つい最近、生前の姿をおさめたドキュメンタリー『Everybody’s Everything』が、アメリカにて11月に劇場公開されることが報じられた故Lil Peep(Lil Peep)。
”ラップ界のカート・コバーン”とも称された彼は2017年にドラッグの過剰摂取が原因で若くしてこの世を去ったことはすでに多くの方が知るところでしょう。
Lil Peepの母、息子の死の原因としてマネジメントサイド相手に訴訟を起こす
しかしながら、その死後も数々の遺作が発表されており、昨年は遺作アルバムにして彼の2ndアルバム『Come Over When You're Sober, Pt. 2』がリリースされたほか、今年も過去の人気曲やBlink-182(ブリンク182)のドラマー、Travis Barker(トラヴィス・バーカー)による遺作のリミックスがリリースされるなど、死後もファンにとっては目が離せない存在となっています。
また今後も、彼の母親であるLiza Womackが新たな遺作アルバムのリリースを匂わせる発言するなど、死後の遺作リリースにおいて彼女はキーマン的存在になっているわけですが、そんなお母様がなんと、生前Lil Peepをマネジメントしていた会社 「First Access Entertainment」と彼の担当マネージャーに対して訴訟を起こしました。
Lil Peepの薬物過剰摂取による死はマネジメントの怠慢のせいという訴え
現在、報じられていることによると、Liza Womackは、生前、Lil Peepがドラッグに走ったのはアーティスト活動からくる精神的なストレスや過密ツアースケジュールなど肉体的な疲弊によるストレスが理由で、マネジメントサイドはアーティストケアを怠った。それが原因でドラッグの過剰摂取による死亡事故が起きたとして、マネジメント側の職務怠慢だと主張しているようです。
マネジメント側が反論声明を出す
現在は、その訴えに対し、マネジメント側も反論の声明文を発表。Lil Peepの死因はこれまでに発表されているとおり、あくまで偶然に起こった事故によるものであると主張しています。またドラッグ摂取はLil Peepがマネジメントサイドからの指摘があったにもかかわらず、すでに成人していた彼自ら選択して行っていた行為だったと反論しています。
これまでの遺作音源のリリースや先述のドキュメンタリー制作にも関わってきたLiza Womackですが、今回の訴訟の行方はいかに? 個人的には状況が状況だけに今後、泥沼の係争ごとになっていきそうな予感しかしないですね。今後の続報が気になります。以上、お後がよろしいようで。