今年のSummer Sonic、Sonic Maniaに出演することが決定しているPファンクの創始者、御大George Clinton(ジョージ・クリントン)が来年、2019年5月をもってライブ活動から引退を予定しているそうです。
George Clinton、ツアー活動引退予定
今年の7月に77歳になるGeorge Clintonは、最近心臓ペースメイカー手術を受けるなどハードなライブ活動を継続するには肉体的な問題も抱えていますが、それは引退を決めた決定的な要因ではなく、Billboardによると、引退のタイミングがやってきた、ライブで自分が前面に立つことが少なくなってきたことなどを語っており、世代交代的な意味での引退の模様。
個人的な「One Nation Under a Groove」にまつわる思い出
私の中でのGeorge Clintonの思い出は、やはりというのも気が引けますが、Funkadelic(ファンカデリック)の『One Nation Under a Groove』。学生時代の友人が当時、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)にどハマりし、バンドのベーシストFlea(フリー)の熱狂的なマニアになっておりまして。
そんな彼が何かの雑誌のインタビューかで読んだとかで、FleaはGeorge Clintonを影響を受けている。そしてFunkadelicの「One Nation Under a Groove」は、ダンスミュージックでも最もサンプリングされまくった曲の1つだ」的なことを聞かされたことから、私も当時、同曲をやたらと聴きまくっておりました。
最高に余談ですが、当時の私はサンプラーを使ったループベースのハウスみたいなものを趣味で制作しておりまして、「One Nation Under a Groove」をサンプリングしようとするものの、インストバージョンのトラックを所持していなかったのでフレーズの切り取りに四苦八苦した記憶が…。
それ以外にもこのアルバムにはやたらエモいファンク「Groovallegiance」なども収録されていたり、改めてファンクの名盤だなと思うわけなのです。
Parliament38年ぶり新曲を今年リリース
そういや今年に入ってからGeorge Clintonは、自身が率いるもう1つのファンクバンドParliament(パーラメント)の新曲「I’m Gon Make U Sick O'Me (feat. Scarface, Mudbone)」を38年ぶりにリリース。こちらは最近MVも公開となりました。
また私的には1月に公開されたアメリカのラジオ局NPRの名物企画『Tiny Desk Concert』のライブ動画がなかなか胸アツ。こちらではGeorge Clinton & The P-Funk All Starsとして出演。先述の「One Nation Under a Groove」もバッチリプレイされています。
というわけで、今年のサマソニ、ソニマニが日本でGeorge Clintonのライブ(少なくともフェスクラスのステージでのライブは)を見る最後のチャンスになるかもしれないので、ファンは参加必至かと。
*追記:8/19 サマーソニック東京でのnGeorge Clinton & Parliament-Funkadelicのライブ動画を本人が公開していました。
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