2018年も気がつけばもう上半期終了で残すところ、あと半年を切ってしまっており、月日の流れの速さにおののいているわけなのですが、思い返せば今年はこれまでほぼ毎月、広島が生んだ鬼才、地獄大使CRZKNYが世に放つ地獄ボムに身も心も燃やし尽くされているなぁと。
CRZKNY、D.J.Fulltonoらとタッグを組んで『Draping』を始動
そんな地獄の炎を操る幽遊白書でいうところの飛影のごときCRZKNY氏が、なにやらまた新しいプロジェクトを始動させるとのことで、それへの期待が日々膨らんでいるという感じの今日この頃です。
その新規プロジェクトは、日本のJuke/Footworkの中心人物で、CRZKNYとはウォルフガング・ヴォイトによるミニマルテクノの最高傑作 Studio1 へのオマージュとして開始されたプロジェクトである、かの「Theater 1」での盟友D.J.Fulltonoをはじめ、世界で最もミニマルフットワークをリリースしている男ことSkip Club Orchestra、アートワーク担当として 参加するmegumu yamamotoというCRZKNYを含む4組がレーベル『Draping』を始動させるというもの。
「Theater 1」を経た感覚をサウンドとアートの融合物としてオーディエンスに纏わせる
プレスリリースによりますと、人体に合わせた立体裁断を意味する「Draiping」が冠せられたレーベル名の由来は、megumu yamamotoの作品に感銘を受けたD.J.Fulltonoが「Theater 1」というプロジェクトを経た感覚を、よりダンスフロアへ向けたサウンドに落とし込みサウンドとアートの融合物を「オーディエンスに纏わせる」という発想が元になっているそうです。
ちなみにTheater 1は、活動開始から終了までの2015年〜2016年という1年間では、毎月1枚、計12枚のEPをリリースするというハイペースで制作活動を続け、その集大成として先述のEPを二枚組CDアルバムにした「fin」を発表。そして、インスパイア源のウォルフガング・ヴォイトに手渡すことで活動を終了させた経緯を持っています。
謎に包まれた『Draping』の全貌がDOMMUNEにて明らかに
現段階では、その新レーベル『Draping』に関する音源などは公開されていませんが、本日8/8にDOMMUNEにて特番が組まれており、番組内でこのプロジェクトについて各当事者たちがそれぞれの”Draping”像を持ちより、全貌を紐解いていくそうです。超絶謎に包まれている同プロジェクトですが、これまでのCRZKNY関連作などのことを考えると素晴らしい地獄絵図がインターネットを通して届けられることでしょう。一体、今回の放送ではどれくらいの地獄っぷり、そして阿鼻叫喚がSNS上に巻き起こるかに今から期待が高まります。
なお、DOMMUNEの放送の後半パートでは、一夜限りのTheater 1復活ライブ、そして D.J.Fulltono による Draping の世界観を表すDJプレイも予定されているとのこと。まあ、間違いなくヤバイっすね、地獄っすね、これ。見逃し厳禁なこちら、19時より放送です。以上、お後がよろしいようで。