ひとつ前の記事でオーストラリアのレコ屋についてもちょっと書いこともあって、シドニーのレコ屋で今、アカペラをクリエイター向けに無償提供したことで話題になっているAyuこと浜崎あゆみの「BOYS & GIRLS」のリミックス盤の中古ヴァイナルを見つけて衝動買いしたことを思い出しました。
Junior Vasquezによる浜崎あゆみ「BOYS & GIRLS」リミックス
90sハウスレジェンドJunior Vasquez(ジュニア・ヴァスケス)御大がリミキサーに抜擢されたこちらは90年代末当時のクラブシーンを忍ばせる(スネアの鳴りとか)、今となっては昔懐かしいハウシーなリミックスになっているわけですが、Junior Vasquezといえば、Madonna(マドンナ)を始めとした大物アーティストのリミキサーとしても活躍し、一時代を築いた大人物。
その彼を起用できた当時のAyuは、やはりものすごいアーティストだったんだなとしみじみ思ってしまいました。是非、話題のドラマ『M 愛すべき人がいて』でもJunior Vasquezっぽいキャラが登場してほしいものです。そして、あわよくば田中みな実に「あなたにJunior Vasquezは分不相応よ!」という意味を込めてあの名セリフ、「許さなーーーい!」を是非ともブチかましてほしいものですね。
ダブワイズされるAyuの代表曲「Who…」
なお、その「BOYS & GIRLS」リミックスが聴けるAyuのリミックス盤は現在、音楽サブスクでも配信されていますが、そちらでは彼女の代表曲のひとつ「Who…」をダブワイズした珍リミックスも収録されています。リミックスタイトルに入る"Who Dub It?"という部分が、なんだかこのリミックスが抱える究極の謎をさらに深めてくれるスパイスになっているように思えます。
そして、これもまた昔を思い出したことですが、タブミックスでいえば、J-POPにはなんと往年の逆輸入バラドル、ビビアン・スー率いるブラックビスケットの大ヒット曲「タイミング」を日本のダブシーンの第一人者Dub Master Xがダブカバーしたバージョンも存在するのです(そういえばこの曲があることを友人に伝えるも全く信用してもらえなかったことも思い出しました)。
ちなみにこちらが収録されたカバーアルバム「Dub Master X presents Dub Summer Pop」にはボーナストラックとして「A Song for XX -dub's loverdub remix」なるAyu曲をダブワイズしたカバーも存在します。
どちらの曲も気になった方は怖いもの見たさで是非聴いていただけたらと。以上、お後がよろしいようで。
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