来月5月に来日ツアーを行うことが決定している”現代エレクトロニックミュージックシーンのキーマン”の1人、Shigeto。今回のツアーでは、京都の野外フェス・THE STAR FESTIVAL 2018のほか、東京、大阪でも単独公演が決定しました。
Shigeto来日ツアー2018、単独公演は2都市とも胸アツ
その東京公演が、我らが、というか、私の大好きなYosi Horika、Daisuke Tanabeとの共演でとにかく胸アツ案件であるのですが、実は大阪公演のラインナップもまた個人的には胸アツだったりするのです。
昨年、通算3作目のアルバム『The New Monday』をリリースしたShigetoですが、その”デトロイト・ラブ”なバイブスに満ち満ちた音は、世界的にも評価が高く、先述のアルバムの中では、Moodymann(ムーディーマン)よろしくな極渋でソウルフルでジャジーなデトロイトハウス「Detroit Part II」がとにかくかっこいいのでお気に入りです。
しかも、この曲のMVもモノクロトーンで展開されていくため、ダンスミュージックファンが持つ、荒廃したモーターシティー的なデトロイトのイメージがひしひしと伝わってくる感じも良し。
とはいえ、内容はロードムービー風でそこに暮らす思わしき人々の日常といった感じの場面も描かれており、音楽とともにその光景が頭にインストールされるような感覚に浸れるところがクールです。
大阪公演はMetome、Kafuka、dznt aka No-keyに注目
そんなShigeto来日大阪公演をサポートするのは大阪を拠点とする天才Metome。私がどれだけ彼のファンかということは以下を読んで頂ければよくわかると思うので本稿では割愛。
しかしながら、最近聴いた中ではこの曲が超イケてたので今回はこちらを推し曲とさせて頂きます。
また同公演ではKafukaのライブも見逃せないと思います。彼の繊細な電子音とアコースティクな音を編み上げて作るような音楽は、まさに美麗エレクトロニカといった感じ。ほかにもビートメイクにも一家言ありげなこだわりを感じられ、聴くだけでなく、ダンスミュージック的な機能性を持っている部分もまた素晴らしいです。
昨年、名門「Project: Mooncircle」からリリースされたアルバム『Laws of Nature』全編捨て曲ナシなので是非ご一聴を。
そして、もう1人見逃せないイベントの出演者がdznt aka No-key。神戸を拠点とするこのプロデューサーのレフトフィールドハウスは、超良質なのでDJ Kozeとかハンブルグ系のレフトフィールドハウスが好きな方は、おそらくこの感じ好物のはず。推し曲はこの2曲。
ほかにも大阪で大活躍中のmightwhalesも良いDJなので、この大阪公演も見逃せない内容になっています。現在は、有名プレイガイドなどで前売りチケットが発売中。詳細が気になる方はイベント会場となるCircus Osakaのウェブサイトでご確認を!!
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Text by Lady Citizen aka JF
Top Image via Shigeto