5月に記事を投稿して気がつけば約3ヶ月ぶりの投稿となります。これからまた定期的に更新していく予定ですのでどうぞよろしくお願いします。
ということで、ブログ再開1発目の小噺は、先月、Spotifyが発表したiOS/Androidアプリの新機能「What’s New」の話です。
Spotifyにはすでに「Relase Reader」や「Discover Weekly」のようにユーザーのリスニング履歴に基づいて、好みに合った音楽をパーソナライズしてくれるような機能がありますが、「What’s New」は、それらと異なりユーザーがフォローしているアーティストやポッドキャストの最新コンテンツがリリースされた際に通知してくれる非常にシンプルな機能です。
仕組みはフォローしているアーティストの新曲やポッドキャストの新エピソードが公開されると、ホーム画面上にあるベルアイコンを通じて、通知が届きます。
また、以前アプリを開いた時以降に新しい曲やエピソードがリリースされると、ベルアイコンに青いインジケーターが点灯し、アイコンをタップすると最新コンテンツ一覧が表示されます。ちなみにその表示は並べ替えたり、フィルターすることで、目的のコンテンツをすばやく見つけることができます。
Spotifyによると、同プラットフォームでは毎日5万時間以上のコンテンツがアップロードされているそうで、この機能があれば、お気に入りのアーティストなり、ポッドキャストの最新コンテンツリリースを逃すことはなくなりそうです。
最近だとSpotifyやApple Musicで音源を配信するアーティストも、新譜をリリースする際には、リリースを逃さないように事前に予約できるPre-Save（プリセーブ）、Pre-Add（プリアド）といった機能を使うケースが増えています。
ただ、私の場合は、よっぽどお気に入りじゃないと事前に予約することはないので、今回の「What’s New」くらいのほうが、フォローさえしておいたら最新コンテンツリリースの通知が来るので気楽でいいなと思っています。
その意味ではYouTubeなどの通知機能と同じなので、Spotofyユーザーからすると「What’s New」は、これまでありそうでなかった機能と言えるでしょう。
ただ、新譜なり、ポッドキャストのリリースがあるたびに通知が来ることに対しては、人によってはちょっとウザいと思うかもしれませんね。
個人的には、スマホには色々なアプリが入っていて、動画や新商品のリリース、キャンペーンのたびに通知が来ることは、もはやデフォのため、気になるフェーズは突破していますが、フォローしているアーティストが多い人にとっては、新譜のリリース日の毎週水曜、金曜になると通知も多くなりそうなので、ちょっとアレかもしれませんね。
ちなみにこの機能について、Techcruchが"ユーザーを駆り立て中毒性を高める通知機能"と評していました。
記事によると、
今、多くの企業は中毒性機能から離れようとしている。たとえばAppleは、アプリが通知を送れるタイミングをユーザーが制御できるようにする消費者向けツールを追加し、近日公開のiOS 15リリースでは重要性の低いアプリの通知を1日のサマリーにまとめたり、気を散らしたくない時のための「フォーカス」モードを提供する。一方TikTok（ティックトック）は、長い時間見すぎていることを知らせる動画を挿入している。Instagram(インスタグラム）は「You’re all caught up（コンテンツは以上です）」を2018年に導入した。
注意を促すための通知機能追加したSpotifyは、逆方向に進んでいる。たとえユーザーの心地よさと喜びを犠牲にしてでも、ユーザーエンゲージメントを増やしたいのだろう。
とのことです。
確かにNetflixとか、連続再生してると途中で長い時間再生してる通知が入って、一旦再生が止まるもんなぁ。それはそれでウザかったりもするんですけど、一瞬ハッと時間の浪費に気付くケースもあるので、プラットフォーム側のある種のサービス精神から来る通知は良し悪しなのかなと。
そういった指摘を踏まえて、新譜のリリース日にはアーティスト単位ではなく、その日のリリースを全部まとめて一括で通知が来るとか、ファローしている中でも特定のアーティストだけにできるとか、設定でそのあたりもカスタマイズできればいいなと思いました。
なお、7月末の時点で「What’s New」は今後、数週間で実装され、全世界のユーザーが利用できるようになるとのことでした。Spotifyユーザーの私としては、まずは実際にこの機能を体験してみたいなと思っています。
余談ですが、私は最近、氷川きよしの音声で料理を作る様子を伝えるという癖の強いポッドキャストにハマっています。ぶっちゃけ最初はなんのこっちゃよくわからないのですが、聴いているとだんたん想像力が掻き立てられる摩訶不思議な内容なので、気になった方は一度試しに聴いていただければと。
