ついこの前、年が明けたと思っていたらもう2019年の1月も終わり。てなわけでトンデモないスピードで月日が過ぎているわけで、まだ結構先だと思っていた第61回グラミー賞授賞式も気づけばあと少しで開催というわけです。
今回は最近、わずか8歳にもかかわらず巧みにビートメイクする息子の姿がネット上でバスってエラいことになっているAlicia Keys(アリシア・キーズ)がホストを担当。
.@THEREALSWIZZZ and @aliciakeys’ 8-year-old son Egypt is already making 🔥 beats pic.twitter.com/PFrEbs2LNw
— XXL Magazine (@XXL) January 20, 2019
最優秀レコード賞など主要部門ではCardi B(カーディ・B)、Drake(ドレイク)、Childish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)、Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)といったヒップホップ/アーバン系のアーティストのノミネートが例年以上に目立っているのも話題になっていますが、私的に最近知った中でおお、ヤベーとなったのが、表題の件なのです。
レッチリ x Post Maloneのパフォーマンスが第61回グラミー賞授賞式で実現
今年は主要部門の最優秀レコード賞に「Rockstar」、最優秀アルバム賞に『Beerbongs & Bentleys』がノミネートされるなど、一気に大物ミュージシャン感が増したポスティーことPost Malone(ポスト・マローン)。
今となっては先述の「Rockstar」音源の再生回数水増し行為説が物議を醸したり、フジロック2018で来日したものの、海外の知名度に反して、ライブ配信では誰こいつ?的なコメントも少なからずあったことももはや懐かしい。でもフジロックでの「I Fall Apart」のパフォーマンスはマジでエモすぎて皆さんにも見て頂きたいですね。
これを機に日本でも知名度が広がれば良いなとか勝手に思っていたのですが、これは私のもはや老婆心以外の何物でもない。なんと、今回の授賞式パフォーマンスでは、Post Malonが、サマソニ2019ヘッドライナーのレッチリ aka Red Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)と共演するというではないですか! ですので、これはさすがに去年のフジロックでPost Malonを知らなかった日本人の音楽好きの間でも少しは彼の名前が知られるようになるだろうと。そう思っている次第です。
レッチリ x Post MaloneにGeorge Clintonも加わるとの報道も!
あとですね、現在Stereogumが報じられていることによりますと共演するのはレッチリだけでなく、なんとファンクの御大George Clinton(ジョージ・クリントン)もこのスペシャルなコラボパフォーマンスに参加するそうな。ヤバい…。こうなってきたらちょっとポスティーいらんなとか思ってしまう底意地の悪い私ですが、ここは3つの世代を代表するスター3組による三位一体攻撃 aka ジェットストリームアタックを見せてほしいものですね。鬼ファンクなやつ、マジで期待(そうなってくるとやっぱりポスティーはいらんかも笑…)。
でも、Post Maloneはすでに去年、先述のグラミーノミネート曲「Rockstar」をフィーチャリングゲストの21 Savage(21サヴェージ)とロックの大御所でヒップホップシーンにも縁のあるAerosmith(エアロスミス)とMTV VMAで共演。見事にリアルなロックスターをフィーチャーしたジェットストリームアタック的「Rockstar」をブチかましているし、そもそもレッチリはラップありのミックスチャーバンドなので、相性は良さげ。なので今回も期待できそうです。
第61回グラミー賞授賞式はWOWWOWで日本時間2/11(月・祝)午前9時から放送
第61回グラミー賞授賞式については例年のごとくWOWWOWにて日本時間2/11(月・祝)午前9時から放送が予定されていますが、その番組のスペシャルゲストは山Pこと山下智久氏。我が国の官房長官ですら政府会見で嵐解散を憂うくらい、最近の日本のジャニーズアイドル事情はアレな感じですが、ここは山Pに場を盛り上げて頂き、ひいては日本の男性アイドルシーンももりあげてもらおうじゃありませんか! (あっ、それタッキーの仕事か…)
「第61回グラミー賞授賞式」スペシャルゲストとして山下智久の出演が決定!|第61回グラミー賞授賞式|音楽|WOWOW https://t.co/JN7YmajP6l
— battykayo (@2xV3i4OL6z25IDN) January 5, 2019
閑話休題。
そんなわけで先述のレッチリ x Post Malone x George Clintonのジェットストリームアタックを見るにはWOWWOW加入が必要なわけですが、一応調べてみたらアメリカでは有料のライブストリーミングもあるそうな。ただ無料トライアル版もあるそうなので、そちらがもし日本も配信エリアに入っているなら試して見るのもありかもですねぇ。気になった人はグラミー賞公式サイトにある「How to Watch Grammys 2019 Live Stream Online」をご参照をば。
George Clinton、Periscopeでサマソニ2018の時みたいにライブ配信してくれ
私的に期待しているのは、最近George Clinton御大は、たまに自身のライブをライブ配信してくれるので、今回も心のどこかでそれに期待。ちなみにサマソニ2018出演時もTwitterのライブ配信アプリのPeriscope(ペリスコープ)で自分のライブを配信。しかもまだそのアーカイヴがこの記事を執筆している時点では生きているという…。ですので、念のため、George ClintonのTwitterアカウントをフォローしておくと、当日は良いことがあるかも。
有名な”ち○ぽソックス”くらいレッチリ x Post Malone x George Clintonにはハッチャけて頂きたい
なお、レッチリとGeorge Clintonは、1993年のグラミー賞授賞式パフォーマンスで共演。その時はレッチリの人気曲「Give It Away」を披露していますが、これのパフォーマンスのポイントはGeorge ClintonがP-Funk All-Starsを引き連れている点でしょうな。鬼ファンクだ!! こちらでは謎のアンソニー(Anthony Kiedis)の肌けた芸者スタイルに注目。
youtu.be90年代は許されていましたが、これ現代ならカーリー・クロスの"芸者風の写真"レベルに「文化の盗用」と指摘されないやつなのかなと。昨今のポリコレは確かに人権問題意識向上の面で良い方に作用していると思う反面、こういうシャレの効いたファンが求めるようなパフォーマンスを無くしてしまうという負の面もあるのかなとこの動画を見ていて思ってしまいました。
でもレッチリ x Post Malone x George Clintonがどんなパフォーマンスを見せるのか? ということは私にとって間違いなく気になって仕方ない系のことなので、ここはあまり難しく考えず、有名な”ち○ぽソックス”くらいハッチャケた感じになることを期待したいと思います。以上、お後がよろしいようで。
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Top Image via Discogs / Wiki / Flicker
Reference: Stereogum, WOWOW, 61stgrammys