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SEKITOVAとBETAPACK、新作良すぎな2組がFloating Points京都公演に出演するという話

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本日、4/29に京都の老舗クラブClub Metroにて、Rainbow Disco Club(RDC)2018にも、Four Tet(フォー・テット)とのB2Bセットで出演したFloating Points(フローティング・ポインツ )京都公演が行われます。

Floating Points京都公演に出演するSEKITOVAとBETAPACK

私は残念ながら現地在住ではないため、ゴールデンウィークだし、弾丸で初夏の京都を満喫ついでに遊びに行けたらなぁ〜と当初、淡い期待のようなプランを立てていたものの、現状は色々と立て込んで実行できず…。口惜しやという感じです。

というのもそのFloating Points京都公演のサポートアクトが超豪華。先月リリースになった2ndアルバム『Human』も話題のyahyelの杉本亘と篠田ミルによるDJユニットMonjoe & Miru、SEKITOVA、BETAPACK、そして現地京都からはオルタナティブ・バンドOUTATBEROも出演といういずれの出演者もヘッドライナー級となった鬼ラインナップ。間違いなく音楽好きなら楽しめる内容になっているからです。

 

そんなイベントでFloating Pointsに注目するのはまあ、言わずもがななのですが、私的に特に注目したいのは最近、新作音源をリリースしたSEKITOVA、BETAPACKの2組。

SEKITOVA 「Escape」

まず、SEKITOVAの新曲「Escape」。こちらは自身が主宰するレーベル「ZAMSTAK」からのリリースなのですが、同レーベルからのリリースとしてはなんと6年ぶりとのこと。レーベルからは6年前に、当時の日本のクラブミュージックシーンに衝撃を与えた彼のアルバム『premature moon and the shootingstar』がリリースされています。

soundcloud.com

あれからもう6年かぁ〜と思いつつ、その「Escape」を聴いてみると、超ドープ。緩めのBPM、ズブズブのダビーさといういかにも深ギマリ系なのですが、特筆すべきはそのドープさに加えられた儚くも美しい白昼夢を彷彿とさせる儚くも美しいマレット系のシンセパート。同曲は、テクノとしてもハメていくセットにはピッタリなのですが、先述のその要素があることでレフトフィールドハウス方面にも突き刺さる内容になっているなと思いました。

Escape - Single

Escape - Single

  • SEKITOVA
  • エレクトロニック
  • ¥250

醒めた美しさをDJセットで表現したいアート系DJの方には是非こちらをセットに組み込むことをおススメしたい1曲です。

ちなみに私は、そういうDJ使いもありと思いつつも、仮にもし、各種ストリーミングサービスにあるようなプレイリストを作るならアンビエントとかチルアウト系のものにもベタながらも組み込みたいです。こういう2面性のあるトラックは私は大好物なので、ともかく最高だという言葉を捧げたい…。そんな感じです。

BETAPACK『MZD EP - BROKEN HAZE』

そして、BETAPACKは、先日、コアメンバーのBROKEN HAZEによる国産車カルチャーをテーマにしたシリーズ第4弾『MZD EP - BROKEN HAZE』をリリース。元々のBROKEN HAZE節であった切ないメロディーを封印し、インダストリアルをモットーにBETAPACKは、これまでにも数々の良曲をリリースしていますが、今回は、実際のクルマの音などをサンプリングして加工するなどの細部にこだわった仕様になっています。

soundcloud.com

そんなEPの中での私の1番の推し曲は「RX-8」。ルーピーでインダストリアルな曲ですが、マシーン感のあるグルーヴは抜群に踊れる感じです。さらにちょっとマニアックな意見かもしれないですが、この曲のハイハットの鳴らし方がカッコ良くて、その鳴り方が非常にフロアフィールなのが私的にはツボ。

また先ほどルーピーと述べさせていただきましたが、ただ単に同じフレーズが延々ループするのではなく、キックの打ち方も4つ打ちパートだけでなく、三連符のハネるパートもあったり、BROKEN HAZE特有のリヴァーヴをうまく使ったアクセント的なワンショットもビートの多彩さを演出していて◎。

MZD

MZD

  • BROKEN HAZE
  • エレクトロニック
  • ¥450

リスニングでは、ジョギングなど有酸素運動系のフィットネスの時にテンションをあげてくれそうですし、テクノDJのセットにも十分ハマる感じが良いですね。

京都のDJ、Masahiko Takedaのプレイにも注目

なお、Floating Points京都公演では現地の実験電子音響シーンを長らく牽引してきたレーベル「shrine.jp」傘下のサブレーベル「MYTH」などからもリリースするトラックメイカー/DJのMasahiko Takedaも出演。彼はバンドVelveljinのメンバーでもあったりします。

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DJもドープですし、トラックも先述のMYTHからリリースされたDapaykのリミックスなどが渋センでコアなテクノ好きにおススメしたいです。さらに今月は新作EP『Radio Listening EP』もリリースされる模様。

soundcloud.com

”そうだ、京都行こう。”とはいかない現実を乗り越えて…

そんなわけで記事を執筆しているとさらに京都行きたい欲が高まりまくりで、某鉄道会社のキラーなパンチライン的フレーズ”そうだ、京都行こう。”が頭によぎって仕方ない状態です。なので、もし今夜、京都Metroに遊びに行かれる方は私の分まで楽しんでください。私は深夜にTwitterのTLを見て、妄想でもしようかなと思います。

以上、お後がよろしいようで。

Floating Points京都公演 at Kyoto Metroの詳細はこちらでどうぞ。


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