ポケットサイズで見かけもキュート。miniMoは、そんなキューブ型のオモチャっぽいさも感じる8bitモジュラーシンセです。
こちらはAVRマイコンのArduinoを使ってプログラミングすることで、ユニットごとにオシレーター、フィルター、シーケンサーとして使用でき、連結させることで自分好みの小型モジュラーシンセとして使用することができます。
気になる出力音もサンプル音源を聴いている限り、先述のごとく、各々のユニットのプログラミングの組み合わせによって、アナログ感のあるチープなIDM系の8ビットノイズやホワイトノイズといったSE音から、フェザー、ディレイのかかったブレイクビーツまでを作成することができるようで、そのコンパクトな見かけに反して予想以上にアナログ系の音源として楽曲制作に使える感じが◎ですね。
また、これらのサンプル音源で使われているユニットのプログラミングのためのソースコードも、公式HPからダウンロード可能です。
そして、気になるお値段というとすでに組み上がったユニットは20ユーロ、自作できるDIYキットは12ユーロとそれぞれお求めやすい価格となっているのもポイント高し。
ですが、1点だけ注意点も...
実はこちら、写真のようなキューブ型にするには別途配布されている3Dプリントデータを使ってフレームを作る必要があるようなのです。
ちなみに販売されているままだと下の動画のようないかにもメカって感じの無骨なルックスとなります。
逆にそっちの方がモジュラーシンセ感があって好みだぜ!という方はそのままで、かわいらしいキューブにしたい人はフレーム製作用のデータのダウンロードをお忘れなく。という感じです。
また、むき出し版のサイズは4x4x3cm、フレームを被せると5x5x4.5cmとなり、こちらの方がちょっとだけ大きくなるものの、どちらにしてもコンパクトではあります。
おもちゃ感覚でモジュラーシンセを使ってみたい人や、これからモジュラーシンセを使ってみたいという人の入門機としていかがでしょうか?