今朝、目が覚めたらえらくSNSが賑わっていたので、何かなと思ったら、人気ラッパーのMac Millerの訃報が…。彼が死去したことについては最初、海外ゴシップ系メディアのTMZが報じており、その後、複数の国内外のメディアも一斉に報道。伝えられるところによれば、Mac Millerは、現地時間9/7の正午頃、カリフォルニア州サンフェルナンド・バレーの自宅で友人男性により意識不明の状態で発見され、その死因は、薬物の過剰摂取によるオーバードーズが原因とのことです。ショック…。
最新アルバム『Swimming』をリリースしたばかりだったMac Miller
個人的には彼が今年8月にリリースした最新アルバムにして遺作となった『Swimming』のメロウでジャジーなサウンドが好きだったし、これからさらなる飛躍が期待できるスターラッパーの1人だっただけに残念でなりません。
その『Swimming』にあわせ、先月彼が出演していたNPR「Tiny Desk Concerts」でのミニマルなライブセットは本当に素晴らしい内容でした。同ライブには先月サマソニで来日していたThundercat(サンダーキャット)もアルバムに参加していることもあり、そこでも「What’s The Use?」でベースで披露。また1曲目として披露された「Small World」では、ベースでなくシェイカーを演奏し、Mac Millerから冗談交じりでお褒めの言葉をかけられているのも印象的です。
Thundercat、Chance The RapperからParis HiltonまでがMac Millerを追悼
またThundercatは、盟友とも言えるこのMac Millerの死に際し、現実とは思えないと発言したり、「Tiny Desk Concerts」の動画や2人がスタジオにいる写真などを公開し、彼を追悼しています。
I’m gonna miss you Forreal Mac. One of the realest pic.twitter.com/SN6MYGT8wR
— ashy daddy (@Thundercat) September 8, 2018
— ashy daddy (@Thundercat) September 8, 2018
なお、Mac Millerの死に関し、音楽業界からはそれ以外にもジャンルの枠を越え、様々なミュージシャンたちが彼への追悼メッセージをSNSに投稿。その様子をMTVが動画でまとめています。そこで追悼メッセージを投稿したことを紹介されているのは、Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)、Solange(ソランジュ)、Kehlani(ケラー二)など。
The music community is mourning the loss of Mac Miller, who died at age 26. pic.twitter.com/XCLaiOyJ1P
— MTV (@MTV) September 8, 2018
特にMac Millerとの親交が深かったChance The Rapperの「何て言っていいかわからない。Mac Millerは僕を人生2度目のツアーに連れていってくれた。キャリアを始動させるのを手助けしてくれただけじゃなくて、彼は自分が知る中でもっとも優しい人間の1人だった。偉大な男だった。心から好きだったよ。ものすごく胸が痛い。どうか彼に神のご加護を」という追悼の言葉は、胸に突き刺さります...。
I dont know what to say Mac Miller took me on my second tour ever. But beyond helping me launch my career he was one of the sweetest guys I ever knew. Great man. I loved him for real. Im completely broken. God bless him.
— Chance The Rapper (@chancetherapper) September 7, 2018
またEDMプロデューサーのSteve Aoki(スティーヴ・アオキ)、シンガーソングライターのEd Sheeran(エド・シーラン)、果ては元祖お騒がせセレブで、現在はかなり真剣にDJ業に打ち込んでいると言われているParis Hilton(パリス・ヒルトン)らもそれぞれ自身のSNSでMac Millerを追悼するコメントを投稿しています。
So sad to hear the news about @MacMiller. Such a talented artist. My condolences go out to his family and loved ones 🙏 RIP
— Paris Hilton (@ParisHilton) September 7, 2018
J.Coleが問題を抱えているなら自分に申し出てほしいと呼びかけ
そして、今回のMac Millerの訃報を受けて、ラッパーのJ.Cole(J・コール)は、薬物をやめられなかったり、もし悩みを抱えていて、それを誰かに聞いて欲しいと思うのなら、すぐ自分に相談してくれと申し出ています。
This is a message for anybody in this game that’s going through something. If you don’t feel right, if you feel you have a substance problem, if you need a ear to vent to. If you uncomfortable talking to people around you. Please reach out to me.
— J. Cole (@JColeNC) September 7, 2018
J.Coleは、最新アルバム『KOD』で若手ラッパーたちの間で蔓延するドラッグや鬱などをテーマにしたリリックにも物申しているので、今後の業界が解決していくべき問題としてこういった発言を行い、警鐘を鳴らしていると思われます。
元恋人Ariana Grandeの反応
また最近、コメディアンのPete Davidson(ピート・デヴィッドソン)と婚約したMac Millerの元恋人Ariana Grande(アリアナ・グランデ)は、彼の訃報に際し、Instagramにその死は彼女の責任だとするMac Millerファンからの誹謗中傷コメントが大量に投稿されたため、現在は、コメント投稿の受付を中止する措置をとっています。また今のところ、Mac Millerの死に関してはノーコメントを貫いています。
また彼女に対する先述の誹謗中傷は、言うなれば謂れのないものであり、そのことについて、下記のように冷静な対応をする良識あるファンも存在します。
Instead of blaming Ariana for something she DIDN’T do... why don’t we celebrate him for something she DID do. She made Mac Miller happy and they fell in LOVE. Those memories can never be lost ❤️ pic.twitter.com/86zm38QQ5u
— Common Girl 💅🏻 (@girlhoodposts) September 7, 2018
追記:
ヒップホップ界隈で言えば、昨年のLil Peep(リル・ピープ)、今年のXXXTentacion(XXXテンタシオン)といった今後の活躍が期待されたカリスマ的な若手ラッパーが亡くなり、片やEDM界隈ではスーパースターのAvicii(アヴィーチ)、先月はクイーン・オブ・ソウルことAretha Franklin(アレサ・フランクリン)が亡くなるなど、2018年もまた音楽業界の喪失が激しい年になっていました。そしてここにきてのMac Millerの死。26歳での死はどうか考えても早すぎる…。R.I.P…
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Top Image via lipstickalley
Source:TMZ, hnhh, Okayplayer