Radiohead(レディオヘッド)のフロントマンとして知られるThom Yorke(トム・ヨーク)パイセンといえば、日本でも今月1/25から公開されるホラー映画の注目作『サスペリア』のサントラで話題ですが、私としてもこの映画が楽しみで仕方ないため今から待ちわびている状態です。そんな中、先日、Radioheadファンならテンション爆アガり間違いなしのレア曲「Ill Wind」が各種ストリーミングサービスで配信開始となりました。
『A Moon Shaped Pool』時代のレア曲「Ill Wind」
「Ill Wind」は、2016年のアルバム『A Moon Shaped Pool』のアナログ盤エディションに同梱されたボーナスCDに収録されていたトラックでこれまでのところ、ストリーミングサービスのカタログには入っていなかった曲です。
ちなみにそちらには採用はされなかったものの、2015年公開の映画『007 スペクター』主題歌のためにRadioheadが書き下ろした「Spectre」も収録されています。余談ですがその時に採用されたのはSam Smith(サム・スミス)の「Writing's On The Wall」。
その曲に関しては去年、Thom Yorkeがイタリアで行なったソロライブで披露。その模様がこちら。
Radioheadのレア曲リリースといえば『OK Computer』20周年記念版『OKNOTOK』
Radioheadの音源リリースとしては2017年に発売から20周年を迎えた名盤『OK Computer』のリイシュー盤『OK Computer OKNOTOK』以来。同アルバムにもファンの中でレア曲として知られる「I Promise」、「Lift」、「Man Of War」の3曲が収録されており、『OK Computer』当時に録音された20年前のオリジナル・レコーディング音源として初の公式リリースとなり、コアなファンを歓喜させたことも記憶に新しいです。
今回は全くの新曲ではないものの、近年、メンバーの映画界方面での進出が目立つ中でのバンドとしての音源リリースはありがたし。
Thom Yorkeが手がけた『サスペリア』サントラ収録曲「Open Again」
なお、先述の映画『サスペリア』は、1977年制作のイタリアのホラー映画のリメイク。出演は官能的要素の強さが話題になった映画『フィフティ・シェイズ』シリーズの主人公を演じたダコタ・ジョンソン(メラニー・グリフィスの娘さん)、クロエ・グレース・モレッツ、ティルダ・スウィントンらが出演します。
加えてオリジナル版の主演女優ジェシカ・ハーパーも出演するとのことで映画ファン的にはそこも胸アツな部分です。またThom Yorkeが手がけたサントラ『Suspiria (Music for the Luca Guadagnino Film)』は現在、ストリーミングサービスでも聴くことが可能。この作品の評価は高く、来月発表される第91回アカデミー賞の「歌曲賞」ロングリストにも同サントラ収録の「Suspirium」がノミネートされています。
そのうちの収録曲「Open Again」を披露するThom Yorkeのパフォーマンス動画も昨年12月に公開されています。
さらに『サスペリア』サントラに未収録の7曲を新たに収録したEP『Suspiria Unreleased Material』が2/22にリリースされることも決定。こちらは1500枚限定のアナログ盤として発売されるとのことですが、すでに公式の販売元で受け付けているプレオーダー分は完売というレア化必至のヴァイナルとなっています。
以上、お後がよろしいようで。
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Source: Pitchfork1, 2