ミュージカル『ライオンキング』のような覆面でおなじみ、イギリスのプロデューサーのSBTRKT(サブトラクト)がChance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー)「All We Got」のRemixを公開していました。
“レペゼンシカゴ”な原曲を壮大なベースミュージック絵巻化
原曲は「All We Got」には、Chance The Rapperにとってはシカゴの先輩筋にあたるKanye West(カニエ・ウェスト)がプロデュースし、フィーチャリングゲストとして参加。さらに彼の地元の少年少女合唱団「Chicago Childrens Choir」もゲスト参加しているレペゼンシカゴといった感じの曲なのですが、このSBTRKTによるリミックスは原曲の感じも残しつつ、壮大なベースミュージック絵巻とでも言いたくなるようなスケールの大きいRemixになっています。
曲の前半からベーシーなビートとうまく処理された子供声サンプルのコンビネーションが良い感じなのですが、1:30くらいからのChance The Rapperのラップ部分の展開がめちゃ盛り上がります。そして注目は3分くらいからのサビ終わり。いきなり四つ打ち化してビートが疾走したかと思うとアーバンなブレイクという曲の運びが最高にかっこいい。ともかく展開作りのセンスが良すぎで”ウェルメイド”という言葉がぴったりなのではないでしょうか?
マルチプレイヤーぶりが炸裂
なお、SBTRKTのSoundCloudのキャプションによると”all instruments / live drums played by sbtrkt”とあることから全ての楽器パートの演奏は彼自ら行なっている模様。あのスケール感を1人で作り上げるマルチプレイヤーぶりはすごいなと。またラップのアカペラについては2016年末にChance The Rapperとそのマネージャーを通じて提供されていたそうです。
本気で秀逸なRemixなので、次のChance The RapperのアルバムにSBTRKTがプロデューサーとして参加してほしいなと思いました。本気で実現望む、願!!
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