先週、前に聴いた「三四郎のオールナイトニッポン」での90年代トークがバカ面白いという話をいきつけのバーにて、そこのバーテンダー、常連の方々と話をしたところ、そしたら出るわ出るわ、懐かしいの90年代カルチャー話...。
“501XX対戦モデルと言われると照れますな”
G-SHOCKの”イルクジ”、元祖デジアナの代名詞”データバンク”、”リーバイス501XX対戦モデル”、”リーバイス501XX 66”、”赤耳”、”BOON”に”広末涼子”、任天堂が開発した”赤い双眼鏡 aka バーチャルボーイ”、ゲームボーイのRPGの名作「サガ」、裏面にどのレベルになればこんな魔法を習得できまっせ情報が記載された”ドラクエの下敷き”から、”聖剣伝説”ときて、”ドラクエ5の結婚イベントでビアンカではなく、フローラを選ぶ行為は天下一品であっさりラーメンを選ぶことに等しい”まで話が発展。
さらに”ダッシュ四駆郎”から”爆走兄弟レッツ&ゴー!!”とコロコロコミック系の話から”コミックボンボン”に話が移行したとおもったら、出ました、”OH!MYコンブ”!
当時、あの駄菓子を駆使した今でいうところのアレンジレシピに心をかき乱されたなぁ。なんて話に花を咲かせていたわけですが、先日、鑑賞できていなかった分のテラハをある程度まとめてチェックしてみたところ、おい、こら! 超急展開じゃないか!
暗黒騎士セシルばり転生するハルカ、その一方で”2代目てっちゃん”一直線のルカ…
しょーへいに続き、foxcoが”テラス”を卒業、そしたらリアル”宮城リョータ”系のバスケ選手が入居、さらに木村響子さんの娘さんも登場するという…。
さらにペッペはハルカが好きだと言い出すし、ハルカはハルカで卒業を口にしたと思ったら、いきなりビッチから”いい人”へと転生するというFF4の暗黒騎士セシルがパラディンになるレベルのジョブチェンジをぶちかますというね。
もう急展開すぎてヤバみが極まっていたわけですが、その流れの中でルカは相変わらず妖精ぶりを披露するというか、ファンタジー溢れる手料理を作ってはスタジオからイジられる安定のルカぶり存分に発揮してくれていたので私としては一安心だというわけです。
そして、前々から引っかかっていたルカのオリジナルレシピによる手料理ですが、アレは発想的にはもうほとんど”OH!MYコンブ”と変わらんなということに最近のエピソードを見ていて気づきました。
若者の90sリバイバルブームはもはや料理にまで及んでいるようなので”OH!MYコンブ”だという話
ですので、昨今のお洒落な若者は、ガルフィー着たり、FILA着たり、ヴァイナル買ったり、カセットテープ買ったり、レイヴっぽい曲がかかるパーティに行ったりと、何かと90sリバイバルブームを満喫している印象がありましたが、料理の面でも”OH!MYコンブ”にインスパイアされている例もあるんだなと思った次第です。
また最近のテラハでは各々の”将来”を考えることもひとつのテーマになっていますが、テラハの妖精ルカの通常運転モードは、確実に”2代目てっちゃん”襲名の匂いがプンプンするため、彼にはこのまま”プロテラスハウサー”になっていただきたいなぁと。そして、実はトリちゃんも最近は「プロテラスハウスサー感、強くなってきてるよね!? 」という話です。
第62回グラミー賞ノミネート作品発表!
