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「レコードの日」の限定アナログレコードはキャッシュレス決済で購入するのが吉だ! という話

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“11月3日”は、アナログレコードのコレクターにとって、レコードストアデイ(RSD)に匹敵する"勝負の日" aka 「レコードの日」。その理由はこの日もRSDに負けじと劣らない限定プレスのアナログレコードが発売されるからなんですが、私にしても今年の全105タイトルの中にはもちろん目当ての限定盤があってですね。ちょっと前から財布と相談を重ねておりました。

 

今年で5年目を迎えた「レコードの日」の限定アナログレコードを買う

そんなわけで待ちに待った日が今年でやってきたというわけですが、ここで簡単に「レコードの日」についてご紹介。同イベントはアナログレコードの製造、各種印刷を行う東洋化成株式会社が音頭をとって行うイベントで今年で5年目を迎える”アナログレコードの素晴らしさ、美しさを堪能していただくべく立ち上がった”ものです。

また同イベントでは限定盤の販売に止まらず、各地のレコード店など協力し行うトークショーなどのポップアップイベントなども開催。ただの限定盤をゲトる機会に止まらない、レコードカルチャーを楽しめるものになっています。

公式サイトを読んでいると立ち上がったのはサブスク元年といわれる2015年だそうで、今やサブスクは音楽リスニング体験の主流に躍り出ている一方、アナログレコード市場も活況を続けており、収益も右肩上がりというのはよく知られた話。一時期、CDやデジタル音源に追いやられていたレコードだけにそれを販売するレコード店も苦しい状況にありましたが、RSDなど業界をあげての取り組みも功を奏しているのが今の時代だといえるかと思います。

 

「レコードの日」のようなイベントは関連イベント含め、業界における”サスティナブル”な取り組み

これまでもハイエンドオーディオファンやレコードコレクター、あとはストイックにヴァイナルプレイにこだわるDJたちからは、業界がどんな状況になろうともその存在自体は一定の支持を受けいました。

しかし、現在は、若者文化のファッション性と結びついたり、サブスクの揺り戻しとしての所有欲をそそるもののひとつとなっていることが、昨今のブームを生み出しているわけで。

そのブームが去ったあとも先述のような一定の支持層は去りゆく存在ではないため、完全に廃れるということはないと個人的には思っていますが、業界の中の人からすると怖いのはあくまで"トレンド"としてのみ捉えているご新規さん。そういう新たなお客さんを逃さないためにもこういったイベントは、今風にいえば、このカルチャーにおける”サスティナブル”な取り組みなのではないかなぁと。

実際のところ、限定プレスのレコードを買うのはコレクターも多そうですし、ポップアップのトークショーに足を運ぶのもこの分野においてリテラシー高めな人という印象が少なからずありますし、大事なのはそういうことが行われていることを人目にPR、周知していくことではないのかなぁと。

自分のようにたまにレコ屋にいって、気になるリイシュー盤を見つけた時だけ買っている人間からすると、どこか業界に対する心苦しさはあるものの、そうあることでこのカルチャーに興味を持ち続けるきっかけになっていると少なからず感じています。

ちなみにレコード初心者のためのこんな役立つ情報も発信されていました。

閑話休題。

限定盤買いすぎて"金銭的に死に至る病"だと思ったことある人は挙手!

今年のラインナップでいうと、TOWA TEI『ON AIR EP』、ピチカート・ファイヴ『THE BAND OF 20TH CENTURY: Nippon Columbia Years 1991-2001』あとはスカパラ関連だったり、世代にドンピシャなものに目を奪われてしまうわけですが、RSDにしてもレコードの日にも1番のポイントは、限定盤に目を奪われすぎないこと。それはつまり、金銭的な死を意味する、”死に至る病”を避けるために、財布と要相談し、あらかじめ予算を設定。それにあったもののみ購入するという計画的な購入計画が必要になってくるということです。

近年の物価、消費税の上昇、さらにはコレクター向けの重量盤仕様が増えたことなど、まあ、とにかくいろいろあって、最近のアナログレコードの販売価格は私がかつてDJ用の音源をレコ屋で買い漁っていた頃と比べるとかなり販売価格が上がっているように感じています。ですので、LPを3枚くらい買おうものならすぐに1万円を越え。散財につながってしまうわけです。

レコードのカルチャーに課金させていただいている

そういうわけで計画的な購入が必要になってくるこの手のレコードの祭典ですが、今年、私はこちらの2枚を購入。佐藤博『Awakening』に関していえば、すでにサブスクでも聴くことができますが、限定盤仕様にそそられ、森高千里『OVERHEAT.NIGHT (EXTENDED MIX)』は、リリース当時にプロモーション用にのみ配られていた音源の復刻というレアさに心を丸呑みされるという、いうなれば今回は結構ミーハーな理由で購入に至りました。

