Kanye West(カニエ・ウェスト)といえば、最近だとPornhub授賞式でのクリエイティヴディレクターを務めた話が話題だと思いますが、その一方で、日本だと我々にとって馴染み深いコンビニの商品を謎に連投するという奇行をブチかましていることもにわかに話題になっています。
カニエ・ウェストがクリエイティヴディレクターを務めた #PornHub 受賞式、妻のキム・カーダシアンはセレブ部門での受賞ならず。Top "BJ"Performerなど各部門受賞は副賞としてカニエがデザインしたディルドをもらったとのこと。どんだけ...。https://t.co/gIOIptuH3E #KanyeWest #KimKardashian
— letter music (@lettermusicmag) September 8, 2018
Kanye Westが紹介する日本のコンビニ画像
いくつかあるその画像のうち、最初に投稿した画像にはまるでニュース番組で流れる家宅捜査の結果として容疑者から押収した”押収品”のごとく並べられたコンビニ取り扱い商品画像に対し、「あなたが将来の利便性をクリエイトしたいのなら、リサーチのためにチームを日本に送る必要がある」という一文をつけ加えています。
When you’re creating the convenience of the future and you send the team to Japan for research 🙈 pic.twitter.com/plT1twppTK
— KANYE WEST (@kanyewest) September 6, 2018
一見すると海外の人にとってはどエラいレベルでシュールだと思いますが、実はこれ、海外に少しばかり住んでいた私には言い得て妙というか、マジな話、海外、特にヨーロッパのコンビニタイプの店は真剣に検討する価値ありだと思います。これについては、私は北米に行ったことがないので、そちらのコンビニ事情はよくわかりませんが、おそらく同じレベルだと仮定して話させていただきますと、ヨーロッパ、というか特にイギリスのコンビニ(的な店)の品揃えは、日本のコンビニが品揃えに対する満足度が10点満点中10点だとすると、リアルに向こうは2くらい。日本のように充実のラインナップということはほぼあり得ないです。
— KANYE WEST (@kanyewest) September 6, 2018
海外のコンビニにも日本レベルのコンビニスイーツ展開すればめちゃヒットしそう…
そして、これは日本でも大型スーパー(西友的なやつ)と比べ、コンビニが割高になっているのと同じように向こうでもそれは同じ。むしろ、その割高具合は向こうの方が上だったりします。
あと日本だと喫煙者の方ならご存知かと思いますが、日本だとタバコの料金はスーパーで買おうがコンビニで買おうがどこでも同じですが、向こうだとそれもオープンプライスになっているので、ただでさえ高いタバコがコンビニだとさらに高い…。
ましてや、レペゼン日本のコンビニが誇るコンビニスイーツなどもってのほか。あんなに美味なものは、向こうのコンビニには存在しません。というか、あのシステムを向こうに導入できれば、かなり話題になるのではと思う程…。私の経験上、向こうで便利なのはATMが基本どこでも24時間使えるくらいのもの。コンビニに関しては、本当に気持ち程度のコンビニエンスさです。
— KANYE WEST (@kanyewest) September 6, 2018
キリスト教圏はクリスマスホリデーにコンビニのありがたみを知る
ちなみにオーストラリアにも日本でもお馴染みセブンイレブンはありますが、全く別物と考えてよし。揚げどりなど存在しません。唯一コンビニが空いていて良かったと時間したのがクリスマスホリデー。向こうだと12/24-26はスーパー、レストランなど多くの店が閉まります。私は当時、シドニー郊外に住んでいて、近所の大型スーパーが閉まるのを知らず、食料が自宅に全くない。近所の店もやっていない。マクドナルドですら閉店しているのにドン引きした経験があります。とはいっても、それもかなり前の話なので、最近はさすがに変わってきているかもしれませんが、もし、この記事を読んでいる今年から始めて海外に留学なり、駐在で滞在するという方は、向こうのクリスマス重要視度を決して侮らないで頂きたい…。食料は絶対にクリスマス前に買い込むことをおススメします。
閑話休題。
— KANYE WEST (@kanyewest) September 6, 2018
「孤高の天才」イメージでつながるKanye Westと松本人志
そんなわけでたまに、というかほぼ毎回、特に今年に入ってから常人にはわからない完成と発想のもと、トンデモ発言を繰り広げているKanye West。元々美大出身だがなんだかのため、アート志向が強く、アーティーなクリエイタータイプの人間だということは間違いないかと思いますが、以前、大きな波紋を呼んだ黒人奴隷選択制発言問題の時くらいにSNSで見かけた、特異な発想をし続けなければいけないことが義務的になっている点でお笑い芸人の松本人志と通じるところがある的な指摘は、本当に的を得ていると思っていたのですが、今回の謎コンビニ画像投稿もなんかそれとリンクするなと思いました。
ちなみに松本人志分析は、お笑い評論家のラリー遠田氏の『松本人志が失敗重ねて達した唯一無二の境地』が非常におもしろいです。同コラムでは、松本人志の2度の低迷期について分析が行われており、特に1度目の低迷期に関する分析が興味深い。そこで分析された松本人志の「孤高の天才」というイメージは、お笑いと音楽でジャンルは違えどKanye Westにもついて回るいイメージであるため、そういう点でやっぱり2人はどことなく通じるなと。またこのコラムを読んで松本人志のこれまでの軌跡を追いながら、これまでのKanyeの軌跡とを頭の中で比較したりするのもなかなか乙な遊びだと思います。興味がある方は是非。
余談ですが、海外のコンビニでは、今まで行ったことがある場所だと中国・上海には日本にもあるファミマがあったり、限りなく日本のスタイルに近いのでまあまあ便利かなと。(Kanye Westが投稿した写真には無印良品の商品もあったため、商品はファミマ取り扱いの物である可能性が高いのではないでしょうか?)
— KANYE WEST (@kanyewest) September 6, 2018
ただおでんコーナーになんとも辛そうなおでん串みたいなのがあり、辛いものが苦手な私はおっ、おおっ…と怖気づいてしまった経験があります。どなたかそれを食したことがあるという方がもしおられましたら感想を教えていただけましたらと。以上、お後がよろしいようで。
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Top Image via Kanye West