUND&BAR HOWL (WISE OWL HOSTELS TOKYO 地下1階)
東京メトロ日比谷線、JR京葉線「八丁堀」すぐ

INFO:
https://soundbarhowl.com/
https://wiseowlhostels.com/