先週から法廷での予想の斜め上を行く、暴露話で話題になっているTekashi 6ix9ine(テカシ・シックスナイン)こと6ix9ine(シックスナイン)。現在までに容疑がかけられていた罪を認めたことなどが報じられていましたが、気になるのはその罪は減刑になるのか? そして出所はありえるのか? というところにあると思います。
6ix9ine出所後もラッパー活動継続か!?
それについてはこれまでに当局との司法取引によって、所属ギャング組織の犯罪行為を密告することで、その見返りに減刑、釈放を目指していると報じられていましたが、どうやらその流れが現実味を帯びてきそうな模様です。
最近の報道によると、どうやら先述の司法取引が功を奏し、噂されていたとおり釈放という流れになりそうな模様。そこで焦点になってくるのが、密告に対する報復行為から身を守るための証人保護プログラムを受けるかどうか? という話なのですが、なんと6ix9ineはそれを拒否する意向がなるそうな。
目的としては、証人保護プログラムを受けた場合、別人として余生を過ごすことになり、ラッパーとしては引退という既定路線からの脱却。つまり、ラッパーやめたくないっす、お金稼げなくなるっすということが予想されるわけなんですが、これ、本当に断っても大丈夫なのか?
すでに法廷には大量のギャング達が姿を現していたという報告もあるだけに、仮に予定されているという2020年1月までの出所が実現した場合でも、すぐに身の危険にさらされることは間違いないくらいというのが、現在の6ix9ineの状況です。
今ではMeek Mill(ミーク・ミル)に“インターネットギャングスタ”と揶揄される6ix9ineですが、これまでに「GUMMO」を始め、数々のバイラルヒットを世に送り出し、大金を手にしてきたのも事実。やっぱり、それくらいの成功を手にしてしまうと、例え命の危険があってもその”売れっ子ラッパー”という地位は惜しいものなのでしょうか?
ヒップホップコミュニティからの支持は皆無も…
実際に今では”父”と呼ばれるほどに蜜月関係にあった50 Cent(50セント)ですら、手のひらを返し、距離を置いていたりもします。さらに法廷でもラッパーに対する謎の暴露を続けたこともあり、彼の信用という株はもはや地の底にまで落ちている状況だけにこのまま続けても良いことはもう何もないんじゃないかと…。
ちなみに最近、アルバム『KIRK』をリリースしたDaBaby(ダベイビー)がインタビューで、密告さえなければコラボも考えたけど、今は仮に出所しても断固お断りだとインタビューで語っています。それほどまでに嫌われてしまっている6ix9ine。
「すごいんだぞ、6ix9ineさん」的ないじりをしてくれる東野幸治みたいな人が必要なのでは? 説
余談ですが、この前、アメトーークの「すごいんだぞ、西野さん」という悪意しかない東野幸治企画をひさしぶりに鑑賞して思ったのですが、もはや6ix9ineには東野幸治的役割の人物が必要なのでは? と思ってしまいました。
確かにキングコング西野さんに対する東野幸治のいじりは悪意しかないのですが、それが逆に1周回ってコメディになるところは、東野幸治という芸人の真骨頂だなぁと。ホント、悪意しかない(少なくとも観ている側からはそう思える…)。でも、そこがおもしろいところだということも間違いなく…。それにしてもこういう時の東野幸治は持てる力の150%を費やしていじってくるからすごい。
昨日の #アメトーーク 面白すぎたので2回目見てる😂😂😂西野っちの後ろの小さい西野が終始気になる。#すごいんだぞ西野さん #西野亮廣 pic.twitter.com/QMxan5ldMX
— Mao (@maomaomao321) October 21, 2016
密告事件もすぐに忘れ去られると考える6ix9ine
最近、TMZが報じたことによると、6ix9ineは出所後、カムバックするプランがあるようで、周囲の声に対し、ヒットメイカーの自分に寄せられたくだらない嫉妬にすぎないと考えている模様。またギャング組織に対する密告もそのうち忘れ去れ、”事もなし”になるだろうと思っているそうな。
報道を見ている側からすれば、かなりお気楽な感じが否めないのですが、実際のところはそんなにうまくいくのでしょうかねぇ。
ちなみに以前、6ix9ineの「STOOPID (Ft. Bobby Shmurda)」でコラボした現在収監中のラッパー、Bobby Shmurda(ボビー・シュマーダ)が2020年12月に釈放というニュースが最近報じられたばかり。
Bobby Shmurdaは先述の6ix9ineの密告を激しく非難している1人で2度コラボしないと発言。さらに6ix9ineはラッパーではなくただの芸能人だとばっさり。この2人が時期は違うとはいえ、同じ年に出所してくるのは何かの奇縁なのか。出所後、新たにビーフが予想されるという声もあるようで、かつてのコラボ相手からも嫌われる6ix9ineって本当に敵が多いw。
今後も物議を醸す発言がわんさか飛び出してきそうな6ix9ineのエクストリームなラッパー人生。少なくとも話題づくりからのストリーミング誘導という、今の音楽ヒットの重大要素だけはなんなくクリアしそうな感じではありますが…。以上、お後がよろしいようで。
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Reference:XXL、TMZ、The Fader、The Source