Vaporwave界隈の有名アーティスト、つまりアンダーグラウンドスターであるESPRIT 空想が今年11月にリリースしたアルバム『200% Electronica』に収録されている「Flounder 202」のMVが最高にVaporしています。
200%Vapor桃源郷
まさに200%Vapor桃源郷とでも言いたくなるビジュアル。CGで再現された90sなPCが置かれたオフィスから謎の荒涼とした大地に飛び出す。そのSF映画に出てきそうなどこかの惑星みたいな場所で巨大な鳥に乗って人物が飛び立つ様と超サイケなサウンドが異様にマッチしていて癖になります。後半のサイケなペイントが施されたスーパーカーがマックスターンっぽいことをしているところは映画『マッドマックス』オマージュなのか…。ともかく200%Vapor。ドラッギーです。
また『200% Electronica』に収録されている「Trip II The OC」という曲も、90年代風のクラブのシーンをフッテージに使ったMVが存在。
曲調はクラシックなデトロイトテクノ、というよりはLoneのアルバム『Emerald Fantasy Tracks』をブレイクビーツカバーしたようなトリッピーな今のアングラ90s break beatsオマージュになっていてこれもなかなかかっこいい。
『100% Electronica』をサンプリング
アルバムは別名義のGeroge Clanton名義でリリースしたヴァーチャル・シンセポップなアルバム『100% Electronica』をサンプリングしてVaporwave的手法を使い再構築したものだそうな。溢れんばかりのニューエイジなヴァイブスに満ちた作品。電脳空間で涅槃に入りたい方におすすめです。
『100% Electronica』も「It Makes The Babies Want To Cry」など良曲多数なのでインディーシンセポップが好きな方は是非。
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Text by Lady Citizen aka JF
Top image via 100% Electronica YouTube
