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bandcampのアーティスト還元日に関するRAのまとめが優秀でしたという話

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日本だけでなく、欧米の新型コロナウイルスパンデミック状態が加わったことで、今や地獄の釜のフタが開きっぱなしのTwitter。“正しく恐れる”というキーワードがありますが、もはやその”正しい”はどこにあるのやら。日本と海外では色々な面で状況やその対策に違いがありすぎて、何が正しいのか本当にわからなくなってきました。

専門家同士または専門家-素人間でデマ認定合戦が繰り広げられたり、色々なイデオロギーからくる政治がらみの陰謀論?みたいなものも噴出していたりと、とにかくTLを見ていると不安になる要素だけは尽きない昨今。

 

”ウイルスとの戦いのはずが、人間の恐怖心との戦いになっている”的なツイートを見かけましたがまさにそのとおり。ポスト・トゥルースがウイルスを上回るスピードで感染拡大している状況はなんともつらみでございます。

もう色々思ったことを条件反射でネットに投稿するのはできれば控えたほうがいいのでは? と思うものの、対策状況なり、政策なりがそれをなかなかさせてくれない状態を作り出していることはなかなかエクストリーム。ですので、こんな時、自分が現代における”知の巨人”のような人物であれば、幾ばくかは救われるのだろうか? などと思う次第です。

そんな中、読んでみた国際政治学者の三浦瑠麗先生のブログ記事「政治や科学者の分断がもたらす新型コロナウイルス禍の拡大—イタリアはなぜ混乱しているのか」が興味深い論考になっていました。

内容の受け取り方は、読み手に委ねられると思いますが、自国中心的なポピュリズムが進行している今の世の中では現在のような混乱は起こりうるべくして起こるんだなというのが私の感想。現在のような社会的”分断”が気掛かりだという方は一読しておくと、今後の考え方の参考のひとつになるのではないでしょうか?

あと科学的な知見という点ではこちらの「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察」という記事も興味深いのであわせてどうぞ。

 閑話休題。

 

bandcampがコロナ禍で苦境に立たされるアーティストに収益を還元

現在、音楽業界もコロナ禍で先行きが不透明になっているのはすでにみなさんご存知かと思いますが、現在、欧米では感染拡大防止を目的にした”ロックダウン”施策が行われていることにより、日本同様”エンタメの空白期間”が進んでいます。その煽りを受けて、ウルトラマイアミ、SXSW、コーチェラ、グラスントンベリーといった海外大規模イベントの中止、延期だけでなく、街場のクラブやライブハウスなども営業不可能な状況かつ、いつ事態が収束するかもわからないため世界中のDJやアーティストたちが収入面で苦境に立たされている状態です。

このような状況を回避するためのサポート施策としてbandcampが現在、3/20から24時間限定でその間の収益を全額リリース元のアーティスト、レーベルに還元するキャンペーンを実施しています(日本時間だと3/21の16時までが有効期限になるようです)。

未発表音源が続々とリリースされる”レコードストアデイのデジタル版”状態に

それにあわせて多くのアーティストが未発表音源やミックステープ、サンプル集などをリリース。現在は、UKの有名DJ/プロデューサーのPlasticianの弁を借りれば、”レコードストアデイのデジタル版”状態になっています(ちなみに本家レコードストアデイも4月開催予定だったものの新型コロナウイルスの影響で全世界で延期が決定)。

そのためとにかくリリースが多くなっているので、どれを購入するか迷うという人も少なからずおられるはず。その場合は、RAがまとめた特集記事「Bandcamp Friday Buyer's Guide」がディグの参考になるのでおススメです。

この特集記事ではRAがピックアップしたアーティスト還元日の新作音源(曲、EP、LP、コンピ、サンプル集など)やセール実施中レーベル情報がまとまっているため、膨大なリリースをチェックする時間がないという人にとっては非常にフレンドリーなものになっています。

 

独自のアーティスト支援を打ち出すレーベルも

またこのキャンペーンにあわせ独自のアーティスト支援施策を打ち出すレーベルも現れました。例えば上海のレーベル「SVBKULT」では、bandcampからの収益を今月末まで全額アーティストたちに還元。プレオーダー商品にもこれを適用すると発表しています。

www.instagram.com

さらにレーベルコンピ『Cache 01』も月末まで無償配布(投げ銭制)とのことで、レーベル入門にこちらをまずはDLしてみるのも良いでしょう。

 

DJのおすすめを参考にディグってみる

あと日頃からbandcampディグを行なっているDJの方々のツイートも非常に有益です。私の場合だと、bamulet氏、NOUSLESS氏のおすすめ音源が気になるものが多いです。

 

Soundman Chroniclesのデジタル音源化は確かにアツい。

また以前、bamulet氏がご紹介されていたbandcampの購入履歴を公開して、他の方のディグの参考にするという方法も業界をサポートする意味では有益だと思うので、もし気になった方はそういったことも参考に今回購入した履歴を公開してみてはいかがでしょうか?

 
最後に私のおすすめをひとつご紹介。DJ DANIFOXのEP『Quem è o Palhaço』が奇妙奇天烈なKuduroで中毒性が高いです。

ちなみにタイトルの日本語訳は”誰がピエロなんだ?”だそう。時期が時期だけに意味深だ…。

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