先日、letter musicにとあるトラックが送られてきまして早速確認させて頂きましたところ、内容がものすごく良くてちょっと感動してしました。
現在20歳の謎のトラックメイカーT4CKYによる「 I 」
そのトラック「 I 」は、T4CKYという現在20歳の大学生トラックメイカーによるもので、4/8にリリースするシングル「I / II」に収録されるとのこと。このトラックがですね、めちゃ良い感じのレフトフィールドハウスで一気に心を鷲掴みにされてしまった私なんですが、テイスト的にはDJ Kozeに通じる感じでセンス良すぎだなぁと感心してしまいます。
「 I 」は、トライバル系の声ネタサンプルとマレット系の物悲しいメロディーが印象的です。そして、どことなくFour Tetを彷彿とさせるビートも絶妙。勝手なイメージですが、この人絶対Four Tet好きだなと。
和製DJ Kozeだと言いたい
この「 I 」に関しては、もはや私の中ではDJ Koze。なので、T4CKYは和製DJ Kozeと言わせて頂きたい。ついに日本の若手トラックメイカーからもこういう Pampa Records系の人がでてきたか〜、なんて思っています。
ただ、このT4CKYというトラックメイカー、かなり情報が少ない。しかしながら本日、東京のCircus Tokyoで行われるイベント・INNITに出演とのことなので、実物を目撃できたら良いなと。あ〜、気になる。
OPNを彷彿とさせる昨年リリースの『XIX』
あとSpotifyで検索してみたら『XIX』という去年リリースされたアルバムを発見。こちらはかなりOneohtrix Point Never系で、1曲目の「XIXI」を聴いた時点でOPNファンなら思わずニヤっとしてしまうくらい好物だと思います。
このアルバムに関して印象的なのは、J-POPからと思われるサンプリング(浜崎あゆみっぽいのとか)。加えてアルバムとしてのトラックの配置もストーリー性があって秀逸なところ。そういった要素があるためが故のVaporwave以降のネットエレクトロニックミュージック最前線的な現代の極北感が全体に溢れていて非常にかっこいい。そんなアルバムです。
というかこれが当時19歳くらいの若者の最初のリリースかと思うと末恐ろしい。「 I 」然り、『XIX』然り、アートワークにもただならぬこだわりを感じるところもまたアーティーなT4CKY。
DJ KozeからOPNまでカバーするこのオールインワンな才能、気になった人は今からマークしておくことをオススメしたいです。ちなみに私はもう完全にファンになってしまったので取り急ぎSpotifyとSoundCloudをフォローしておきましたよと。
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