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DOMMUNEが平安京のサウンドスケープを再現する「NAQUYO-平安京の幻視宇宙」を無料配信するぞ! という話

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本日、3月27日(土)17:30〜20:00より、京都・ロームシアター京都にて"平安京のサウンドスケープを再現するアートプロジェクト"の「NAQUYO-平安京の幻視宇宙」が開催されます。

 

「NAQUYO」は、アート×サイエンス・テクノロジーの祭典「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-」と電子音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK.JP」のコラボレーションによるアートプロジェクトで、これまでに2020年10月に開かれた第1弾では、「平安京の幻視宇宙とは何か?」を考察したオンライントーク&ライブ、同年12月の第2弾では「文学と美術史料から平安京の音風景」を探ったオンライントークを行なっています

第3弾となる今回のイベントでは、「1200年前の京都(平安京)は、どのような音に包まれていたのでしょうか」をテーマに、3組のアーティストがライブパフォーマンスで平安京のサウンドスケープ(風景)の再現を試みます。

そんなことを聞いて、「緊急事態宣言も明けたことだし、実際現地にいきてーな」と思っていたのですが、家庭の事情などもあり、今回は参加を断念。とはいえ、長く京都に住んでいた身としてはやっぱり後ろ髪を引かれる思いも強く...。という感じでしたが、なんと、DOMMUNEが今回のイベントを無料配信するというではありませんか!!

 

このありがたみの深さMAXの無料配信は、現地イベントと同時刻の17:30から配信スタート。17:30-18:00は第一部の「NAQUYO 平安京の幻視宇宙・邂逅」をテーマにしたトークセッション、18:00-20:00の第二部は、Kazuya Nagaya + Ali M. Demirel、Junichi Akagawa + nouseskou、Yuri Urano + Manami Sakamotoの3組による平安京のサウンドスケープを再現するライブパフォーマンス「NAQUYO LIVE PERFORMANCE」を視聴することができます。

ちなみに今回出演されるYuri Urano + Manami Sakamotoによる昨年のMUTEK.JP+MXでのA/Vライブパフォーマンス動画が現在、YouTubeで公開されているのですが、それもめちゃ良い感じ。この2人が音とビジュアルで再現する平安京のサウンドスケープは特に気になりますね。

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子供の頃に読んだ漫画版の「平家物語」(作者は赤塚不二夫!)に多大な影響を受けたことをきっかけに「ますらお」やら「ジパング 深蒼海流」を読み漁りながら、平安末期を中心に平安時代にハマり続けている私だけにマジで今回の配信は楽しみすぎです。

なお、翌日はAbletonとTouchDesigner by Derivative協力のもと、アートとテクノロジーの融合について理論的・実践的に学べるワークショップも開催されるそうなので、それも後学のために参加してみたかったなぁ。

そんなわけで「そうだ、京都いこう」したいMAXの土曜の昼下がりでした。刮目して「NAQUYO」の配信を視聴したいと思います。

 


「NAQUYO ―平安京の幻視宇宙―」
KYOTO STEAM in collaboration with MUTEK.JP

info:https://www.dommune.com/streamings/2021/032701/

「NAQUYO LIVE PERFORMANCE」

■17:30-18:00 TALK:「NAQUYO 平安京の幻視宇宙・邂逅」
谷崎テトラ(放送作家/KYOTO STEAM -世界文化交流祭- 実行委員会チーフディレクター)、中川 真(サウンドアート研究者/大阪市大都市研究プラザ特任教授)、竹川潤一(MUTEK.JPクリエイティブディレクター)、岩波秀一郎(MUTEK.JP代表)

■18:00-20:00 LIVE:「NAQUYO LIVE PERFORMANCE」
Kazuya Nagaya + Ali M. Demirel、Junichi Akagawa + nouseskou、Yuri Urano + Manami Sakamoto

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Top Image via DOMMUNE