Plastician監修の旬な”Wave”を一挙にチェック!
UK・ロンドンを中心に今盛り上がりを見せているベースミュージックの新ジャンル”Wave”。その旬なアーティスト達による音源がパックされたコンピレーション『Wavepool 2』がリリースされました。
音源をセレクトしたのは、早い段階からこのシーンに目をつけ、自身のイベントにもWaveの若手を招き、シーンをサポートしてきたPlasticianです。
約14年間ホスト役を務めたRinse FMを最近卒業したものの、PlasticianはRinse FMの自身のラジオ番組でもWaveの音源をプレイするなど、このシーンに造詣が深いことでも知られています。
今月、Clash Magazineには彼のレーベル・Terrorhythmの若手Waveプロデューサーで7月末にデビューLP『Lifeforce』をリリースしたばかりのGlacciとのインタビューも公開されており、この時に掲載されているRinse FMでのGlacciのライブセット音源もイケてます。(LPにはWaveの3大コレクティブのひとつ、Liquid Ritualを主催するKarefulとの共作も収録されています。)
Waveの旬がわかる29曲を収録
今回リリースされたコンピレーションは、1年半前にリリースされた『Wavepool』の文字通りの続編で、Plasticianによる70分のDJ Mixが先行公開されていました。
収録されているのは、先述のKarefulのトラックの他、7月に『Wave 003』というコンピレーションをリリースしたコレクティブ「Wavemob」を主宰するKlimeks、もう1つのシーンの有名コレクティブ「Yusoul」の主宰者・Skit、Sorsari、Deadcrow、Harukasukaなどこのシーンのいずれかのコレクティブからリリース経験があるアーティストらの曲を中心に全29曲収録。
しかもこれだけ大ボリュームであるにもかかわらず9ポンド(約1,200円)という破格になっているので、WaveのDJ用の音源を探している人には入門用に最適なものだと思います。
このように目下、勢いを増しているWaveシーンですが、来月9/9についにここ日本でも本場のWaveがクラブで体験できることに。
Karefulが日本にやってくる!
なんとKarefulがアジアツアーの一環として、東京・Circus Tokyoで行われるイベント「Dosing」に出演するのです。おそらく今回が初となるWaveのアーティスト招聘。Karefulは、残念ながら今回は東京のみでのプレイとなりますが、耳の早い音楽好きにとっては要注目のイベントであることは間違いないでしょう。
【NEXT EVENT】Dosing presents: Kareful
— dos・ing (@wearedosing) 2017年8月28日
9月9日、@CIRCUSTOKYO にてロンドンよりラジオDJ、トラックメーカーでありレーベル"@LiquidRitual"のボス、@KarefulUK が初来日!!
It's lit 🔥 pic.twitter.com/NT6Urq5urq
シーンを追いかけている私としてもこのイベントには遊びにいきたいと思っていて、非常に楽しみにしています。
本稿を読んでWaveが気になった人は、以前公開したWaveとは一体どんなジャンルなのかをわかりやすくまとめたこの記事を読んで頂けたらよりシーンのことがよくわかるかと思いますので、今回ご紹介したコンピレーションと一緒にチェックして頂けたら幸いです。
【この記事に関連するおすすめはこちら】
Top Image via Terrorhythm bandcamp
Reference: Crash Magazine, Terrorhythm bandcamp