UKドリルに影響を受けた「ブルックリンドリル」を代表するラッパーだったPop Smoke(ポップ・スモーク)。
そんな彼は2020年に滞在先のAir Bnbで不法人侵入してきた5人の若者によって殺害されるという痛ましい事件の犠牲者となりました。しかし、最近、事件を担当した刑事のCarlos Camachoが、Pop Smokeを銃撃したのは15歳の少年だったことを証言していることが明らかになりました。
Carlos Camachoの証言によると、別の容疑者である20歳のCorey Walker容疑者が犯行の目的を予備審問で明かしており、その自白によると犯行の目的は、Pop SmokeのSNS投稿で見かけた彼のダイヤモンド付きロレックスを盗むことだったといいます。また、殺害後に盗まれたロレックスは、2000ドルで売り払われたことも明らかになっています。
さらにCarlos Camachoは、実際に銃殺したとされる容疑者と外の車で待機していたCorey Walker容疑者が、刑務所内での秘密裏に録音された会話で殺害を自白したと証言。それによるとPop Smokeは、午前4時に容疑者たちがAirbnbに侵入してきた時にはシャワーを浴びており、当初、犯人の要求に応じていたものの、彼らに駆け寄ってきたため、射殺されたとのことです。
20歳という若さで亡くなったPop Smoke。その彼を殺害した犯行は、SNSの投稿をきっかけにPop Smokeに狙いをつけた上で犯行に及んだことを考えると、今や若手ラッパーの間で定番化している"SNSでの成功アピール"も考えさせられる面があります。
なお、Pop Smokeの両親は、若者の中途退学の増加防止や学業成績を高めることなどに取り組んでいる団体「4 Education Alliance」とパートナーシップを組み、今年1月に「I WILL GRADUATE」という若者が非行に走ることを防止するためのプログラムを開始することを発表しています。
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Reference: https://www.stereogum.com/2147010/pop-smoke-killed-by-a-15-year-old/news/