オフィシャルとしてGood Charlotteが公開
先週末、以前よりSNSで予告されていたLil Peep(リル・ピープ)の追悼式で、ロックバンドのGood CharlotteがトリビュートとしてLil Peepの人気曲「Awful Things」をカバー。その時のパフォーマンスの様子がわかるライブ動画をGood Charlotte(グッド・シャーロット)がオフィシャル動画として公開しています。
追悼式はライブストリーミングされており、その時に確認した方はすでにご存知かと思いますが、このカバー、とにかくめちゃくちゃかっこいい。それと同時に、グランジ/オルタナ/エモなどロックテイストなスタイル”Emo Trap”の旗手であったLil Peepの音楽ってヒップホップであると同時にロックだったんだな〜と改めて実感しました。
Lil Peepの祖母の言葉が印象的
追悼式は現地時間12/2にニューヨークのロングビーチで行われたのですが、そこでは彼の祖母や母親がスピーチを行った模様。その中でも祖母の「彼は現代のKurt Cobain(カート・コバーン)ではなく、唯一無二のLil Peepという存在だった」的な言葉が印象的です。
Lil Peepは人気は確かに急上昇していたものの、その死がきっかけで爆発的に注目を浴びたという感はファンだった自分からしてもどうしてもあります。生前からイメージとしてKurt Cobainをセルフプロデュース的に踏襲していただけあって、ドラッグや自殺をトピックにしたリリックの陰鬱さも、あまりLil Peepのことを知らない人でもあの音楽を聴けばなんとなくはイメージできるし、しかも夭折となれば、まあ現代版Kurt Cobainだよねって話になりますよね。そういう意味では祖母のこの言葉は重みがあるなぁと思った次第です。
*追悼式の動画はこちら
チェックして良いなと思ったLil Peep追悼動画
Lil Peepの追悼パフォーマンスは11月中に沢山行われたようでネット、特にYouTubeを検索していると結構出てきます。個人的にはLil Peep周辺のラッパーたちが所属していたレーベル/コレクティヴのGoth Boi Clique所属で「witchblades」という曲でコラボしたラッパーのLil Tracy(リル・トレーシー)による追悼版「witchblades」が泣けます。(実際にLil TracyがLil Peepを悼み、泣きじゃくる動画なんかもあったりします)
あと、ニューオリンズのラッパー2人組$UICIDEBOY$(スーサイドボーイズ)。彼らもパンクをバックボーンに持っていて、ドラッグやら鬱やらそういう系のダークなラップをやっていて、サウンドもめちゃダーク。あとLil Peepと同じく白人。ざっくり言えば、彼らもEmo Trap系で年齢もLil Peepより少し上で先輩格な感じです。そんな彼らもLil Peepの追悼パフォーマンスとしてLil Peepの「BeamerBoy」を披露。
この曲は6月に$UICIDEBOY$がロンドンでライブを行ったときに客演したLil Peepと一緒にパフォーマンスした曲のようです。
ちなみに$UICIDEBOY$の有名曲は「Paris」という曲。どえらい退廃感でMVもなんかの儀式っぽい。興味がある方は是非。
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Top image via Good Charlotte YouTube