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Technics「SL-1200 MK7」2019年夏に製品化予定も価格は12万円超との噂、マジなら購入ハードルがさすがに高い件

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1/7(日本時間1/8)にラスベガスで行われたイベント「Technics7th」とタイミングをあわせて発表されたオーディオブランドTechnics(テクニクス)待望の新作ターンテーブルSL-1200 MK7。SL-1200シリーズの最新作となるこちらは、同ブランドファン、というかDJ待望の2010年生産完了の同社の名機SL-1200 MK6に続くモデルとなり、発表が報じられた瞬間から私のDJ経験のある友人たちの間でも話題になっていました。

 

「Technics7th」にあわせてSL-1200 MK7がTechnicsより発売されることが発表される

イベント「Technics7th」は、ヴァイナルディーガー界のカリスマ的存在として知られるCut Chemist(カット・ケミスト)を筆頭に、毎年奇跡の来日をここ最近は果たしてくれるMAWことMasters At Work(マスターズ・アット・ワーク)のKenny Dope(ケニー・ドープ)、去年末から年始にかけて来日ツアーを行なったデトロイトテクノオリジネーターの1人であるDerrick May(デリック・メイ)らに加え、日本からはDJ Koco a.k.a. Shimokita氏が出演し、Boiler RoomとDOMMUNEによる配信にも注目が集まりました。

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日本のDJ、DJ Koco a.k.a. Shimokita氏のレアグルーヴ満載のオールヴァイナルプレイ

現在、その放送はBoiler RoomのYouTubeチャンネルもアーカイヴが公開中。個人的にはCut Chemistパイセンのプレイに非常にワクワクさせて頂きましたが、それに負けず劣らず素晴らしかったのがDJ Koco a.k.a. Shimokita氏のプレイ。Boiler RoomのTwitterでも以下のようにシンプルに力強いワードが並べられており、スタッフもそのプレイを鑑賞して大層ブチアガったんだろうということが用意に想像できるところがまた素晴らしいですね。

 

 「100% Vinyl. 100% Skills」、こんなカッコいい言葉があるのだろうか? 状態なので、是非まだそのレアグルーヴ満載のプレイを未視聴の方には観て頂けたらと思います。

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SL-1200 MK7は”マットな質感の黒いボディ"で新機能搭載

で、気になるSL-1200 MK7の仕様はというと、端的にいえば、かつてのDJ用SL-1200シリーズを踏襲したDJフレンドリーなターンテーブル。カラーリングは同シリーズのアコニックなシルバーカラーとは違い、”マットな質感の黒いボディ"の「オールブラック」”とは、DJ機材専門店のPowerDJ’sの弁。

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また新機能としては普通にリスニング用として使う場合、おそらくまず使わないであろうリバース再生機能。これでヴァイナルを使ったトリッキーなプレイの幅も広がるってもんよ。また何気に嬉しいのは以前のシリーズでは不可能だった電源ケーブルの取り外し。私はSL-1200 MK5を所有しているのですが、このケーブルが本体から取り外せないのが何気に引越し時とか邪魔になってちょっとストレスになります。ターンテーブルカバーによくビニテでつけて移動していた記憶ありです。(あっ、でもPioneer DJ(パイオニアDJ)のSL-1200そっくりなターンテーブルは確か本体から電源ケーブルが取り外せたような…。)

大音量環境下における外部からの振動を効率的に遮断する”仕組み

あとヴァイナルを音源として使うアナログターンテーブルではあるものの、これまでにTechnicsが培った技術の粋が余すことなく取り入れられた感じで、例えば、振動による音飛び対策として、新開発のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを採用することで、回転中の微小振動を抑制するとともに、デジタル制御により高精度な回転を実現。ABS樹脂にガラス繊維を配した特殊素材とアルミダイカストの2層構造による高剛性筐体、およびスプリングとラバーを組み合わせたインシュレーターの採用で、大音量環境下における外部からの振動を効率的に遮断する仕組みになっているそうです。

 

機械音痴の私にはイマイチ、よくわかりませんが、とにかく”大音量環境下における外部からの振動を効率的に遮断する”仕組みというのは明らかにクラブ使用を想定した部分で、今後のクラブにおけるターンテーブルの新たな新スタンダードになりそうですね。

販売価格は高級志向から脱却? それとも?

ちなみに製品化は2019年夏に製品化予定とのことで、市場に並んだり、クラブに導入されるのはそれ以降という感じです。そして、ここで気になるのはその販売価格。Technicsは以前、DJ向けのSL-1200シリーズからの撤退発言をしており、DJ業界はそのコンシューマー層から外されていました。その代わりにオーディオマニアのハイエンドユーザー向けに33万円(税抜)もの高級ターンテーブルSL-1200Gを発売。匠の技が光る制作過程動画がすごい...。

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さらに2017年にはその半額以下の14万8000円(税抜)でSL1200-GRも発売していますが、それでもかつてのDJ向けSL-1200シリーズが確か私が購入した当時4~5万円ほどで購入できたことを考えるとかなり高いと言わざるを得ないですね。また最近は中古市場でもググっているとSL-1200 MK6が7~8万円で販売されているため、なかなか手が出しづらい…。

 

それだけに新作SL-1200 MK7は、例えば、先述のPioneer DJのモデルくらいで4万円程度で買えるくらいの価格帯に設定されていたら良いのになぁ願望が強いです。というのも私、MK5所有もその昔、DJ音源は完全にBeatportで買うスタイルに移行した際にもうアナログでDJすることもほぼなくなり、恥ずかしながらお金に困っていた時期でしたので、所有している2台のうち1台を某中古家電買取のお店に流してしまったのです。まあ、その時得たお金が2000円という全く元が取れない価格ですごくげんなりした記憶があるのですが、当時は今のようにヴァイナルブームでもなんでもなく、今にして思えば結構な妥当な金額だったのかなと。

閑話休題。

海外ではSL-1200 MK7販売価格は12万円を超えるとの噂が...

そんなわけで、その時失ったもう1台のターンテーブル復活を目指し、SL-1200 MK7販売開始となった暁には1台欲しいなと思って、その価格発表に期待していたわけですが、最近、Vinyl Factoryが公開した販売価格に関する記事を読んで、ガクブル。まだあくまで噂の段階ですが、なんと販売価格は899ポンド、日本円換算する約12万4757円という…。これ、本当ならマジな話、ちょっとハードル高い。申し訳ないが、最近欲しいなと思っているAbleton Push 2かもしくは友人にレコメンされるもお金がかかるのでためらっているモジュラーシンセ買う…。

youtu.be   確かに先述のとおり、アナログながらもハイテクな仕様なので、お値段は張るのでしょうが、DJプレイがしたいがためだけに一般家庭に12万越えのタンテを導入するのはさすがに気が引けます…。

でも最近のPioneer DJのCDJの上位モデルCDJ-2000NXS2が、1台で30万円近かったりすることを考えると、プロの現場仕様としては機能の面を考えるとある程度妥当な価格だったりするのかもと。ですので、SL-1200 MK7が1台12万越え問題は立場によっては高いと見るか妥当と見るか意見が別れたりして…。とはいえ、かつてのSL-1200シリーズを購入してた私としてはもちのろんで高いんですけどね。はてさてSL-1200 MK7は本当にこの噂どおりの価格になるのでしょうか? 願わくば6万円くらいで収めてほしいものです。以上、お後がよろしいようで。

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Top Image via Vinyl Factory
Source: Vinyl Factory