あとBEST MUSIC『MUSIC FOR SUPERMARKET』という”Vaporwaveの元祖!?”説のある音源が気になっていましたがこちらに関してはレコ屋に足を運んだ際には売り切れたのか見当たらなかったため、欲しかったけど購入には至らずという感じです。

こんな感じで今回は『Awakening』が税込で4000円以上したので、ちょっと散財した気分にはなるものの、2枚のみ購入なので、まあまたいい感じで趣味にお金を投資したというか、カルチャー対して”課金”させていただいたという気分です。

Awakening

Awakening

  • 佐藤 博
  • J-Pop
  • ¥2100
オーバーヒート・ナイト - Single

オーバーヒート・ナイト - Single

  • 森高千里
  • ポップ
  • ¥500

 

ポイント還元制度があるキャッシュレス決済で少しでもお得にレコードを買う

さて、ここで本題に。先ほども出た消費税の話ですが、皆さんご存知のとおり、2019年から軽減税率、消費税増税が施行されています。レコードは軽減税率の対象ではないのでもちろん、税率は10%。例えば、これまでなら1万円分買った時の消費税は800円、しかし、現在はその場合は1000円と200円の差が生まれます。

先ほどの”金銭的に死に至る病”なだけに、コレクターはこの機会に散財する方も多いと思いますが、そこで役に立つのがキャッシュレス決済によるポイント還元なのです。

こちらはPaypay、LINEpayなどおなじみのスマホによるQRコードキャッシュレス決済のほか、クレカ支払いなどにも対応するやつなのですが、このレコードの日においてもそのポイント還元対応店でレコードを買うとちょっとお得だということを私は強く言いたい。

その理由は先述のコレクターは結構な枚数を買い込み散財するに終始するわけですが、例えば、そのポイント還元対応店を探すスマホアプリ「ポイント還元」を使って、レコ屋を探すとスマホの位置情報から最寄りの対象店を見つけることができます。

ちなみに私はレコードは下北沢で購入することが多いので”ディスクユニオン”で検索するとこんな感じ。実際にお店に行くとクレカのほか、QRコード決済なら楽天ペイにも対応していました。

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また「ポイント還元」のアプリは若干、仕様に難ありで使いづらいのですが、そのウェブ版は、ポイント還元を5%、2%でソーとして検索がかけられるので使い勝手の意味ではスマホ越え。

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特にレコード購入に限った使いかたをする必要もないので、ポイント還元対象店で少しでもお得に買い物をしたいという方は、スマホのホーム画面にこのサイトを追加しておくとよいでしょう。

ポイント還元でいうと、その場で値引きになるものもあれば、クレカのポイントとして還元されるので、場合によっては実感がない方もおられるかもしれませんが、クレカでいえば、ポイントキャッシュバックもあるし、楽天カードならポイントでEC商品購入も可能なので、どうせお金を使うなら使わない手はないと思います。

キャッシュレス決済のポイント還元って"5%"の場合は実質5.5%らしいよ

ただ、このキャッシュレス決済のメリットはそこだけではないんですね。この記事によると実はこのキャッシュレスのポイント還元は、例えば5%の表示があるお店なら実質は5%ではなく5.5%の還元率だそうなんです。その理由は5%還元の5%とは税込み金額に対しての5%であり、還元されるのは税抜き価格で考えた場合は計算すると5.5%になるからだそうです。

これについては埋め込んだ記事を参考にしていただければ、キャッシュレス決済の細かいメリットやその還元率の話もよくわかるはずですので、気になった人はご一読を。

 

 

キャッシュレスによるポイント還元は2020年6月までなので来年のレコードストアデイでもこれ、活用します

レコードの日の限定プレスレコードの在庫は品切れ品も当然出てきているようですが、こんな感じで補充もされている模様。

そして、キャッスレスによるポイント還元は2020年6月まで継続されます。つまり、レコードの日が終わろうとも春のRSDにも対応するわけですね。

消費税分は場合によっては気にしないという方もおられるかもしれませんが、限定盤を買えば買うほど課税されるわけで、そのぶん、欲しい盤リストのための予算も膨らみます。だからこそ、1枚でも多く欲しい方は、こういったキャッシュレス決済のメリットを使ってみるのが吉なのではないかと。今回はそんな話をしてみたかった次第。以上、お後がよろしいようで。

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