今月から毎週木曜にロンドンの人気ネットラジオ局NTSにてレジデンシーショーを放送するAutechre(オウテカ)。初回は4/6に放送され、現在はNTSの特設サイトでアーカイヴ視聴可能なのですが、こちらは秒単位でカウントされるタイマー付きで限定公開になっています。
NTSのAutechreレジデンシーショー音源が販売
ただ、この音源は放送終了後、MP3、Wav、ハイレゾの24bit Wavの3フォーマットで販売となり、ファンはこちらでご購入をという流れのようです。
販売サイトのAE-STOREによりますと、このレジデンシーショー終了後は、4週に渡って放送されたセッション音源を12アナログLP、8CD Boxセット、MP3やWav、ハイレゾとして販売することになっているそうな。
Image via AE-STORE
また個々のセッション音源毎に3枚組のアナログLP Boxセットとしても販売されることになっているようで、そちらは販売サイトによれば7/26に発売になる模様。なお、どちらのフィジカルフォーマット音源も現在、プレオーダー受付中になっています。
Autechreのレジデンシーショーは、NTSにて次回は4/12(木)に放送されます。詳細や期間限定アーカイヴの視聴、音源購入などはこちらのNTS特設サイトで可能です。
Listen back to Autechre's first residency show on NTS, re-looping below until their next show on Thursday 12th…https://t.co/duKdbMx8Aj pic.twitter.com/4lwKindgPM
— NTS Radio (@NTSlive) 2018年4月6日
8年振りのAutechre来日公演は6月に東京・LIQUIDROOMにて
こんな感じにいきなり再始動したAutechreですが、なんと8年振りとなる来日公演も決定。6/13日(水) に東京・恵比寿LIQUIDROOMにてヘッドライン公演を行うとのこと。同イベントはbeatink主催でサポートアクトとして、マンチェスターの実験電子音響系有名レーベルSkam Recordsを主宰するAndy Maddocksが帯同する予定になっています。
Oneohtrix Point Never(ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー)も日本先行で5月末にアルバムリリースを控えていたり、Autechreもこのクレイジーなボリュームの音源をリリースしたりとWarp所属の大物が一気にまた動き出した感があります。それにあわせて、日本での販売元のbeatinkもバンバン来日公演を企画してくれるのは電子音響系ファンにとってはありがたみ極まりなし…。
Autechre来日公演の詳細はこちらでご確認ください。beatinkではチケットの先行販売が本日から行われるとのこと。
マニアのための王道路線もきっちり届けてくれた2018年のWarp
Warpは、最近だと今年のサマソニ2018にも出演が決定している今、注目のKelela(ケレラ)みたいなエクスペリメンタルなR&Bシンガーの作品もリリースしていたりと、これまでのイメージ止まらないリリースにも力を入れていくのかなという印象が個人的には少しありましたが、こういうWarpマニアのための王道路線もバッチリ用意してきているところがニクいなぁと。
そういや何気にサブカルスター、ヴィンセント・ギャロもWarpのアーティストだし、最近ちょっとサンローランのCMでもお目にかかったので、そろそろ彼も何らかのリリースしてほしいなぁ〜と思いつつ、来週のAutechreのレジデンシーショーに期待を膨らまている私です。ちなみに初回の音源は、かなり作業用BGMとしても優秀だったので、そういった聴き方もアリっちゃアリですよ。
あっ、今更だけど去年はNTS、Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)のライブストリーミングやってたなってことを思い出した…。そうなってくると来年Warpは誰をNTSとのコラボ相手として送り出すんだ? なんてことも気になりだした次第です。
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Text by Lady Citizen aka JF
Top Image via beatink
Source: NTS, Fact, beatink