本日、音楽好きにとって耳も目も疑うことがあったとすれば、それはEDMスーパースターグループとして知られ、2013年に解散したSwedish House Mafia(スウェディッシュハウスマフィア)の「ULTRA Music Festival Miami 2018」での奇跡の復活だったかもしれませんが、個人的にそれすら遥かに凌駕する勢いのヤバすぎトピックが私の心を搔きむしりまくりました。
Swedish House Mafia再結成よりも衝撃的なディーン・フジオカのWaveな新曲
それは俳優、ミュージシャンとして世の女性を虜にするディーン・フジオカさんがなんと新曲で昨年くらいから新しいベースミュージックのジャンルとしてロンドンを中心に人気になっているWaveをモチーフにした新曲「Echo」のリリースが発表されたからです。
*追記4/19に「Echo」のダウンロード販売が開始されました。
この新曲は、ディーンフジオカ主演で4/19(木)22時からスタートするノンストップ復讐劇・木曜劇場『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』の主題歌だそうですが、フジテレビによると「Wave」に影響を受けた世界基準のサウンドになっているそうです。
「マジかよ!?」しかないすさまじいディーン・フジオカの音楽センス、チョイスに脱帽しまくりなのですが、“復讐心”や“運命”をつづった全英語詞となっているため、あの耽美的で冷ややかな曲調はその内容にはあっている気がします。ただ、厳密に言うとWaveは曲調に反して、というか曲調の割に、ネット音楽、例えばSoundCloud Rapみたに欝と自殺とか暗いテーマを掲げておらず、「URL to IRL」つまり、ネットで完結させずに現実世界に持ち込もうというシーン的にも上昇志向があり、ポジティヴだったりします。なので、私的にはその歌詞内容だと、マインド的にはWaveプラスWitch Houseな感じというのが厳密にいうとあっているのかなとも思います。思いっきり余談中の余談ですが…
何はともあれ、そのおディーン様Wave、どんな仕上がり化気になったのでその曲が使われた30秒のドラマスポットを聴いてみたところ、最初は普通に流麗なラウンジーなピアノと歌という感じのため、なんだ期待はずれか? と思わされるのですが、終盤の5秒くらいでガチのWaveサウンドがいきなり鳴り出し、この上なくビビります。
おディーン様、J-POPにWaveを持ち込んだ初の日本人アーティストに
よくクラブミュージックのなんたらいうジャンルをJ-POPに持ち込んだという話を聞きますが、それに当てはめたら「WaveをJ-POPに持ち込んだパイオニアはディーン・フジオカ」といっても過言ではない。それくらいガチだったのです。
正直なところ、昨年末はシーンの中心人物のKarefulが90年代にテクノ四天王の1角と呼ばれたOrbitalの公演サポートをするという結構な躍進をみせましたが、シーンの震源地であるロンドンでもまだまだアングラ。今のEDM風トラップなんかに比べると海外でさえ、ポップス化されているとは言えないこのタイミングでまさか、その先鞭をここ日本のどメジャー芸能人がやってしまうところはヤバすぎる。
そしておディーン様仕事ということもあり、クラブミュージックに興味があるないに関わらず絶対に世の女性の多くはこれを聴くのは間違いないという、ある意味トレンドセッター化身Diploですらできないことをやってのけるディーン・フジオカのこのフロンティアスピリッツは常人では絶対に真似できないと思います。
先ほど、J-POPにWaveを持ち込んだと書きましたが、これはもしかして、世界初のメジャーWave曲ではないかと。ちなみにたった5秒くらいしか現段階では聴けていないながらも、その出来栄えはWaveの支持者でUKの大物DJのPlasticianが監修したコンピ『Plastician Presents - Wavepool 2』に収録されていてもおかしくないほど。マジでフルトラックが早く聴きたすぎる!!
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