8/11はヒップホップの日
先日は山の日にちなんだDoodle(いたずら書き)が公開されいたGoogleの検索画面ですが、本日は、8/11でその生誕から44周年を迎える「ヒップホップ」を祝う特別な”Google Doodle(グーグル・ドゥードゥル)”ロゴイラストが公開されています。
一見、普通のロゴに見えるこのイラストですが、ストリート・グラフィティー風のロゴの中心にある再生ボタンをクリックするとなんと、ブラウザで使えるDJソフトのようなミキサーへと早変わり!!
起動させると、例えば、ヒップホップのルーツである、シーンのオリジネーターDJ Kool Herc(クール・ハーク)が、1973年にターンテーブルを使って、いわゆる「ブレイクビーツ」を発見した歴史を説明や、ブラウザの使い方がアニメーションで表示されます。
その後、DJミキサー画面に切り替わるのですが、これがかなり凝っていておもしろいです。
定番ブレイクビーツで遊べる
こちらのブラウザでは、BPMを変えたり、横フェーダーを使ってミックスできるだけでなく、テンポのオートシンク機能が使えたりと、市販のDJソフト的な機能が使えます。
もちろん、ヒップホップにちなんだちょっとしたGoogleさんからの遊び的サプライズなので、Serato DJ、Traktor、rekordbox djなど有名ソフトのように、自分で好きな音源をチョイスするということはできないのですが、用意されている音源が、定番ブレイクビーツネタのIncredible Bongo Band「Apache」、Billy Squier「The Big Beat」、George Clinton「Atomic Dog」といったものや、バトルDJ用のレコードに収録されているようなブレイクビーツ、サンプル、TR-808のビート音源などもあり、制作者のこだわりが感じられます。
こちら、デスクトップ画面でも遊べますが、スマホやタブレットなどタッチセンサーパネルのスクリーンを持つデバイスを使えば、よりDJ的に遊べます。
ちょっとした暇つぶしに最適だし、音源をスクラッチしたり、スクリューしたりという操作もできますので、是非遊んでみてはいかがでしょうか?
アレンジした遊び方候補
また、先述のように定番ブレイクビーツネタが揃えられているため、そういったネタの研究にも最適です。
その意味では、プリセット音源のDeBarge「Stay With Me」なんかはサンプリングネタとして秀逸なので、ブレイクビーツだけと言わず、フレーズをサンプリングして、フィルターハウスやFuture Funkっぽくネタものトラックに再構築する候補ネタを探すというちょっとマニアックな楽しみ方もアリだと思います。
いわゆるレア・グルーヴのディグの入門編としても視点を変えれば捉えることができると思っています。
気になる人は1度、こちらのGoogle Doodleリンクから、もしくは本日中ならブラウザを開いてこのミキサーを試してみてくださいね。
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Text by Jun Fukunaga
Top image via Google
Reference: Google Doodle