今回もちょっとしたコラム記事ならそれで終わるくらいの内容が記事の枕になっているわけですが、テーマは「第62回グラミー賞ノミネート作品発表」。
この記事を執筆するちょっと前に発表されたので、ざっとノミネートされたものをチェックしたところ、主要4部門では今年大ブレイクを果たしたBillie Eilish(ビリー・アイリッシュ)が17歳にして4部門全てにノミネート、あとはLil Nas X(リル・ナズ・X)がおなじみの「Old Town Road」やEP『7』でノミネートされているほか、Ariana Grande(アリアナ・グランデ)の「7 rings」や『thank u, next』がノミネートされている感じです。
Ariana Grandeに関してはもはや黒歴史となった例の”タトゥー事件”をなかったことにするためにも「7 rings」でぜひ、最優秀レコード賞を獲得していただきたいところです。そうなれば将来的には風化させないbotにネタにされることもなかろうて…。
山下達郎「Fragile」ネタ曲収録『IGOR』が「最優秀ラップアルバム賞」にノミネート!
そして、我らが”タツロウ・ヤマシタ”プレゼンツの山下達郎「Fragile」(1998年)をサンプリングした楽曲(厳密には引き直しという方が正しいかも)「GONE, GONE / THANK YOU」も収録したTyler, the Creator(タイラー・ザ・クリエーター)のヒットアルバム『IGOR』が、なんと「最優秀ラップアルバム賞」にノミネート!
余談ですが『IGOR』にはこんな感じの別のカバーアートもあるそうな。こちらは『IGOR』リリース時にTyler, the Creatorが公開していた画像でよく見られた彼のいでたち風のものになっており、限定カラーヴァイナルで採用されていたそうな。
追記:第62回グラミー賞で『IGOR』が、なんと「最優秀ラップアルバム賞」獲得。
日本では山下達郎「Fragile」サンプリングも話題になったTyler, the Creator『IGOR』がグラミー賞最優秀ベストラップアルバム獲得した模様。#TylertheCreator #GRAMMYs https://t.co/uaUUcdG2sG
— letter music@音楽情報と雑談 (@lettermusicmag) 2020年1月27日
また「最優秀ラップアルバム賞」部門では大坂なおみ選手の恋人YBN Cordae(YBN・コーディ)作品もノミネートされているので、どちらがとっても日本的には話題になりそうですね。がしかし、個人的にはJ.Cole率いるDreamvilleのレーベルコンピ『REVENGE OF THE DREAMERS III』が獲得してほしいなぁと思ったり。あとMeek Mill(ミーク・ミル)のこれまでのことを考えると獲得してほしいなぁってのはありますよね…。
あとダンスミュージック系の「最優秀ダンス・レコーディング賞」、「最優秀ダンス/エレクトロニックアルバム賞」では、The Chemical Brothers(ケミカル・ブラザーズ)が2部門ともノミネートされているほか、RÜFÜS DU SOL(ルーファス・デュ・ソル)も2部門ノミネートされています。ただ、彼らって日本ではかなり過小評価されている印象があるので、これを気に知名度が上昇すればいいなぁと思ったりもします。
ケミカルと同じフジロック2019組ではエモすぎて死ねるアルバムだったTycho(ティコ)の『WEATHER』、サマソニ2019組ではFlume『HI THIS IS FLUME (MIXTAPE)』もそれぞれ「ベストダンス/エレクトロニックアルバム賞」ノミネートされています。
Rosalíaの良さを広く世に知らしめるためのJames Blakeアルバム『ASSUME FORM』もグラミーにノミネート
あとは部門違いで「ベストオルタナティヴミュージック・アルバム賞」にJames Blake(ジェームス・ブレイク)の『ASSUME FORM』がノミネートされているほか、そのアルバムに参加したスペインのRosalía(ロザリア)が最優秀新人賞にノミネートされています。
というかそもそも『ASSUME FORM』自体がRosalíaの良さを広く世に広めるためのアルバムだと私は思っているため、これは胸アツですね。
あとほかにも気になる部門やノミネート作品はありますが、そのあたりは有名音楽サイトなどがカバーしてくれるはずなので、私としてもそちらでチェックしたいと思います。
あっ、ちなみに今回は90年代リリースの山下達郎「Fragile」と冒頭の90sネタが繋がるように尾田栄一郎風に伏線を張り巡らしてみたつもりです(笑)。しっかり回収していただけましたでしょうか? 以上、お後がよろしいようで。
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Images via Genius
Reference: grammy.com